研究開発に役立てるための
EV化問題となる各種ノイズ対策技術
【WEB受講(Zoomセミナー)

EVの振動騒音概要,具体的な振動騒音対策,振動騒音に対する基本的な考え方,今後必要となって来るであろう騒音対策について,豊富な経験に基づき,実践的に分かりやすく解説する特別セミナー!!
講師
群馬大学大学院理工学府 非常勤講師兼研究員 工学博士 松村 修二 先生
元 富士重工業(株)
日時
2023/11/8(水)13:00〜16:30
会場

※本セミナーはWEB受講のみとなります。

会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円
テキスト
講師
群馬大学大学院理工学府 非常勤講師兼研究員 工学博士 松村 修二 先生
元 富士重工業(株)
日時
2023/11/8(水)13:00〜16:30
会場

※本セミナーはWEB受講のみとなります。

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受講料 (消費税率10%込)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円
テキスト
受講形式
WEB受講のみ
 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。

テキスト
PDF資料(受講料に含む)


受講対象
自動車関連(特に振動騒音)の技術者、管理者、経営者
レベルは問わない

予備知識
特にはありません。
振動騒音の基礎式等を理解していると分かりやすいと思います。

習得知識
1)EVの振動騒音概要把握
2)具体的な振動騒音対策技術
3)振動騒音に対する基本的な考え方
4)今後必要となって来るであろう騒音対策


講師の言葉
 従来のガソリン車はエンジン音や排気音が主な騒音であったがEVではそれらの騒音がなくなり静粛性に優れていると言われている。しかしガソリン車ではマスキングされていた騒音が、EVでは目立つようになってきた。EVの騒音要因は第一位ロードノイズ、第二位が低級ノイズ(ガタやキシミなど)、第三位がEV特有のモータ音等である。
 また年々厳しくなる車外音規制はEVでは有利になると思われていたが車外騒音の要因の一つにタイヤ騒音が有り、Phase3ではタイヤ騒音だけでも規制値をクリアするのが難しくなっている。(車外騒音規制はPhase1~Phase3まで段階的に実施されPhase3は2024年からとなっている。)
 本講演ではEVの振動騒音現象の概要を説明し、主な要因となっている振動騒音の対策事例を紹介する。また今後問題となって来るであろう車外騒音規制についても言及する。

プログラム

1.ガソリン車と共通するEVの主な振動騒音現象
1.1 主な振動騒音源
1.2 路面およびタイヤに起因する現象
1.3 駆動系に起因する現象
1.4 風切り音
1.5 その他の現象

2.EV特有の振動騒音
2.1 モータ音
2.2 インバータから出る騒音
2.3 リレー等のスイッチング音
2.4 冷却ファン騒音
2.5 その他

3.ガソリン車とEVの車内騒音比較
3.1 ガソリン車とEVの騒音要因
3.2 一定速と加速時の車内音

4.EVでも厳しい車外音規制強化の動き
4.1 Phase1~Phase3までの段階的実施
4.2 新加速騒音試験概要
4.3 タイヤ単体騒音とタイヤノイズメカニズム

5.EV騒音の主要因であるロードノイズ対策事例
5.1 ホイール振動特性
5.2 取付け部剛性Upによる改善例
5.3 車体パネルの積層制振防音構造

6.間違い易い音響知識
6.1 音圧分布と粒子速度分布
6.2 遮音の注意点=コインシデンス効果

7.間違い易い振動知識
7.1 波長と制振効果
7.2 質量付加と制振効果
7.3 パネル剛性アップと制振効果
7.4 振動の遮断

講師紹介
略歴
1975年 富士重工業(株)入社。
振動騒音研究実験に従事。その後スバル技術研究所にてCAEの開発を行う。2006年 富士重工業(株)を退職。群馬大学客員教授就任。群馬大学では自動車工学、振動騒音解析等の講義を担当。流体解析や振動騒音解析の共同研究。群馬大学次世代EV研究会を設立し、幹事に就任。2020年 客員教授を退任し非常勤講師兼研究員就任。
著作
「EVの教科書」
「一から作る電気自動車の設計」
「衝撃波ハンドブック」(一部)
「大車林」(一部)
「次世代自動車と部品・材料技術」(一部)
所属学会・協会
自動車技術会
電気自動車普及協会