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実務に役立てるための

技術者にも必要な経営管理の視点と会計・財務諸表の見方、採算性評価情報の活用

技術者に必要な経理・原価・採算性について計算演習を交えて解説する特別セミナー!!

講師

専修大学大学院 商学科 講師 青柳 六郎太先生
 経営学博士,税理士,中小企業診断士,公認内部監査人,システム監査技術者
 NEC上席業務コンサルタントとして、経営管理領域のコンサルティングに従事の後現職

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:49,350円 同時複数人数申込みの場合 1名:44,100円
テキスト

受講概要

予備知識

 不要

習得知識

 技術者として必要な経理知識と採算性評価・意思決定の基準

持参品

 電卓

講師の言葉

 これからの日本の製造業では、グローバル市場の中で、技術者が開発・生産技術の優位性を牽引つつ、
かつ採算性を意識した意思決定と開発・生産活動を推進していかなければならない。 このために、技術者が
日常の生産活動で直面する採算性評価方法とその基盤となる経理知識を具備することが勝ち残りのための
重要要因となる。
 本研修では、この趣旨で技術者のための経理、原価、採算性の研修機会を提供する。

プログラム

1.技術者に必要な経営管理の視点
 ①企業価値(キャッシュフロー)向上のための経営や生産の成功要因
 ②キャッシュフロー向上と生産の主要貢献要因
 ③キャッシュフローと生産速度の関係
 ④利益とキャッシュフローと、どちらが大切か
2.企業人として知っておくべき会計の考え方と財務諸表の見方
 ①.簿記の構造
 ②.会計学の考え方
 ③.貸借対照表(バランスシート=B/S)の見方
 ④.損益計算書(P/L)の見方
 ⑤.製造原価と貸借対照表・損益計算書の関係
 ⑥.キャッシュフロー計算
 ⑦.採算性を評価する二つの物差し、利益とキャッシュフローの違い
3.採算性向上に必要な原価の構成・構造と見方
 (1).製品の原価を見る視点や基準
  ①経営資源から見た原価の種類
  ②生産プロセスから見た原価の構成
  ③製品の顧客価値から見た原価の構成
  ④利益構造からみた原価の構成
 (2).原価要素の種類と計上要件、計算
  ①開発・設計費の計上要件
  ②材料費の計算
  ③機械設備費用の把握
  ④労務費計算
  ⑤外注費(製造経費)の計上
  ⑥製造間接費(製造経費)計算
4.技術者に必要な採算性向上と意思決定に活用する情報活用
 ①棚卸日数による事業の速度評価
 ②製品構成を利益視点で最適化する製品利益速度計算(TM)のプロセス
 ③製品の貢献利益を誤らないための合理的な製造間接費の配賦
 ④原価の目標・計画と実際のギャップ分析と部門責任
 ⑤部門間の社内取引価格を適正に設定する基準
 ⑥赤字でも、受注した方が有利な場合の限界利益計算
 ⑦赤字製品を中止か、受注継続するか?
 ⑧外注費はどこまで値下げさせられるか
 ⑨どの場合に内作と外製か?判断を誤らないための原価計算
 ⑩連結原価管理の必要性
 ⑪設備投資案の採算性優劣評価の方法

講師紹介

 1970年 早稲田大学第一政治経済学部卒業、同年 NEC日本電気㈱入社
 NEC上席業務コンサルタントとして、経営管理領域のコンサルティングに従事
 2004年 専修大学大学院商学科 客員教授就任、ファイルースコンサルティング代表