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ChatGPTなどの生成AI活用法も交えて実践的に解説!!

特許明細書効率的読み方特許明細書つくり方

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オープンセミナー WEB受講

エレクトロニクスコンサルティング化学医薬機械特許・知財戦略食品・化粧品

目的に応じた発明のポイントを効率的に正確に理解できる読み方のコツ,効率的特許調査,自社技術の他社特許の侵害判断などにおける基本的な知識,特許の抜け道(新しいアイデア、発明に繋がる考え),強い特許明細書をつくるための発明の本質・先行技術との対比,外部弁理士が書いた「特許明細書」を的確にチェック・評価するポイントについて,ChatGPTなどの生成AIの活用法も交え,分かりやすく解説する特別セミナー!!

講師

よろず知財戦略コンサルティング 代表 医学博士 萬 秀憲 先生

花王(株),大王製紙(株)執行役員知的財産部長を経て現在に至る

講師紹介

日時
2024/12/12(木) 10:00〜16:00
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円

テキスト
PDF資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式

WEB受講のみ

 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。

受講対象

研究開発部門、技術開発部門などで特許調査、発明創出などに携わっている方
初級~中級

予備知識

特許に関する初歩的な知識

習得知識

1)特許を読む目的に応じて、発明のポイントを効率的に正確に理解できる読み方のコツがわかる
2)特許調査を効率的にできるようになる
3)自社技術の他社特許の侵害判断などにおける基本的な知識を習得できる
4)特許の抜け道が見えてきて、新しいアイデア、発明に繋がる
5)強い特許明細書をつくるための発明の本質の把握、先行技術との対比ができるようになる
6)強い特許明細書をつくる発明提案書作成のポイント、外部弁理士が書いた「特許明細書」を的確にチェック・評価するポイントがわかる

講師の言葉

 特許の読み方は、特許を読む目的によって異なります。目的に応じて、効率よくかつ適切に特許を読めるようになることが重要です。この目的に応じて効率よくかつ適切に特許を読める能力を身につけるには、本来はかなりの時間を要しますが、本講座では、短時間で習得できる読み方のコツを紹介します。
 また、強い特許明細書をつくるためには、発明の本質の把握、先行技術との対比が大切です。本講座では、強い特許明細書をつくる発明提案書作成のポイント、外部弁理士が書いた「特許明細書」を的確にチェック・評価し強い特許を取得することができるようになるためのノウハウについて解説します。
 さらに、ChatGPTなどの生成AIの「効率的な特許の読み方、発明提案書作成など」への活用についても最新の状況を解説します。

プログラム

1.特許明細書の効率的な読み方
1-1.特許明細書の効率的な読み方の基本
 1-1-1.発明とは
 1-1-2.特許要件
 1-1-3.公報の種類
 1-1-4.特許出願に必要な書類 5 種類
 1-1-5.「発明の本質」を考える重要性
1-2.特許を読む
 1-2-1.特にしっかりと読む必要がある部分
 1-2-2.【特許請求の範囲】と【課題を解決するための手段】
 1-2-3.【発明が解決しようとする課題】と【発明の効果】
 1-2-4.【発明を実施するための形態】と【実施例】
 1-2-5.【実施例】、【比較例】、【参考例】、【試験例】の違い
 1-2-6.読み方を考える(速度を上げる、正しく読む)
1-3.特許を読む目的と目的に応じた効率的な特許の読み方
 1-3-1.発明のヒントを見つける
 1-3-2.自社技術を特許化し得るかを検討する
 1-3-3.自社ビジネスが他社特許権を侵害しないか検討する
 1-3-4.邪魔な他社特許が無効化できないか検討する
 1-3-5.他社特許、特許網の弱点を見つける
 1-3-6.他社特許出願を参考にした対抗出願を検討する
 1-3-7.他社特許パテントポートフォリオを作成する
 1-3-8.IPランドスケープに利用する
1-4 生成AIの「効率的な特許の読み方」への活用

 

 

