官能評価の計画,評価手法・計画方法の基本的性質・選定のコツ,統計検定の性質と使うためのノウハウ,においを中心とした官能評価で出来ることについて,豊富な経験に基づき,事例を交え分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
摂南大学理工学部 准教授 博士(工学) 竹村 明久 先生
- 日時
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 テキスト PDF資料(受講料に含む) 受講対象 制限なし、初心者・初学者の方向けの解説です 予備知識 特に必要ありません 習得知識 1)官能評価の計画における考え方 2)評価手法や計画方法の基本的性質や選定のコツ 3)統計検定の性質と使うための考え方 4)においを中心とした官能評価で出来ること 等 講師の言葉 官能評価をやってみたいが何に気を付ければよいのかわからない、やろうとしたけれど決められないことがある、少しやってみたもののうまくまとめられなかったなど、お困りの方が「なるほどそれならやってみよう」とか「それならやれそうだ」となって頂けるような、気を付けたい点や選定基準となるさまざまなポイントの基礎的な情報、パネルサイズや統計処理上の考え方などをできるだけ平易にお伝えします。 素朴な疑問にも具体的な業務上のお困りごとに関するご質問にもできる限り有意義な回答ができるよう努めますので、たくさんご質問頂けることに期待しています。 これまでの研究経歴における大半の経験値がにおい評価ですので、においの官能評価については様々なご興味やご質問にお応えできると考えますが、その他の感覚についてもいくらかの知識と経験がございますので対応できることもあると思います。
プログラム
1.官能評価とは ・官能評価の利用 ・官能評価の特徴 2.刺激と感覚 ・刺激と五感 ・Weber-Fechner則とStevens則 3.官能評価の計画 3-1.計画における考え方 ・目的をはっきりする ・目的に応じた手法を選ぶ ・2点試験法・3点試験法 ・一対比較法 ・評定尺度法(SD法・QDA法) ・動的官能評価法(TI法,TDS法) ・分析を含めた計画を立てる 3-2.評価者(被験者)について ・どのような人を採用するか ・専門家か一般人か ・スクリーニングの必要性 ・何人採用すればいいのか 3-3.評価における留意点 ・試料に関すること ・提示順の影響 ・情報に関すること ・教示や先入観の影響 ・尺度に関すること ・言葉の認識の影響 ・疲労と安全について ・順応に気をつける 4.官能評価の分析 4-1.分析の基本的な考え方 ・官能評価と統計処理 ・データの読み解き 4-2.分析手法 ・データの性質 ・記述統計と推測統計 ・2点嗜好法の比率の検定例 ・t検定をつかむ ・分散分析をつかむ 5.おわりに 質疑・応答 講師紹介 略歴 大同大学情報学部総合情報学科かおりデザイン専攻講師、摂南大学理工学部住環境デザイン学科講師を経て2017年より現職 著書 建築・都市デザインのための人間環境学(朝倉書店) におい分析評価/対策事例と頻出Q&A集(情報機構)など 学会等 日本建築学会 室内環境学会 空気調和・衛生工学会 におい・かおり環境協会 日本官能評価学会 日本味と匂学会 NPO給排水設備研究会 日本人間工学会