
攪拌に関わるトラブルをなくすための
撹拌装置の最適選定・設計とスケールアップおよび撹拌に関わるトラブル事例と解決策
攪拌装置の最適選定,攪拌動力計算とスケールアップおよび
トラブル事例と解決策について解説する特別セミナー!!
- 講師
青木株式会社 生産本部 技術課 寺尾 昭二先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
- テキスト
受講概要
予備知識
特になし(化学工学、特に流動についての知識があればなお良)
習得知識
1)撹拌機の選定についての基礎知識(撹拌翼の選定、スケールアップなど) 2)撹拌機特有のハード的基礎知識と使いこなし方
講師の言葉
従来から主に経験によって行われ、難解とされている撹拌装置の選定と設計の方法を体系的にまとめ、 初心者にも明快にわかるよう解説する。 特に多くの方々から要望の強い撹拌動力計算を含む様々な撹拌に関わる計算とスケールアップについては その方法や問題点と解決方法などをクローズアップ的に取り上げる。 また、より理解を深めて頂き、トラブルや失敗のない撹拌機の選定と設計を目指して頂くために、実際に 発生したトラブルの事例とその解決策についても述べる。 使用するテキスト(約130頁)は、オリジナルに作成されたものを使用し、スケールアップ計算の演習問題と その模範解答も含み、自習にも役立つよう構成されている。
プログラム
第1部 撹拌概説
1.撹拌とは 2.撹拌の形態と目的 3.撹拌機の主たる適応分野と応用例 4.撹拌槽内の流動形態(フローパターン) 5.撹拌の作用 6.撹拌装置の分類
第2部 撹拌機の最適選定
1.撹拌機の選定手順 2.撹拌機の選定 STEP-1 「撹拌条件の設定」 3.撹拌機の選定 STEP-2 「撹拌翼の選定」 (1)撹拌翼の種類と特長(プロペラ翼、タービン翼、パドル翼、アンカー翼、リボン翼、その他の撹拌翼) (2)撹拌翼の設計ポイント(翼径について、翼段数について、翼取付位置について) 4.撹拌機の選定 STEP-3 「翼径及び回転数の決定」 5.撹拌機の選定 STEP-4 「撹拌動力の算出」 6.撹拌機の選定 STEP-5 「撹拌装置ハード部の選定と設計」 (1)電動機の容量決定と型式選定について (2)インバータの使用について (3)減速機について (4)変速機について (5)軸封部について (6)撹拌機本体および撹拌軸 (7)撹拌翼について (8)撹拌槽、邪魔板および付帯設備について
第3部 撹拌にかかわる計算とスケールアップ
1.撹拌レイノルズ数 2.撹拌動力の計算 3.吐出量、循環量の計算 4.撹拌操作のおけるスケールアップ (1)撹拌装置のスケールアップ概説 (2)撹拌機のスケールアップ方法 (3)P/V一定のスケールアップの問題点 (4)P/V一定で発生する問題解決の一例 (5)各撹拌目的とスケールアップ 1)液-液系撹拌における均一混合(混合時間について) 2)液-液系撹拌における分散目的(生成液滴径について) 3)固-液系撹拌における沈降防止(浮遊限界速度について) 4)固-液系撹拌における溶解(固体の溶解速度について) 5)気-液系撹拌における気体分散(気体のホールドアップ量と気泡径について) 6)気-液系撹拌における反応(気液物質移動係数について)
第4部 撹拌装置のトラブル事例
1.撹拌操作に関わるトラブル事例 (1)翼段数、翼の位置が重要なポイントであった事例 (2)撹拌不良の事例 1)液-液系撹拌における撹拌不良の事例 2)液-固系撹拌における撹拌不良の事例 3)高粘度流体を扱う場合の撹拌不良の事例 4)反応を伴う撹拌の撹拌不良の事例 (3)その他の撹拌操作からくる問題点 1)液面の変動に伴う問題 2)連続流出入方式に伴う問題 3)付着の問題 4)発泡の問題 (4)邪魔板の効果と弊害について 2.各構成要素のトラブル事例 (1)変速と撹拌動力のトラブル (2)変速と危険回転数 実測と計算例 (3)軸封部のトラブル事例 (4)槽内液の溢流と揺動
講師紹介
<略歴> 1970年 3月 千葉工業大学 工学部工業化学科 卒業 1970年 3月 株式会社 島崎製作所入社 1986年 7月 同社 技術部技術課 課長 1995年 4月 同社 退職 1995年 9月 青木株式会社入社 テクミックス事業部設立 現在にいたる <所属学会> 化学工学会 粒子・流体プロセス部会 ミキシング技術分科会会員