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ゴムの信頼性を確保するための

ゴム部品の信頼性評価と寿命予測・信頼性向上策

ゴムの故障モード,信頼性試験,寿命予測および
           製造プロセスにおける信頼性の折り込みについて解説する特別セミナー!!

講師

上海オムロン 顧問 伊藤 千秋先生
元オムロン株式会社 AECカンパニー 品質統括室 技術参与
  部品の品質保証を22年,本社スタッフの15年を含めて品質・信頼性一筋37年のプロフェッショナル

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
テキスト

受講概要

予備知識

 基本的な化学知識

習得知識

 この講義を基に現在の職務で生かせていけるポイントがなにかないか積極的に聞き込む方はゴムの工程に
関する技術指導ができるような知識は得られる。
 逆にこの講義のテキストだけを報告書に添付してノウハウの収集・展開と称して参加されるスタッフの方々には
講義のテキスト以外の講師の説明や質疑に通目していただかないといけないでしょう。 それを理解いただか
ないといけないでしょう。
 この講座は現場で困っている気持ちを持った方々の議論の場にしたい。 この講座だけでなくごく一般的なことですが。。
 1)ゴムの故障モード
 2)ゴムの信頼性試験
 3)ゴムの寿命予測
 4)ゴム成型不良と対策
 5)ゴムの製造プロセスで信頼性を折り込むポイント

講師の言葉

 ゴムはその柔らかさ、弾性などを利用して非常に広範囲な使われ方をする材料である。 また、ゴムは主原料と
なるゴムポリマと加硫剤・充填剤・老化防止剤などを初めとして数多くのそれもポリマと同じかそれ以上の
配合剤を混合・攪拌・シート化したうえで成型・加硫に入る、いわば出来上がったものからはどんな配合剤が
入り、どんな混合がされているかわからない厄介なもののひとつである。
 ゴムはプラスチックとの類似点も多く、その違い点を明らかにしながら共通的な成型や溶解度パラメータの
理論・メカニズムなどを、違い点二ついてはその代表格は架橋・加硫であってその理論・メカニズムなどを実例を
交えて解説していく。 
 また、ゴムは作り方がよく見えない反面、結構、機能的に重要な部品が多いのもまた事実である。
 ゴムのポリマの選定から配合・攪拌・冷却・シート化・寝かしから始まって成型・加硫・検査に至る製造プロ
セスの中での押さえどころとその中で信頼性をどう折り込んでいったらいいかを解説する。 

プログラム

1.ゴムとは
 (1)ゴムの状態図モデル
 (2)プラスチックとゴムの類似点・相違点
 (3)加硫・架橋のメカニズム
2.配合剤の種類とその機能・役割
 (1)加硫剤・加硫促進剤・加硫助剤
 (2)油
 (3)補強剤
 (4)老化防止剤
 (5)充填剤
 (6)着色剤
3.溶解度パラメータ
4.材料物性
 (1)耐オゾン性とその因子
 (2)耐候性とその因子
 (3)耐熱性とその因子
 (4)耐寒性とその因子
 (5)耐油性とその因子
 (6)耐摩耗性とその因子
5.ゴムポリマの製造プロセス
6.ゴムの成型加工プロセス
7.ゴムに関連する故障モード
 (1)熱劣化とそのメカニズムと対応策
 (2)耐候劣化そのメカニズムと対応策
 (3)溶剤・界面活性剤劣化とそのメカニズムと対応策
 (4)オゾン劣化とそのメカニズムと対応策    
 (5)ゴム配合剤による劣化とそのメカニズムと対応策
8.ゴムの信頼性試験
9.ゴムの信頼性予測
 (1)故障モデル理論にもとずく寿命予測
 (2)実験的検証にもとずく寿命予測
10.ゴム成型不良とその対策
11.ゴム材料別データ