
危険性評価を効率的に行うための
化学プロセスにおける危険性評価と得られたデータの解釈
熱分析、引火点、発火点を中心に手法による危険性評価結果の違い、
および事故事例・評価事例を交えたデータの見方について解説する特別セミナー!!
- 講師
日本カーリット株式会社 赤城工場 危険性評価試験所 課長 鈴木 康弘 先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:43,200円 同時複数人数申込みの場合 1名:37,800円
- テキスト
受講概要
予備知識
一般的な危険物に関する知識
習得知識
危険性評価における熱分析チャートの各種パターンや引火点・発火点の測定原理と測定値の意味が理解できると考えます。 1) 熱的データの取得と結果の解釈 2) 引火点・発火点の測定原理と測定値の意味
講師の言葉
燃焼性や爆発性など危険性を評価する手法には様々な種類が存在するが、同じ物質で試験を行ってもその結果は手法毎に 異なる場合がある。危険性の評価を効果的に行うためには、目的に沿った試験を実施しなければならないが、結果の解釈 次第で過大評価、あるいは過小評価してしまいかねない。 本セミナーでは、熱分析、引火点、発火点を中心に手法の違いによる結果の違いは何に由来するかを説明すると共に、 事故事例・評価事例を紹介しながらデータの見方について解説する。
プログラム
はじめに. ・危険性評価と安全性評価 ・各段階での危険情報の把握 ・これって危険な物と思いますか? 1.物質危険性とプロセス危険性 ・危険性評価試験の一般的フロー ・プロセス危険性の評価ポイント 2.熱的データの取得と結果の解釈 ・スクリーニング試験 ・DSC(DTA)チャートで見るべき部分 ・TG-DTAの各種パターン ・DSC結果から危険性の推測 ・DSCにおける発熱開始温度とは? ・熱的評価(安定性)の試験 ・ARC試験(加速速度熱量計) ・実施例 3.引火点 ・引火点の概念 ・各種引火点試験器 ・引火点と爆発限界 ・限界酸素濃度 4.発火点 ・発火点の概念 ・熱収支の基礎と熱発火理論 ・容積と表面積 ・自己発熱性と自己反応性 5.事故事例と危険性評価 ・事故事例(合成反応中の事故事例) ・評価事例(RDFの熱的危険性評価) ・合成反応時の危険性評価(例)
講師紹介
略歴: 昭和62年4月 日本カーリット株式会社入社、危険性評価試験担当 平成3年4月より1年間 法政大学大学院研究員 工学部機械工学科・化学機械教室において危険性評価手法について研究 その後、赤城工場製造課、赤城工場技術課を経て平成16年4月より現職 平成20年4月~ 群馬工業高等専門学校物質工学科非常勤講師(安全工学担当) 所属学会・協会:火薬学会、安全工学会、日本化学会、全国火薬類保安協会(登録講師)