
中国の新しい規制を理解し,対処するための
中国化学物質法規制の最新動向の把握と対応策
本年10月からの新規化学物質登記新規定および
中国RoHSの第2段階規制の有害物質使用制限の詳細と対応策について解説する特別セミナー!!
- 講師
日中環境協力支援センター有限会社 取締役社長 大野木 昇司先生
京都大学大学院エネルギー科学研究科修士終了,北京大学環境学院修士終了
天津日中大学院専任講師等を歴任後,現職
中国環境産業協会循環経済委員会の諮問委員等兼任
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
- テキスト
受講概要
予備知識
特になし
習得知識
1)中国の新規化学物質登記 2)中国RoHS規制 3)その他製品環境規制
講師の言葉
中国で製品・部品・原材料を生産している場合、中国に製品・部品・原材料を輸出している場合、様々な 製品・原材料に関する環境規制がある。 中でも新規化学物質の登記については、今年10月に新規定が施行 されるのに伴い、申告方法が変更される。新制度では主に3つの改善点がある。 ①管理理念の転換、新化学物質のハザード評価からリスク評価への転換。②管理方式の改善、事前申告 登記重視から登記時・事後監督管理の両方重視への転換。③管理戦略の調整、一刀両断式の管理から ハザード・リスクの程度に応じた分類別管理への調整。 旧制度で出てきた問題点に応じて、新制度では3つの内容を加えた。①少量申告と化学登録申告のカテゴリー 追加。 ②評価後の新化学物質類型区分。③管理類型別の分類別リスク防止・監督管理。中国RoHSについては 施行から3年経過するが、第二段階規制である有害物質使用制限が近く始まる。携帯端末、電話機(固定 電話及びコードレス電話含む)、PC用プリント設備が対象となる見込みである。法令をよく読んだ上での対処が 求められる。
プログラム
1.危険化学品管理
1)押さえておくべき法律法規 2)危険化学品安全管理条例 3)押さえておくべき化学品リスト 4)化学品の初回輸入及び有毒化学品の輸出入環境管理規定 5)有毒化学品輸出入環境管理登記事業の強化に関する通達 6)2009年実績
2.中国RoHS
1)2段階適用 2)法令の構造について 3)対象製品規定 4)環境保護使用期限について 5)表示の義務 6)重点管理目録 7)今後の動き
3.新規化学物質管理
1)新旧制度の比較 2)新化学物質環境管理弁法2010年版 3)申告ガイドライン(パブコメ版) 4)適用物質、適用地域と除外規定 5)申告者と申告代理人 6)3種類の申告方法 7)系列申告、共同申告、変更登記、重複申告 8)申告必要書類 9)各種申告の手順 10)審査過程 11)リスク分類 12)ポリマーの扱い 13)新情報の報告 14)年度報告と年度計画 15)既存化学物質リストへの編入 16)申告フォーム 17)旧制度下の許可証の有効性 18)化学分析機関に関する規定 19)中国内の指定化学分析機関
講師紹介
95年、京都大学工学部衛生工学科卒業。 98年、京都大学大学院エネルギー科学研究科修士課程修了、同年中国留学開始。 02年、北京大学環境学院修士課程修了。天津日中大学院専任講師、国土環境㈱北京事務所技術渉外主任、 (社)海外環境協力センター客員研究員を歴任した後、05年に日中環境協力支援センター㈲を設立し、取締役社長に就任。 08年からは桜美林大学・北東アジア総合研究所の客員研究員や科学技術振興機構・中国総合研究センターの 社会科学系ステアリングコミッティ委員、国立奈良先端技術大学院大学産学連携アドバイザーを兼任。 その他、立命館サステナビリティ学研究センター客員研究員、中国環境産業協会循環経済委員会の諮問委員、 中国エネルギー研究会『中外能源』雑誌編集委員なども兼任。