
自動車および自動車部品の開発に関わる方のための
自動車の先進安全技術と自動運転への技術的展望
まず,衝突安全・予防安全技術とこれに使われるセンサ・電子システムの動作原理・設計思想・実装について
次に先進安全技術とレンジセンサ・画像センサおよび運転支援システムについて
さらに自動運転技術等の今後の展望について解説する特別セミナー!!
- 講師
(株)デンソー 技術開発センター 技術系人づくり推進室 担当部長 手操 能彦先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
ビデオを多用してわかりやすく解説します.予備知識は特に必要ありません.
習得知識
1.自動車の安全システムの考え方
2.安全システムの設計思想
3.衝突安全,予防安全,先進安全,運転支援システムの知識
4.自動車の安全システムの今後に対する展望
講師の言葉
近年,自動運転を嚆矢として自動車の安全技術の進歩は目覚しいものがあります。言わば安全技術が主導してクルマの 知能化を牽引しているとも言えます。 そこで,自動車の安全を支える様々な安全技術を紹介し,これに使われるセンサ,電子システムについてその動作原理, 設計思想を解説します。 まずは,従来の安全技術である衝突安全,予防安全技術について紹介し,センサ,システムの進化,設計思想, 実装について詳しく解説します。 次いで,最近進化が著しい先進安全技術を紹介,レーダ等のレンジセンサ, 画像センサを解説してから,通常運転時に働く運転支援システムとセンサについて解説します。 最後に,自動運転技術等,今後の展望について述べます。
プログラム
1.はじめに (1)自己紹介 (2)自動車の安全とは (3)いつもの安心,もしもの安全
2.もしもの安全: 従来の安全技術 (1)エアバッグシステム (2)ABS,TCS,ESC (3)安全システムの設計思想と実装
3.もしもの安全: 先進安全技術 (1)ACC,プリクラッシュ (2)車線逸脱警報 (3)ミリ波レーダ (4)レーザーレーダ (5)画像センサ
4.いつもの安心 (1)直接視界支援: AHB (2)間接視界支援: ナイトビジョン (3)標識認識 (4)インフラ協調システム (5)駐車支援システム (6)大画面HUD (7)ドライバーステータスモニタ 5.今後の展望 (1)システムの進化,大規模化への対応 (2)自動運転への展望 (3)自動運転の課題
講師紹介
1983年金沢大学大学院修士課程修了.同年 (株)デンソー入社, (株)日本自動車部品総合研究所に出向し,ステレオビジョン, 自動騒音源探査ロボット等,自動制御,ディジタル信号処理分野での 研究に従事. 1988年よりデンソーに戻り,エアバッグセンシングシステムの開発, 2002年よりプリクラッシュ,ACC等の先進安全システムの開発, 2006年より情報と安全を融合した運転支援システムの企画,開発. 2010年より全社研究開発リソーセスの企画. 2013年より現職,技術系人材育成に従事.
(株)デンソー 技術開発センター 技術系人づくり推進室 担当部長 計測自動制御学会,日本機械学会会員. 金沢大学,金沢工業大学非常勤講師.
著書 図解カーエレクトロニクス(上)システム編 共著 日経BP社 2010年 図解カーエレクトロニクス(下)要素技術編 共著 日経BP社 2010年 「最新」車載用センサ/カメラ技術全集 共著 技術情報協会 2005年