
設計不具合クレーム予防⇒故障予測部品の事前交換実施⇒寿命と前兆候検出⇒加速試験で把握
設計不具合(クレーム・トラブル)予防(未然防止)の上手な進め方
不備・抽出抜けのない基本仕様の作成と故障予測法,加速試験実施法について簡単な演習を交えて分かりやすく解説する特別セミナー!!
~設計不具合起因クレーム予防(未然防止)では部品寿命と経過年数毎の信頼度(=故障確率)値および
前兆候を加速試験で事前把握し、機能喪失(故障)直前に適切交換実施できるサービス確立が肝心~
- 講師
伊豫部技術士事務所 所長 技術士・機械部門 伊豫部 将三 先生
富士重工業(株)に17年間勤務の後独立,150社以上で設計技術部門の業務改善の支援に従事
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
受講対象
本当にクレーム・トラブルを未然防止したいと考えている
開発・設計部門,品質保証部門の担当者・リーダー・管理の方
予備知識
特になし
セミナーのポイント
◎設計不具合クレーム予防(未然防止)とは ◎予防(未然防止)では不具合前部品交換が基本
◎寿命・信頼度把握は加速試験が大切 ◎機械製品不具合の80%は6原因
◎電気制御・実装系不具合の90%は7原因 ◎10倍加速では期間が10分の1へ短縮
◎100倍加速では期間が100分の1へ短縮 ◎基本仕様へ目標寿命値を事前設定する
◎基本仕様へ目標信頼度値を事前設定する ◎試作品設計時点で故障予測を実施
◎寿命値確認は不具合要因13項目で実施 ◎信頼度値確認は不具合要因13項目で実施
講師の言葉
あなたの所では、クレーム対策費が毎年売上金額の2%を超え努力しているのに減らせず、困ってはいませんか? またクレーム対策等で設計不具合による技術部門の手戻りが多く、担当者の開発や設計時間が中々確保できず困っては いませんか? 他にクレーム原因の技術部門が占める割合は70%を占め、中々減らせず困っていませんか? これらには、 製造業各社技術部門で共通した現状実態があります。 そこで本セミナーでは、「設計不具合クレーム・トラブル予防(未然防止)⇒ 不具合前兆候確認部品交換実施 ⇒ 寿命・ 経過年数毎の信頼度および不具合前兆候事前把握 ⇒ 該当部品故障予測で加速試験実施」の観点で、不備・抽出抜けの ない基本仕様の作成と故障予測法および加速試験実施法まで分かり易く簡単な演習を交えるセミナーを企画いたしました。 そのため開発や設計不具合結果としてのクレームを予防(未然防止)には、必要な商品企画着手時の仕様書作成で要求機能、 性能、特性、目標設計条件設定時の評価、判断基準となる達成すべき目標寿命と信頼度値が重要となります。 クレーム予防(未然防止)では、基本仕様と計画図・構想図に基づく試作品設計時点で故障予測しながら寿命と経過年数毎の 信頼度把握を加速試験できちんと行う取り組みが大切となります。 今回セミナーでは、基本仕様作成着手時点から試作と検証着手時点で故障予測しながら加速試験の取り組み法でクレーム予防 (未然防止)に必要な進め方を、更に分解して判り易くご紹介致します。 開発・設計部門以外の生産準備に携わる生産技術部門、調達・購買部門、製造部門、品質保証部門、アフターサービス部門、 営業部門、商品企画部門、販売代理店部門等の関係者が、製品企画段階から基本仕様作成等にどう関わるべきか? についても、 併せて今回解説の中でご紹介致します。 本当にクレームを予防(未然防止)したいと考えておられる開発・設計部門の担当者、 リーダー、管理者の方達に、是非ご参加頂きたいセミナーです。 また本セミナーでは、参加者さまへテキストと一緒に51の製品事例入り基本仕様EXCELL-DATAと故障予測EXCELL-DATAを CD-ROMで配布致します。是非ご活用下さい。
プログラム
1・設計不具合クレーム・トラブル予防(未然防止)方法とは 1-(1)不具合発生直前迄に当該部品交換実施が、対応原則 1-(2)交換時期決定では、不具合前兆候と寿命・信頼度の事前把握が必須要件 1-(3)寿命と信頼度値の把握では、加速試験実施で対応可能 2・仕様書で目標寿命と確保すべき信頼度値の設定方法 2-(1)無償補償寿命期間の目標寿命と確保すべき信頼度値は 2-(2)耐久寿命保証期間の目標寿命と確保すべき信頼度値は 2-(3)安全寿命保証期間の目標寿命と確保すべき信頼度値は 2-(4)目標寿命と確保すべき信頼度値設定法の演習 3・設計不具合クレーム・トラブル予防(未然防止)の予測方法 3-(1)機械製品・装置系不具合原因の80%は、下記6項目 ①「振動・衝撃劣化」、 ②「疲労劣化」、 ③「腐食劣化」、 ④「摩擦・摩耗劣化」、 ⑤「揺動・ねじり劣化」、 ⑥「熱衝撃劣化」、 3-(2)装置制御・実装系不具合原因の約90%は、下記7項目 ①「落雷・高圧サージ電圧損傷」、 ②「水滴付着繰返し絶縁劣化短絡」、 ③「静電気放電発火・引火焼損」、 ④「電磁ノイズ誘導誤作動」、 ⑤「過負荷発熱焼損」、 ⑥「部品ワイヤ断線」、 ⑦「膨張収縮はんだ剥離で機能停止」 3-(3)機械製品・装置系の不具合予測演習 3-(4)装置制御・実装系の不具合予測演習 4・部品寿命・信頼度値と不具合前兆候把握に必要な加速試験方法 4-(1)加熱(試験環境温度の上昇)で劣化を加速する試験方法 4-(2)負荷で劣化を加速する試験方法 4-(3)その他の手段で劣化を加速する試験方法
講師紹介
富士重工業㈱生産技術部門へ17年間勤務後、1974年(昭和49年)伊豫部技術士事務所を開設、工場生産合理化・IE改善業務 技術開発・製品設計部門・生産技術部門改善等のコンサルタントとして海外企業の指導経験も豊富。 現在まで機械・電機製品メーカをはじめ150社以上の技術部門で技術系社員教育や設計業務改善支援に従事し、現在も 現役として活躍中。 主な著書に「設計の経験則101」、「設計者の心得と実務101」、「設計のマネジメント101」、「設計の基本仕様51」、 「設計の故障解析51」、「設計の凡ミス退治101」、「設計のムダ退治101」など多数。 これら著書をテキストとする社員教育とセミナー参加者は3万人を超える。