2.強い特許明細書のつくり方
2-1.強い特許明細書とは?
 2-1-1.発明の本質の把握が大切
 2-1-2.先行技術との対比が大切
 2-1-3.取得したい権利範囲と取得できると考える権利範囲
2-2.強い特許明細書をつくる発明提案書作成のポイント
 2-2-1.発明(提案したい技術)の本質を把握し、取得したい権利範囲を想定していること
 2-2-2.発明(提案したい技術)が従来知られていない技術で先行技術と構成の差があること
 2-2-3.発明は「課題」「作用効果」「構成」がセット
 2-2-4.先行技術と構成の(微)差があれば、「課題」「作用効果」の違いの説明の仕方が鍵
 2-2-5.発明の名称、技術分野の考え方
 2-2-6.発明の背景技術、従来技術、先行技術文献の説明の仕方
 2-2-7.発明の概要の説明の仕方
 2-2-8.発明のポイント、発明が解決しようとする課題、課題を解決するための手段、発明の効果の説明の仕方
 2-2-9.発明を実施するための形態、実施例の説明の仕方
 2-2-10.図面の説明の仕方
 2-2-11.産業上の利用可能性の説明の仕方
 2-2-12.会社の事業戦略上、R&D戦略上の位置付けの説明の仕方
 2-2-13.知財部、外部弁理士への説明の仕方
2-3.強い特許を取得するための特許明細書等のチェックポイント
 2-3-1.特許請求の範囲(クレーム)のチェック
 2-3-2.明細書のチェック
 2-3-3.知財部、外部弁理士とのコミュニケ―ションの取り方
2-4 生成AIの「発明提案書作成など」への活用

 

 

質疑・応答

略歴

花王(株)にて医薬部外品、化粧品等の商品開発に従事。大王製紙(株)にて家庭紙製品の商品開発に従事、知的財産部門を立上げ、執行役員知的財産部長などを務めた。退職後、よろず知財戦略コンサルティング代表、現在に至る。
日本知的財産協会 特許委員会小委員長,ライセンス委員会委員、紙パルプ技術協会特許委員会委員、ナノセルロースフォーラム知財戦略ワーキンググループ委員などを歴任。
社内の通常業務として審査官、審判官との面接審査を多数実施すると共に、特許庁審判官、審査官らと下記のような様々な交流を行った。

・2005年~2019年、大王製紙(株)において、会社と特許庁審査部との意見交換会を毎年実施。
・2006年~2019年、紙パルプ技術協会特許委員会へ参加し、業界と特許庁との意見交換会、特許セミナー等を毎年実施。
・2010年~2012年、日本知的財産協会特許委員会と特許庁、裁判所との意見交換会に参加。同委員会からの派遣で、特許庁審査官の中堅研修、特許庁審判部「審判実務者研究会」(当初は「進歩性検討会」)等に参加。
・2021年から、知財ガバナンス研究会サポーター(知財・無形資産専門調査・コンサルティング会社等分科会メンバー、知財・無形資産経営分科会アドバイザー)
・2021年から、知財AI活用研究会に参加(R&D知財AIシステムDeskbeeを利用したSDI調査の有用性検討、ChatGPT検討)

著作

「適正な知財コストの考え方と権利化、維持、放棄の決め方」(分担執筆;第5章 保有特許の価値評価、ポートフォリオ管理と適正な知財コストの考え方◇第1節 適正な知財投資の考え方と保有特許の価値評価、ポートフォリオ管理の仕方)、株式会社技術情報協会、2024

「研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方」(分担執筆;第5章 R&D部門と知財部との連携によるスムーズなテーマ推進、権利化の取り組み◇第1節 研究開発部門、知財部門の連携によるR&Dテーマの発掘)、株式会社技術情報協会、2022

「費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方」(分担執筆;第6章 外国特許出願/ノウハウ秘匿の選択基準    第1節 外国への特許出願/ノウハウ保護のメリットとデメリット)、株式会社技術情報協会、2022 など多数