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転がり軸受の故障を避け、寿命を延長させて信頼性を高めるための

転がり軸受の寿命と信頼性

転がり軸受の特性、寿命のメカニズムや計算式および故障モードなどを解説する特別セミナー!!

講師

元 日本精工(株)研究所 主席研究員 工学博士 髙田 浩年先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
テキスト

受講概要

予備知識

 機械系技術者なら特になし

習得知識

 1)転がり軸受の特性
 2)転がり軸受の寿命のメカニズム、計算式
 3)転がり軸受の故障と原因・対策

講師の言葉

 「転がり軸受」はふだんあまり人目には付かない機械要素であるが、様々な機械や装置に殆ど例外なく使われ
ていて、実に数多くの転がり軸受がその円滑な回転運動を担っている。 そのため、転がり軸受の信頼性は、
これを用いた機械や装置の信頼性を左右するともいえる程重要であり、産業の米と言われる所以もそこにあろう。
 転がり軸受の故障を避け、寿命を延長して信頼性を高めるには、転がり軸受の使い方に工夫が必要である。
 そのためには、まず転がり軸受の特性をよく理解し、寿命の原因や特徴、故障の原因等を知る必要がある。
 本講義では、まず転がり軸受の基礎事項を学び、転がり軸受の持ついろいろな特性を理解し、転がり軸受の
寿命として、フレーキング寿命・グリース寿命を中心に学び、そのメカニズムや計算式などを知るとともに、転がり
軸受の故障の様々なモードについても理解を深めていく。 こうして、転がり軸受の故障を避け寿命を延長させて
その信頼性を高めるために最低限必要な考え方を、限られた時間内で受講者各位にできるだけ理解できるように
お手伝いできれば幸いである。

プログラム

1.寿命と信頼性の基礎
2.機器の寿命・信頼性設計
3.転がり軸受概論
 3.1 軸受の基礎
 3.2 転がり軸受の基礎
  3.2.1 転がり軸受の構造と特長
  3.2.2 転がり軸受の形式と特徴
  3.2.3 転がり軸受の主要寸法
  3.2.4 転がり軸受の呼び番号
 3.3 転がり軸受の特性
  3.3.1 転がり軸受の精度
   3.3.2 転がり軸受の内部すきま
  3.3.3 転がり軸受のはめあい
  3.3.4 転がり軸受の許容回転数
  3.3.5 転がり軸受の許容荷重
  3.3.6 転がり軸受の潤滑
  3.3.7 転がり軸受の予圧
  3.3.8 転がり軸受の配列
  3.3.9 転がり軸受の材料
4.転がり軸受の寿命
 4.1 転がり軸受の故障と寿命
 4.2 転がり軸受の潤滑寿命
  4.2.1 グリースとグリース寿命
  4.2.2 グリース寿命への対応
  4.2.3 油潤滑の場合の潤滑寿命
 4.3 転がり軸受のフレーキング寿命の性質
  4.3.1 フレーキング寿命の突発性とばらつきの大きさ
  4.3.2 フレーキング寿命に関係する因子
  4.3.3 フレーキング寿命因子からみた長寿命化の留意点
 4.4 転がり軸受のフレーキング寿命の機構と理論
 4.5 転がり軸受のフレーキング寿命の計算式
  4.5.1 基本定格寿命
  4.5.2 転がり軸受の寿命計算式と基本動定格荷重の計算式
  4.5.3 転がり軸受の補正寿命計算式
  4.5.4 寿命計算式における軸受荷重
 4.6 転がり軸受の許容荷重
 4.7 転がり軸受の故障診断と保守
  4.7.1 転がり軸受の損傷(故障・寿命)診断の意義
  4.7.2 転がり軸受の損傷(故障・寿命)とその原因・対策
  4.7.3 転がり軸受の点検・保守
5.転がり軸受の最近の動向