
品質を向上し、開発設計を効率よく進めるための
クレームと手戻りを減らす品質保証に必要な部課長幹部のマネジメント
品質と設計効率を高めながら手戻りを減らす仕組みを具体的にわかりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
伊豫部技術士事務所 所長 技術士(機械部門) 伊豫部 将三先生
富士重工業(株)に17年間勤務後、100社以上の各種製造企業にて開発・設計・生産部門の業務支援に従事
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
- テキスト
受講概要
予備知識
特になし
習得知識
1・現在設計部門緊急に改善が必要な問題点・手戻りとクレーム削減への取り組み法 2・設計部課長に必要なマネジメントの原則とポイント 3・商品企画・開発設計を効率良く進める仕組み構築法の原則と運用のポイント 4・品質を効率良く向上する設計の仕組み構築法の原則と運用のポイント 5・納期を効率良く短縮する設計を進める仕組み構築法の原則と運用のポイント 6・コストを効率良く安く設計する仕組み構築法の原則と運用のポイント 7・業務効率・生産性を高める設計の仕組み構築法の原則と運用のポイント 8・短期戦力化を効率良く進める教育の仕組み構築法の原則と運用のポイント 9・業務評価の仕組み構築法の原則と運用のポイント
講師の言葉
あなたの所では、下記の品質不備に伴う手戻りが発生・繰り返されてはいませんか ? 1・事前検証不備とクレームの関連、基本仕様(要求機能・性能・特性・設計条件)設定法と故障(機能障害と なる現象)予測、裏付け確認の加速試験実施方法等を、幹部・管理者が、日頃適切に事前指導・教育して いないため、担当者に手戻り・後戻り業務を多発させ、チームやグループの設計効率低下を生じさせては いませんか? 2・着手時にその都度担当者が注意しながら取り組めば防げる欠陥・不備・間違いを、後から設計審査(DR)や 出図前の検図で見付け手直しさせる手戻りを繰り返してはいませんか ? 3・DR時指摘、検図時指摘、出図後製造・取引先からの図面差し替え要求、立会時客先指摘、出荷後客先 クレーム対応の手戻りで、投入時間の30%が失われ続けている実態をご存知ですか? 4・手戻り時間の凡そ25%はDRと検図時指摘の直接手直しで、出図後製造や取引先からの図面差替え 要求の手直しは凡そ20%、検収前客先指摘の手直しは凡そ10%、出荷・検収後の市場クレーム対応の ための手直しが凡そ45%の構成実態です。 5・検収前客先指摘や出荷・検収後の市場クレーム対応が必要な手直しは、殆どが基本仕様設定不備と故障 予測解析の欠如と事前検証不備が主な要因で、これらは何れもDRの取り組み法不備に起因する手戻りで、 時間の凡そ65%を占める実態があります。 6・主に詳細設計・製図時担当者の自己品質確保法不備と事前指導や教育の欠如に起因する検図時や製造から 図面差し替え要求による手戻りは、凡そ35%の実態があります。 7・出荷・検収後の市場・客先クレームは、凡そ25%が1ケ月以内に発生し、凡そ50%が6ケ月以内に発生。 また凡そ70%が1年以内に発生します。更に凡そ80%が3年までに発生し、凡そ90%が6年以内に発生。 10年を越え発生するクレームも凡そ1%程度存在している実態があります。 8・以上に記載の手戻り繰返し多発の原因は、「不具合の流出は、出口で管理・防止すれば良い」とする「出口 管理」の考えによる結果です。これを「欠陥・不備・間違いを最初から入れない、入れさせない。途中で作り 込まない、込ませない。後から出さない、出させない。」入口管理重点へ幹部・管理者のマネジメントを切り替えて 指導・教育することが大切です。 今回のセミナーでは、講師のコンサルタントとしての指導体験から、設計での品質と効率を高めながら手戻りを 減らす仕組みを具体的に分かり易く解説・指導致します。
プログラム
1・品質確保に必要なクレームと手戻り削減進める仕組み構築法
1-(1)手戻り・手直し・やり直しの現状実態事例と把握法 1-(2)手戻りを減らすDR(Design Review=設計審査)の上手な進め方 1-(3)手戻りを減らす検図と担当者自己品質確保指導・教育の進め方
2・部課長幹部に必要なマネジメントの原則とポイント
2-(1)マネジメントとは、時代要求に合った必要な開発・設計の仕組みを創ること 2-(2)創った仕組みを成果がでる様きちんと運用すること 2-(3)仕組みを継続して更により改良すること
3・競争力のある商品企画・開発・設計を進める仕組み構築法
3-(1)商品企画を効率良く立案する仕組みとステップ 3-(2)開発を効率良く進める仕組みとステップ 3-(3)設計を効率良く進める仕組みとステップ
4・品質を向上する設計の仕組み構築法
4-(1)基本仕様を効率良くまとめる仕組みとステップ 4-(2)途中点検(設計審査・検図)を効率良く進める仕組みとステップ 4-(3)後戻り業務をなくす仕組みとステップ
5・納期をより短縮する設計を進める仕組み構築法
5-(1)見積りと大日程表を効率良くまとめる仕組みとステップ 5-(2)日程遅れを防止する日程表作成の仕組みとステップ 5-(3)遅延回復対策を効率良く行なう仕組みとステップ
6・コストをより安く設計する仕組み構築法
6-(1)商品コストを安く設計する仕組みとステップ 6-(2)開発・設計所要コストを安くする仕組みとステップ 6-(3)市販規格品を効率的に活用する仕組みとステップ
7・業務効率・生産性を高める設計の仕組み構築法
7-(1)標準化を時間節約へ役立てる仕組みとステップ 7-(2)外注補助者・協力者を効果的に活用する仕組みとステップ 7-(3)機械(コンピュータ)を有効に活用する仕組みとステップ
8・短期戦力化を進める教育の仕組み構築法
8-(1)経験がないテーマへ着手する開発法修得の仕組みとステップ 8-(2)蓄積ノウハウを短期習熟する仕組みとステップ 8-(3)上司・先輩指導負担を軽減する仕組みとステップ
9・業務評価の仕組み構築法の原則と運用のポイント
9-(1)業務評価の仕組みとステップ 9-(2)部下自己啓発目標管理の仕組みとステップ 9-(3)後継者育成の仕組みとステップ
10・質疑応答およびコンサルテーション
講師紹介
[略歴] 17年間富士重工業㈱三鷹製作所生産技術部門に勤務、専用機設計等の工場自動化業務へ従事後、 伊豫部技術士事務所を開設、現在・工場生産合理化・IE改善業務、技術開発・製品設計部門・生産技術部門 改善等のコンサルタントとして活躍中。海外企業の指導経験も豊富 (社)日本技術士会へ所属・機械部長、理事を歴任。現在(財)りそな中小企業振興財団主催「中小企業庁 長官賞新技術・新製品賞」贈賞専門審査委員 主な著書に「設計の凡ミス退治101」、「設計のムダ退治101」、「設計者の心得と実務101」、「設計の マネジメント101」、「設計の経験則101」、「設計の基本仕様51」、「設計の故障解析51」、「設計審査(DR) 支援ツール集・Ⅰ(事前審査編)」、他(何れも日刊工業新聞社刊)