
音・騒音の基礎をみっちり勉強したい方向けの
実務のための騒音(音)技術の基礎
音の基礎の基礎から実務にすぐに役立つ騒音の基礎技術を集中的に解説する特別セミナー!!
- 講師
(有)アイトップ 技術コンサルタント 工学博士 小林 英男先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
- テキスト
受講概要
予備知識
基礎の基礎から解説しますので、特に必要ありません
修得知識
実務に必要な騒音(音)の基礎知識
受講者への特典
・Excelで作成した「定在波シミュレーション」シートを後日メールにて差し上げます。 ・パソコン上にどのような測定器・分析器でも製作できるソフト「LabVIEW(ラボビュー)」の評価版を無料進呈致します。
講師の言葉
本セミナーでは、今の時代に必要とされる騒音(音)の基礎について徹底的に解説致します。実務に役立つ 内容に焦点をあて、この分野の技術コンサルタントとして活動してきた16年間の経験と理論の蓄積をベースに わかりやすく工夫し1日間で解説致します。
プログラム
1.騒音(音)の基礎の基礎
1-1 騒音と音は何が違うのか? 1-2 音波と振動は双方とも同じ波動現象だが 物理現象としても同じか? 1-3 音波を三角関数で表すための約束事とは? 1-4 空気音と固体音の違いは? 1-5 振動体の音響放射効率とは? 1-6 音波を理論的に取扱うための基礎の基礎 (暗記しなくても容易に覚えられるように解説) 1-7 騒音(音)分野における重要基本用語の解説
2.騒音(音)計算のためのデシベル(dB)の基礎
2-1 なぜ、デシベル(dB)を使用するのか? 2-2 デシベルと人間の感覚の関係とは? 2-3 騒音(音)分野でよく使用する『レベル』という用語は 日常使用する「レベル」とどう違うのか? 2-4 デシベルの足し算(合成)、引き算(暗騒音補正)のしかた 2-5 デシベルのパワー平均と算術平均の違いと各々の計算の仕方 2-6 音響パワー(パワー)と音響パワーレベル(パワーレベル)の違いと 計算のしかた 2-7 デシベルの計算は10logでおこなうのか?それとも20logで行うのか? 両者の違いとは? 2-7 実務のすぐに役立つdBの計算をしてみよう! (講師のみが行う)
3.騒音計の正しい使いこなしによる騒音計測を行うために!
3-1 騒音(音)の各種評価量を表に整理し解説 ・LPA、LP、LAeq,T、LAE、LAN,T など 3-2 騒音計の周波数特性(A特性、C特性、平たん特性)、 動特性(Fast、Slow)と時定数の関係、周波数レスポンスに ついての解説 3-3 騒音計のマイクロホン延長コードが測定値に与える影響とは? 3-4 騒音計の防風スクリーン(ウィンドスクリーン)の効果と 測定値に与える影響とは? 3-5 騒音測定において測定者が測定値に与える影響とは? 3-6 使用時における騒音のキャリブレーション(校正)のしかた ・内部発生器、音響校正器、ピストンホン
4.騒音(音)を正しく測定するための環境(建築音響環境)とは?
4-1 騒音(音)を測定する場所(音場)による測定値の違いとは? ・自由音場、半自由音場、拡散音場、半拡散音場 4-2 騒音(音)測定値の誤差になる定在波(定常波)とは? なぜ、発生するのか? 4-3 Excelで定在波発生とシミュレーションしてみよう! (講師のみが行う、希望者に後日シミュレーションシートを メールに添付して送ります。)
5.周波数分析における1/1と1/3オクターブ実時間分析器について
5-1 バンドパスフィルタとは 5-2 1/1オクターブと1/3オクターブの違いとは? ・JIS規格からの抜粋もみてみよう! 5-3 1/3オクターブ実時間分析の例をみてみよう! 5-4 オールパスレベル、オーバーオールレベルとは? 5-5 実務にすぐに役立つ計算例題(講師のみが行う) ・1/1オクターブバンド分析値から騒音レベルを求めてみよう! ・1/3オクターブバンドレベルから1/1オクターブバンドレベルを求めてみよう! ・音圧レベルを騒音レベルに変換してみよう!
6.周波数分析におけるFFTアナライザの特徴と使いこなしノウハウ
6-1 波形とスペクトルの違いは? 6-2 フーリエはどのようなときにフーリエ級数を考えついたのだろうか? 6-3 フーリエ級数とは? ・フーリエ級数を表す数式を、言葉でも表し解説します。 6-4 フーリエ変換(FT)と離散フーリエ変換(DFT)とは? ・フーリエ変換を表す数式を言葉でも解説します。 ・指数関数と三角関数を結びつける世界で唯一の数式とは? 6-5 FFTを正しく使いこなす際の重量事項と使いこなしノウハウについての 解説
7.音源探査やパワーレベルの測定に有効な騒音(音)の可視化方法
(ビジュアリゼーション)としての『音響インテンシティ法(SI、AI)』
(ビデオ解説付き)
7-1 今、なぜ音響インテンシティか? 7-2 音響インテンシティ計測における直説法、間接法と各々の測定器 7-3 直接法と間接法による実際の測定例 7-4 音響インテンシティによる音源探査のしかた 7-5 各社の1次元および3次元音響インテンシティプローブ 7-6 ME'scopeVES(振動モード解析ソフト)による音響インテンシティ計測のビデオ
8.有限要素法や境界要素法による騒音(音)のシミュレーションの基礎
8-1 有限要素法のエッセンスとポイント 8-2 境界要素法のエッセンスとポイント 8-3 有限要素法や境界要素法による騒音(音)シミュレーションの考えかたと 実際のシミュレーションの例
9.市販ソフトによる騒音(音)の測定・分析器の開発・設計・製作とシステムアップの基礎
9-1 パソコン上にどのような測定器でも製作できるソフト『LabVIEW(ラボビュー)』とは ・自社用のオリジナル、特注仕様の測定器を短納期・低コストで! ・希望者に『LabVIEW評価版』をセミナー会場にて差し上げます(無料)! 9-2 LabVIEWの使い方のポイント 9-3 『LabVIEW』で簡易騒音計や周波数分析器であるFFTを作ってみよう!