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接着の長期信頼性保証のための

接着劣化のメカニズムと評価のポイント、長期寿命予測法、設計基準、安全率の定量化法および耐久性のトラブル事例(実践編)

接着劣化のメカニズムと評価のポイント、長期寿命予測法、設計基準、安全率の定量化法および
             耐久性のトラブル事例とノウハウを分かりやすく解説する特別セミナー!!

講師

(株)原賀接着技術コンサルタント 
  専務取締役 首席コンサルタント 工学博士 原賀 康介先生
   三菱電機(株)研究所にて入社以来接着接合技術の研究・開発に従事,主席技師長等を経て2012年退職,独立。
   40年間機器組立に接着剤を活用し高信頼性接着技術を構築してきた接着の耐久・信頼性の第一人者

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
★10月2日接着(基礎)セミナーと併せて同じ人が2日間受講される場合
   http://thplan-test.uh-oh.jp/seminars/6563/ からお申込み下さい。
    1名:74,520円 同時複数人数申込みの場合 1名:66,960円
*中小企業従業員で、事前の申請が中小企業庁に認可採択されると、
  受講料等費用の2/3が補助されるセミナーです
テキスト

受講概要

受講対象

 接着に関する基礎的知識をお持ちで、耐久性で困っておられる技術者

予備知識

 接着の基礎知識

習得知識

 1)劣化のメカニズム
 2)耐久性評価試験のポイント
 3)長期耐久性の寿命予測法
 4)接着の設計基準
 5)耐用年数経過後の安全率の定量化法
 6)信頼性,耐久性,寿命,安全率のトラブル事例

補助金対象講座

 このセミナーは中小企業庁の「ものづくり小規模事業者等人材育成事業」の指定講座につき、
 中小企業の方には受講料の2/3,交通費の2/3,宿泊費の2/3の補助金が支給されます。 
 詳細は下記URLにてご確認願います。
 指定講習会受講希望者の方へ
 事務局ホームページ
 http://www.mstc.or.jp/jinzai/jyuko.html
 (一財)製造科学技術センター ものづくり人材育成事業部 TEL. 03-3500-4891
※)中小企業庁の「ものづくり小規模事業者等人材育成事業」の指定講座の受講に関する補助金申請受付けは、
  中小企業庁により9月17日で締め切られました。

講師の言葉

 接着接合は部品組立における重要な要素技術であるが、長期耐久性を正確に予測する方法は確立されておらず、
接着接合を製品に適用する際、「何年もつか」ということが常に議論される。「実際に使ってみなければわからない」と
いうあいまいな状態で接着接合を採用するわけにはいかない。接着接合物の安全性、信頼性を保障できるデータ的な
「裏付け」としっかりとしたストーリー が必要である。
 講師はまさに接着接合を製品に適用するための安全性、信頼性の「裏付け屋」的立場で、これまでに各種の環境や
応力に対する耐久性評価や長期耐久性予測、耐久性を向上させるための方法について検討し、これらの蓄積を
ベースとして接着の信頼性保証ストーリーを構築してきた接着の耐久性、信頼性の第 一人者である。
 本セミナーでは、接着接合物の長期信頼性保証のために必要な、劣化のメカニズムと評価のポイント、長期接着耐久性の
寿命予測法、多大な評価試験なしで接着の適否を判断するための接着の設計基準、最適設計を行うための耐用年数
経過後の安全率の定量化法を、講師がこれまでに行ってきた豊富なデータに基づいてわかりやすく紹介するとともに、
信頼性、耐久性、寿命、安全率に関連するトラブル事例を説明します。
 このセミナーは、12年間にわたって、一貫して「接着不良の未然防止と接着信頼性の向上」を目的としてきた
「接着剤を使う立場からの」他に類のないセミナーで、モノづくりに接着を使用する機器製造企業の技術者は勿論、
接着剤メーカーの技術者にも好評を博してきました。

プログラム

1.接着劣化のメカニズムと評価のポイント
 (1)劣化のメカニズム
  ①熱劣化
  ②ヒートサイクル 
  ③水分劣化
  ④クリープ
 (2)接着耐久性に影響を及ぼす諸因子
  ①水分劣化における接着部の形状・寸法
  ②水分劣化による致命的劣化と非致命的劣化の区分法(乾燥可逆性)
  ③応力と水分の複合作用
 (3)耐久性の定量評価における評価条件の最適化法
  ①ヒートサイクル試験条件の最適化法
  ②熱劣化試験条件の最適化法
2.接着耐久性の長期寿命予測法
 (1)熱劣化
 (2)水分劣化
 (3)屋外暴露劣化
 (4)クリープ耐久性
 (5)疲労耐久性
3.接着の設計基準
 (1)設計基準の必要性
 (2)設計基準強度と設計許容強度
 (3)設計基準強度(接着の実力強度)に影響する因子
 (4)設計基準強度(接着の実力強度)を求める
 (5)設計許容強度を求める
 (6)設計基準強度と設計許容強度(まとめ)
4.耐用年数経過後の安全率の尤度の定量化法
 (従来法を改良してより使いやすくなった改良法を説明する)
 (1)許容不良率、変動係数、実効接着強度、安全率
 (2)評価の手順
 (3)安全率の尤度の算出法
 (4)算出事例
 (5)安全率の尤度の再配分
5.信頼性、耐久性、寿命、安全率のトラブル事例
 (1)ばらつきを考慮せず平均値で設計した
 (2)乾燥による強度回復性を考慮しないで接着剤を選定した
 (3)クリープが加わっている状態に気がつかなかった
 (4)試験片と製品の接着部の形状・寸法の違いを考慮しなかった
 (5)疲労強度を間違った
 (6)引張り剪断試験で結果を見誤った  など