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~「わくわく」感を生み出す人間力醸成&改善~
「ヒューマンエラー防止のための「動機付け」法と改善の仕組み」
―失敗を繰り返さないための「善なる思い」の連鎖―
ヒューマンエラー防止のための「動機付けの仕組み」,モチベーション向上のための「自己啓発法」
「改善活動の仕組み」等について演習を通じ,具体的な実践に結びつけるよう解説する特別セミナー!!
- 講師
富士通株式会社 ソリューション事業推進本部 人材開発部
シニア・レクチャラ(CMMIアドバイザー) 関 弘充先生
九州大学大学院 非常勤講師 北陸先端科学技術大学院大学 非常勤講師
上級教育士(工学・技術) JSEE認定
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
- テキスト
受講概要
予備知識
特になし。
習得知識
1)ヒューマンエラーを防止するための仕組み考案のコツ 2)「動機付け」する人材育成の仕組み構築法 3)全員参加型改善活動のデザインポイント 4)人間力重視のポイント。
講師の言葉
昨今ヒューマンエラーによるトラブル発生が問題視されており、ヒューマン・ファクターに照準を当てた人材育成に より、「動機付け」を如何に行うかが急務になって来ています。 ひとたび失敗すると、要領を強化して振り返りを迫り、言われたことしかやらない「考えない集団」を生み出し、 見事に「失敗の構図」を作り上げてしまいます。 このような「負の連鎖」を断ち切るためには、個人を責めるのではなく、その根源となる人的側面に光を当て改善の 知恵が日常化する組織風土を形成しなければならないのです。 そのためには人間が本来保有している「良くした」との「善なる思い」に期待し、動機付けし、「わくわく」感を 生み出す人材育成の仕組みの構築が急務になります。 本講座では、ヒューマンエラー防止のための「動機付けの仕組み」、モチベーション向上のための「自己啓発法」、 「改善活動の仕組み」等についてお伝えすると共に、演習により疑似体験いただき組織における具体的な実践・ 指導方法を会得できる内容にしたいと考えております。 講師はシステム開発部門の経験者ですが、システム運用会社の若い方々への動機付けやシステム運用開発 部門、業務運用部門、協力会社、変わった所では原子力発電所などにおける「自己啓発」指導など約一万人への 教育指導を行っております。
プログラム
Ⅰ.ヒューマンエラーと知恵
1. ヒューマンエラーがシステムを崩壊 2. 深刻化する「複合品質汚染」 3. 失敗を繰り返さない知恵
Ⅱ.失敗の構図(負の連鎖)
1. 失敗は繰り返される 2. 負の連鎖を断ち切る知恵 3. 原因分析と人間重視の思考パターン
Ⅲ.失敗を繰り返さないための「人間力の醸成」
1. 人間力の醸成 2. 「わくわく」感と人間力の醸成 3. 人間力の発揮と人を動機付けする秘訣
Ⅳ.「動機付け」の仕組み構築ワークショップ
1. システムトラブルと人間関係 2. 品質カルチャーと人間のタイプ 3. 「上司と部下が上手くいかない」
Ⅴ.モチベーション向上のための「自己啓発」ワークショップ
5.1 「自己啓発」が人を育てる 1. 何故「自己啓発」が必要なのか 2. 失敗を望んでいる人はいない 5.2 共鳴とその持続 1. 「自分の仕事を愛する 」 2. 「仕事を通じて何を会得するか 」 3. 「真情で接する」 5.3 善なる思いへの喚起 1. 「駄目な上司」 2. 「反対意見の強い人」 3. 「善なる思いの連鎖」 5.4 パーソナルな価値観の向上 1. 「人間に関心を持つ」 2. 「相手の立場に立つ」演習 3. 「人間力の醸成」
Ⅵ.一人ひとりを主役にする改善活動のデザイン
1. 「ミスや欠陥を誘発させない」動機付け 2. 「改善の知恵の醸成」演習 3. 一人ひとりが主役になる改善活動
Ⅶ.失敗を繰り返さない組織風土の構築
Ⅷ. まとめ
[一部演習付き]
講師紹介
<略歴> ●1967年 富士通(株)入社 ●入社以来、主に大規模プロジェクトのPMに関わる(途上で未来工学研究所主任研究員)。 ●近年、システム部門のプロセス改善に従事し(主席部長、品質保証部長)、 2003年にSI分野で日本初のCMMRレベル5を達成(2003.6)し、社長賞等を受賞 (その後、CMMIRのレベル5を達成(2006.7))。 現在、人材育成のシニア・レクチャラとして、プロの育成並びにプロセス改善コンサルに従事。 特に「人間力」にこだわった活動に注力。 ◆九州大大学院&北陸先端科学技術大学院大学非常勤講師、TH企画、日科技連等社外セミナー講師。 ◆情報システム学会、日本品質管理学会、日本工学教育協会 各会員。 ◆出版:「人間重視の品質マネージメント ソフトウェア品質保証システムの構築と実践」(SRC) 「ソフトウェアプロセス改善と品質保証の実際」共著(日本テクノセンター)、 「ソフトウェアのグローバルな外注管理とその実際」共著(日本テクノセンター)他。 ◆社外論文発表 :SEPG Japan2004「「不具合を生成しない活動」における人的側面の考察」(2004) :SEPG Japan2005「成熟度に依存しない「自立型プロセス改善活動」の可能性」(2005) :日本品質管理学会「トップダウン&ボトムアップ型プロセス改善の効果と限界」(2006) :日本品質管理学会「性善説に立ったソフトウェア品質教育の実践とメンタリング」(2007) :情報システム学会「情報システム構築とプロセス改善における人的側面の考察」(2005) :情報システム学会「IT技術者の人間力醸成についてのホリスティックアプローチとその成果」(2006) :情報システム学会「情報システム構築における人間力重視の協力会社管理」(2007) :情報システム学会「組織改革のための人間力重視の相互支援プロセスと人材育成」(2008) :情報システム学会「人を動かす人間力重視の仕組みと自律型改善の可能性の考察」(2009) : A publication of the Software Association of Taiwan 「Process of Evolution of a CMMI Level 5 Organization and its Effects」 Journal of Software Engineering Studies vol.1.no2,December 2006 ■関連学会名・関連協会名等(セミナー案内のため) 1.情報システム学会 2.日本品質管理学会 3.日本科学技術連盟 4.日本工学教育協会