
スプレードライヤの運転安定化・適正化のための
スプレードライヤ(噴霧乾燥機)の基礎と実践
噴霧乾燥の基礎から、噴霧乾燥機の種類・関連プロセス・運転管理・能力評価、品質管理、トラブル事例まで、
化学工学的なアプローチでわかりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
吉田技術士事務所 吉田 照男 先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
多少のスプレードライの実務経験 実験機、生産機の規模は問わない
習得知識
スプレードライの化学工学的解析の一端を習得でき 実験設備や生産規模のスプレードライヤの運転管理に 自信が付く
講師の言葉
スプレードライ法は液体から粉体を直接製造する方法としては90年位前から ヨーロッパでミルクの乾燥に使われ発展した技術である。 これまでの技術開発 は経験の積み重ねで発達してきた。講師は化学工学的な視点から技術解析を行い 工場規模の設備の運転の安定化を試みた。その結果、乾燥操作は数ある単位操作 の中でも化学工学的な解析が適用できる部分が多い事が判った。 本セミナーでは この化学工学的なアプローチで生産プラント規模の運転の安定化、適正化の実務 経験の一端を披露したい。
プログラム
1.噴霧乾燥の特徴
1.1.噴霧乾燥の歴史
1.2.噴霧乾燥法の特徴
1.3.噴霧乾燥機の応用
2.噴霧方式の種類
2.1.回転円盤
2.2.圧力ノズル
2.3.二流体ノズル
2.4.流体ノズル
2.5.噴霧方式と製品粒子径
2.6.液滴の乾燥状態
3.噴霧乾燥機の種類
3.1.ベイシックプラントとツーステージプラント
3.2.ストレートステージプラント
(ツーステージ:CDPコンパクト化,CDIコンパクト化と微粉回収)(微粉回収システム付き)
3.3.マルチステージプラント
3.4.特殊噴霧乾燥機(多段噴霧、クローズドシステム等)
4.乾燥熱風の流し方
4.1.コカレント(並流型)
4.2.カウンターカレント(向流型)
4.3.混合型
4.4.熱風の整流
5.噴霧乾燥塔の種類
5.1.ディスクタイプ
5.2.圧力ノズルタイプ
5.3.横型
5.4.噴霧乾燥塔の塔径と塔長
5.5.溶融噴霧造粒
6.噴霧乾燥機関連プロセス
6.1.原料貯蔵
6.2.原料液濃縮
6.3.原料液調合
6.4.原料液殺菌/乳化
6.5.製品粉末回収
6.6.環境対策(集塵、廃水処理)
6.7.運転事例
6.8.装置の分解洗浄
7.噴霧乾燥機の運転管理
7.1.製品粒子径管理
7.2.熱風温度、排気温度、湿度管理
7.3.装置内付着対策
7.4.温湿度、環境管理
7.5.放熱ロスの試算例
8.噴霧乾燥の賦形剤
8.1.噴霧乾燥に用いる賦形剤
8.2.フレーバー保存の工夫
9.品質管理
9.1.粉体物性の測定
9.2.作業環境管理
10.噴霧乾燥装置の能力評価
10.1.装置能力評価
10.2.スケールアップと問題点
11.トラブル事例
11.1.圧力ノズル型の熱風整流不良
11.2.温湿度管理不良
講師紹介
1966年 横浜国立大学工学部機械工学科卒業 1996年 日本粉体工業技術協会 造粒分科会幹事 現在は幹事会のオブザーバー 2000年5月 味の素株式会社定年退職 2000年7月 吉田技術士事務所開設 造粒技術、粉未乾燥技術に関するセミナー講師 粉体取り扱い技術関連の執筆 著書:図解 食品加工プロセス(森北出版) はじめての食品加工技術(工業調査会) その他共著本約10冊 企業への技術コンサルタント(大手企業3社、官庁等)