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設計期間を現状の1/2以下とうまい設計実現のための
「設計のタイムマネジメントと、そのムダとり」導入の勘どころ

「設計のタイムマネジメント」の基礎,特徴,設計のムダとりおよび導入手順について解説する特別セミナー!!

講師

新井技術士事務所 所長 新井 啓介先生
 三井造船(株),付加価値経営研究所を経て現職

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
テキスト

受講概要

予備知識

 特に必要なし

習得知識

 1)「設計のタイムマネジメント」の特徴
 2)「設計のタイムマネジメント」の導入手順

講師の言葉

 「タイムマネジメント」に関する書籍は多く出版されているが、こと「設計のタイムマネジメント」に導入する場合、
そのままでは使えない。 その理由は、設計ではタイム(スピード)よりも質が重要であることがポイントになる。
 設計者にスピードアップのプレッシャーをかけ過ぎると、設計の質が低下することが多くあり、さらに後戻り
設計でも発生すると、納期遅れの原因にもなりかねない。そのため、設計では多少の時間に余裕をつくって、
設計者にはしっかり熟考する余力を持たせることが納期遅れのない、上手い設計を実現するためのコツである。
 また、逆に設計時間をかけ過ぎる設計をさせていると、設計後半では時間に追われ、納期遅れだけでなく、
リコールやクレームの原因となる不具合の多い設計になりやすい。 さらにまた、設計期間は今世紀に入り
前世紀より1/2以下に短縮され、さらに今後短縮化が進むと考えられている。そこで、この設計者に必要な
余裕時間と設計期間の1/2以下の実現は、設計のやり方のムダとりで捻出することで実現しなければならない。
 今回は「設計のタイムマネジメント」についての基礎から、その特徴、設計のムダとり(設計には有用なムダもある)、
さらに導入手順を紹介する。

プログラム

Ⅰ 「設計のタイムマネジメント」とは
 (1)時間は有限である。
 (2)「設計のタイムマネジメント」の基礎知識
Ⅱ 「設計のタイムマネジメント」の特徴
 (1)設計ではタイム(スピード)より質である。
    設計者に必要な思考力と思考時間
 (2)品質トラブルは起こると考えて設計する。
 (3)設計者には、どのくらいの時間の余裕が必要か?
 (4)設計者がマラソン選手に学ぶこと。
 (5)「設計のタイムマネジメント」の定着の難しさ
Ⅲ 「設計のタイムマネジメント」導入の手順
 手順1.設計期間を現状の1/2以下にするための目標を立てる。
 手順2.上手い設計を実現できる「設計のタイムマネジメント」の目標を立てる。
 手順3.設計時間のムダとりをする。
  (1)設計時間を、作業系、思考系と付帯業務系に分ける。
  (2)作業系の7つのムダとりをする。
  (3)思考系の設計ステップごとのムダとりをする。
  (4)付帯業務系での最大のムダは、コミュニケーションの中に多い。
  (5)上司の指示には多くのムダがある。
  (6)時間が解決する設計がある。
  (7)設計の中には有用なムダがある(製造ではムダである)。
 手順4.「設計タイムマネジメント」導入のための心構えを身に付ける。
  (1)設計を時間の戦いにしないための仕付け
    設計日報、設計スタート前の準備、毎日の片付け、時間厳守、設計態度
  (2)重要な設計課長のマネジメント能力
 手順5.設計者の設計スピードを上げるための定石をつくる。
 手順6.設計課長の「設計のタイムマネジメント」能力を上げる定石をつくる。
 手順7.設計期間を現状の1/2以下にする改善工程表につなぐ
     「設計のタイムマネジメント」導入に合わせて実施する改善を先行する。