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開発効率化のための

開発期間半減、トラブル半減の後戻りしない高速設計の実現

トラブル半減,設計スピード倍増の設計書および
   設計スピード倍増の極意について実例や演習を交えて解説する特別セミナー!!

講師

國井技術士設計事務所 所長 技術士(機械部門:機械設計/設計工学) 國井 良昌先生
 横浜国立大学 大学院工学研究院 非常勤講師
 首都大学東京 大学院理工学研究科 非常勤講師
  ㈱日立製作所,日立工機㈱にて設計に従事,富士ゼロックス㈱にて開発・設計,設計プロセス改革業務に従事
  設計審査長等を経て,独立

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
テキスト

受講概要

予備知識

 ISO9001取得企業では、設計審査が行われているが、何を審査しているか、つまり、審査対象物が何であるかを
 調べてきてほしいと思います。

習得知識

 急激な3次元CADの導入により、混沌としている設計プロセスを、「高速化」へと導き、具現化できます。
 以下の項目が修得できます。
  ① 誰のためでもない設計者のための設計書のあり方/書き方
  ② 設計書は、設計者の最重要アウトプットであること 
  ③ 設計書は、設計効率の最上位手段であることを理解し、実践できる。
 設計書を作成するということは、最初は大変な工数が発生しますが、実は「開発効率化の第一歩」であることが
 実感でき、即、実施できます。

講師の言葉

 効率化を求めて導入したはずの「3次元CAD」ですが、その真価を発揮しているでしょうか?  多くの企業で
ヒアリングすると、設計中に何度も「後戻り」を繰り返しているのです。「後戻り」とは、設計のやり直しのことです。
 一方、「出すのは図面とトラブルだけ」・・・それらの企業で設計者のアウトプットが図面とトラブル(設計変更書)
しかないのです。そして、いつの間にか設計書を作成しない設計集団となっていました。 これは昔からあった
現象ですが、3次元CADが導入された「3次元CAD元年」と呼ばれる2001年頃から急加速したのです。
 この頃に設計された家電品や自動車に、「設計が原因のトラブル」が集中しています。CAD画面の中では、
製造不可能、組み立て不可能な部品や信頼性の低い商品が次々と設計されています。
 本セミナーは、設計者のアウトプットを「図面とトラブル」から「設計書と図面」という設計本来の姿に戻し、
「設計の高速化」を狙います。

プログラム

1. トラブル半減、設計スピ-ド倍増の設計書
 1-1.フロントローディング開発に必須の4項目とは
 1-2.手抜きの設計が社告・リコールの原因
 1-3.「2001年CAD元年」が社告・リコールのはじまり
 1-4.これが設計書だ!
 1-5.あなたの設計トラブルを半減にする(実例紹介)
 1-6.あなたの設計スピ-ドを倍増にする
 1-7.同じ商品で10倍違う開発人数(企業の実力差)
2.企画書から設計書へのブレ-クダウン
 2-1.設計とは商品企画書からのブレ-クダウンである
 2-2.企画書が無い場合の設計方法
 2-3.全ては、簡単な「技術者の6W2H」で決まる
 2-4.3次元モデラーと設計者の大きな相違
 2-5.業務用インクジェットプリンタの事例
 2-6.おもちゃの電車の事例
 2-7.演習:あなたの業務の「6W2H」を作成してみよう。
3.攻めの設計とは
 3-1.まずは使用目的を明確にする
 3-2.設計思想とその優先順位で攻めの設計を開始する
 3-3.後戻りしない最適部品と最適技術を選択する方法
 3-4.演習:あなたの業務の「最適部品と最適技術」を選択してみよう
 3-5.低コスト化は社告・リコールの主原因
 3-6.トータルコストデザインで低コスト化の最適設計
 3-7.市場ナンバ-ワンの灯油ポンプを駆逐する
 3-8.市場ナンバーワンの加圧式ボ-ルペンを駆逐する
 3-9.「なんでもあり!」は設計ではない
 3-10.品質とコストなどの「両立」は設計の最高峰
 3-11.自動車のリコ-ルに学ぶ共通部品に命を吹き込む設計
 3-12.演習:あなたの業務の「使用目的の明確化」と「設計思想」を作成してみよう。
4.設計スピ-ド倍増の極意
 4-1.設計課題漏れが欠陥商品となる
 4-2.「主要諸元の決定」・・・机上試作で開発期間を確実に半減
 4-3.時代に即したDQD(簡易設計書)を作成する
 4-4.DQDの蓄積があなたの設計を高速化させる
 4-5.設計審査は「DQD」と「FMEA」で十分である。
 4-6.演習:あなたの業務の「DQD」を作成してみよう。

講師紹介

 講師略歴:
 1978年、横浜国立大学 工学部 機械工学科卒業。日立および、富士ゼロックスの高速レ-ザプリンタの設計に従事。
 富士ゼロックスでは、設計プロセス改革や設計審査長も務めた。1999年より、國井技術士設計事務所として、
 設計コンサルタント、セミナ-講師、大学非常勤講師として活躍中。
 
 以下の著書が日刊工業新聞社から発行されている。
 ・加工知識と設計見積り力で『即戦力』
 ・『設計書ワザ』で勝負する技術者となれ!
 ・加工部品設計で3次元CADのプロとなる!