実務にすぐ役立つ 
ボルト締結部緩み破壊防止法
~適正締付け・緩み補正・疲労強度および最新設計規格~
【WEB受講(Zoomセミナー)

ボルト締結部の締付けおよび緩みと破壊のメカニズムを明らかにし、破損を防止するための定量的設計法と施工法を紹介する。特に基礎となる知識から実際の締結部へ適用する最新規格と適用例までを具体的に述べて、実務にすぐ役立つようにした特別セミナー!!
約250ページの文章テキストも電子データで進呈。
講師
元(株)日立製作所 工学博士 宇佐美 三郎 先生
(株)日立製作所の研究所と事業所にて長年,製品対策とトラブル対策に従事
日時
2023/9/21(木)10:00〜16:30
会場

※本セミナーはWEB受講のみとなります。

会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師
元(株)日立製作所 工学博士 宇佐美 三郎 先生
(株)日立製作所の研究所と事業所にて長年,製品対策とトラブル対策に従事
日時
2023/9/21(木)10:00〜16:30
会場

※本セミナーはWEB受講のみとなります。

会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
受講形式
WEB受講のみ
 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。

テキスト
PDF資料(受講料に含む)


受講対象
開発・設計・品質保証部門の技術スタッフで、初心者からベテランまで。


予備知識
特にありませんが、材料力学の基礎を経験していれば理解が進みます。


習得知識
1)ボルト締結と荷重負荷時の締結部の挙動
2)ボルト締結部の破壊メカニズムと防止法
3)ボルト締結部緩みのメカニズムと防止法


講師の言葉
 ほとんどの機械や構造物にボルト締結が多数使用されていますが、この部分が最弱部となることも多いため、締結部の緩みや破壊によって全体破壊等の深刻な状態に陥ることが数多く経験されています。この原因は、ボルト締結部に負荷が作用した場合のメカニズムが良く理解されないまま設計施工がなされているためです。
 そのため、本セミナーでは、まず部材内部の応力・変形と各種破壊の基礎についてわかりやすく解説します。続いて、締付け状態や負荷が作用した場合の継手内部の状態や稼働中の変化についてメカニズムを明らかにし、締結部の緩みと破壊を防止するための設計法と具体的な施工事例を紹介します。

プログラム

1.ボルト締結部に起因する破損例

2.事故例に学ぶ各種破壊のメカニズムと対策
(1) 脆性破壊
(2) ボルトの応力腐食割れ
(3) クリープ破壊
(4) 疲労破壊

3.締結部の必要機能と各部の許容応力
(1) 締付け線図とボルト部,被締結部のコンプライアンス
(2) 外力作用時における締結部のすべり防止
(3) 曲げ負荷による口開き防止
(4) ボルト軸力の許容値
(5) 座面圧による被締結材の陥没防止
(6) めねじ部の必要長さと強化法

4.締結ボルトねじ底の応力集中と疲労強度
(1) 金属疲労の特徴
(2) 応力集中の発生メカニズム
(3) 切欠き係数と素材強度の影響
(4) ボルト締結部の疲労強度
(5) 外力のうちボルトに流れる力と緩みによる増大
(6) VDIのボルト疲労寿命設計基準
(7) 破壊力学入門とボルト疲労限度の試算

5.ボルト締結部の緩み発生と防止法
(1) 締結緩みの測定法
(2) 負荷繰り返しによる構成部材接触面間のへたりと緩み防止法
(3) 構成部材の常温クリープ変形
(4) 熱応力による締結部の緩み
(5) 座面繰返しすべりによるナットの回転緩みとその抑制法

6.トルク法締結の問題点と対処法
(1) 締付け性能を表すトルク係数
(2) トルク係数ばらつきの原因
(3) 目標締付け力の設定例
(4) 締付け軸力の測定・施工法
(5) ボルトテンショナー等における割増し軸力
 
例題

質疑・応答



講師紹介
略歴
日立製作所にて長年製品開発とトラブル対策に従事。
日本機械学会フェロー。
疲労破壊力学の研究で文部科学大臣賞を受賞。
学会等
ASME, 機械学会、材料学会に所属して88篇の論文を発表。