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新薬候補の物性上のリスクを回避するための

薬物動態特性の正しい把握とドラッグデザイン(基礎から応用まで)

薬物動態特性の正しい見方,吸収性の評価とヒト予測および
異常薬物動態に関する創薬段階での予測等について最近の情報を交えて解説する特別セミナー!!

講師

同志社女子大学 薬学部 教授 薬学博士 伊賀勝美先生
 武田薬品にて製剤,DDS,薬物動態,研究推進業務に従事の後、現職

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
テキスト

受講概要

予備知識

 新薬の研究開発に携わる方なら特になし

習得知識

 1)薬物動態特性のチェック項目
 2)創薬物性評価とドラッグデザイン
 3)吸収性のスクリーニングと評価法
 4)活性代謝物の安全性と創薬段階での予測

講師の言葉

 開発ステージに上がった新薬候補が物性上の問題で開発が進まないといったことがよくある。創薬の初期の
段階でそのようなリスクを回避するための予測システムを構築しておくことは大変重要である。
 本講義においては、創薬研究ならびに開発研究に従事する研究者を対象にして、
  1)探索およびリード最適化における創薬物性のチェックリスト 
  2)創薬物性評価とドラッグデザイン 
  3)吸収性のスクリーニングと評価法 
  4)活性代謝物の安全性と創薬段階での予測について、最近の情報(裏事情)を交えて解説する。

プログラム

(1)新薬の研究開発における薬物動態特性のチェック項目
 1)創薬の各段階における初期動態物性のチェック項目
 2)臨床試験を見据えた動態特性のチェック項目
(2)動態特性の正しい見方
 1)クリアランスと肝代謝、
 2)肝代謝に関する評価と“Go/Not Go”の判断
 3)分布容積とタンパク結合
 4)分布評価と“Go/Not Go”の判断
 5)その他の特性と“Go/Not Go”の判断
(3)吸収性の評価とヒト予測
 1)Caco-2 細胞を用いた膜透過性試験
 2)溶解度と膜透過性からみた吸収性評価
 3)吸収改善:限界と可能性(シクロスポリンの可溶化製剤)
 4)吸収改善製剤の選択肢:固体分散体製剤と油性製剤
 5)不完全吸収を示した薬物の事例(臨床データ)の検証
(4)異状薬物動態に関する創薬段階での予測
 1)最近の規制当局の動向
 2)代謝物の異状蓄積を示した事例
 3)創薬段階での予測法の確立に向けた試み

講師紹介

 武田薬品において、約35年間、製剤、DDS、薬物動態、研究推進業務に従事したのち、同志社女子大学に赴任。
 薬物動態学およびDDSに関係した講座を担当。
 薬学会代議員、DDS学会評議員、薬剤学会評議員、薬物動態学会評議員。