
デバイス・アプリケーション開発に役立てるための
ウェアラブルセンシングの基礎とデバイス・アプリケーション開発および今後の展望
ウェアラブルセンシングの基礎から、各種センサとセンシング技術、通信・ネットワーク技術、アプリケーションシステム構築技術、
デバイス・アプリケーション開発に向けた応用まで具体例・研究開発事例を取り上げて解説する特別セミナー!!
- 講師
横浜国立大学 未来情報通信医療社会基盤センター
准教授 博士(環境学),Ph.D 杉本 千佳 先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
特に必要としないが、情報通信技術に関する基礎知識があることが望ましい。
習得知識
1) ウェアラブルセンシング技術 2) ウェアラブルデバイスの研究開発動向と研究開発技術 3) ウェアラブルデバイスを用いたアプリケーションシステム構築技術
講師の言葉
新しい需要を喚起するデジタル機器として、ウェアラブルデバイスが注目を浴びています。 通信機能を備えたウェアラブルデバイスは、IoT(Internet of Things)の発展とともに、様々な用途に 活用できる可能性を秘めたものとして、医療やヘルスケア、スポーツ、エンターテイメント、自動車、 農業など多くの分野で期待が高まっています。 本セミナーでは、ウェアラブルセンシングの基礎から始め、ウェアラブルセンシングを可能とする各種センサと センシング技術、通信・ネットワーク技術、アプリケーションシステム構築技術について解説し、 ウェアラブルセンシングの基本からデバイス・アプリケーション開発に向けた応用まで、一貫して理解し 習得できるように構成しました。多種多様な機能を小型のウェアラブルデバイスに収める技術、 アプリケーションシステムを構築する技術は、成熟してきた多くの技術を統合しています。 具体的な最新のデバイスやセンシング技術、研究開発事例を取り上げながら、基本技術から最新技術までを学びます。
プログラム
1.ウェアラブルセンシングの基礎 (1)「ウェアラブル」の背景 -今ホットな訳は?これまでの状況と現在の動向- (2)ウェアラブルによるセンシング対象と要求ニーズ (3)ウェアラブルセンシングの構成要素技術
2.ウェアラブルセンシング技術 -小型生体センサとセンシング手法 -計測原理、基本構造、データ種類、精度- (1)生体情報センシング (1-1)ウェアラブルデバイスの基本構成 (1-2)生体情報計測手法の基礎 (1-3)ウェアラブル生体センサの計測原理と基本構造、信号処理法、データ活用 心電計、脈波センサ、血流量センサ、温度センサ、血圧計、パルスオキシメータ、脳波センサ、 眼電位センサ/眼球運動センサ、血糖センサ、等 (2)行動情報センシング (2-1)行動情報取得センサと測定項目 (2-2)ウェアラブル行動センサの計測原理と基本構造、信号処理法、データ活用 加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、気圧センサ、測位測距センサ(GPS、超音波センサ、等)、等
3.ウェアラブルセンシングのための通信・ネットワーク技術 (1)ウェアラブルにおけるデータ通信手法 (2)近距離無線通信技術 (3)ボディエリアネットワーク(BAN)技術 (4)クラウド連携のためのネットワーク構成
4.ウェアラブルデバイス開発への応用 (1)ウェアラブルデバイス用モジュール (2)ウェアラブルデバイスの実装技術 (3)ウェアラブルデバイスでのデータ処理・圧縮・表示 (4)ウェアラブルデバイスのヒューマンインタフェース (5)ウェアラブルデバイスの機能とユーザビリティ
5.アプリケーションシステム構築技術 (1)アプリケーションシステム構成 (2)アプリケーション開発ツール (3)アプリケーションシステムにおけるデータ処理・蓄積・活用法
6. 応用事例と将来展望 (1)医療・ヘルスケア分野への応用 (2)スポーツ・フィットネス分野への応用 (3)自動車分野への応用 (4)産業・業務用分野への応用
7.まとめ 今後ウェアラブルに求められるもの、課題
講師紹介
《略歴》 東京大学 工学部計数工学科卒業 東京大学大学院 新領域創成科学研究科博士課程修了 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 助手,助教 横浜国立大学大学院 工学研究院 准教授 横浜国立大学 未来情報通信医療社会基盤センター 准教授(現職)
《所属学会》 IEEE 電子情報通信学会 (ヘルスケア・医療情報通信技術研究会専門委員、高信頼制御通信研究会専門委員、情報の認知と行動研究会専門委員) 計測自動制御学会(スマートセンシングシステム部会運営委員) 人間情報学会(理事)