プラスチックの強度特性と設計･成形における割れトラブル対策

Ⅰ　プラスチックの強度特性と設計対策

　１、ストレスクラック
　　１）定ひずみ下と定応力下のストレスクラック発生機構
　　２）ストレスクラックの評価法
　　３）ストレスクラック対策
　２、ソルベントクラック
　　１）ソルベントクラック発生機構
　　２）ソルベントクラックの評価法
　　３）ソルベントクラック対策
　３、熱劣化
　　１）熱劣化機構
　　２）熱劣化寿命の予測法
　　３）熱劣化防止対策
　４、紫外線劣化
　　１）紫外線劣化機構
　　２）促進劣化試験による寿命評価の考え方
　　３）紫外線劣化防止対策
　５、加水分解劣化
　　１）加水分解劣化機構
　　２）加水分解寿命の予測法
　　３）加水分解劣化防止対策

Ⅱ　設計、成形と割れトラブル対策

　１、応力集中
　　１）応力集中機構
　　２）成形品の応力集中源
　　３）応力集中とトラブル対策
　２、ウェルドライン
　　１）ウェルドライン形成機構
　　２）ウェルド部の微細構造
　　３）ウェルド強度とトラブル対策
　３、残留ひずみ
　　１）残留ひずみの種類と発生原理
　　２）配向ひずみとトラブル対策
　　３）冷却ひずみとトラブル対策
　　４）インサートひずみとトラブル対策
　　５）熱ひずみとトラブル対策
　４、接合
　　１）ねじ接合とトラブル対策
　　２）圧入（プレスフィット）とトラブル対策
　　３）接着とトラブル対策
　５、成形時の材料劣化
　　１）熱分解と対策
　　２）水分による加水分解と対策
　　３）再生材使用と劣化防止対策

講師紹介

　１９６３年４月　　三菱ガス化学（旧名三菱江戸川化学）入社
　　　　　　　　　　　ポリカーボネート樹脂（ユーピロン）の応用研究、技術サービスなどを担当
　１９８９年　　　 　プラスチックスセンターを神奈川県平塚に設立。ポリカーボネート、ポリア
　　　　　　　　　　　セタール、変性ＰＰＥ、ナイロン（レニー）などの研究に従事
　１９８９年　　　 　技術士（化学部門）の資格を取得　　　科学技術庁登録番号２２１３５
　１９９６年４月　　三菱エンジニアリングプラスチックスの設立にともない移籍
　　　　　　　　　　　技術企画、品質保証、企画開発、市場開発などの部長を歴任
　１９９９年６月　　同社　常務取締役
　２００１年６月末 退社　

　現在
　　本間技術士事務所を開設し、主にエンジニアリングプラスチックを中心とした材料、
　　成形加工に関するコンサルティングを行っている。

　執筆
　　ポリカーボネート樹脂ハンドブック（日刊工業新聞社）
　　プラスチックポケットブック（工業調査会）
　　材料特性を活かした射出成形技術（シグマ出版）
　　やさしいプラスチック成形材料（三光出版）
　　知っておきたいエンプラ応用技術（三光出版）
　　その他、共同執筆、業界紙への投稿多数

　所属学会、他
　成形加工学会、品質工学会、成形プラスチック歯車専門委員、東日本プラスチック専門学院講師