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振動関連の実務に役立てるための

-振動モード解析・回転(ねじり)振動・流体振動・有限要素法の入門~実務まで-
各種振動の正しい測定・分析と対応技術

振動の取扱い方,正しい実務データを取得する方法,振動モード解析
回転振動,流体振動など実務に必要な知識についてわかりやすく解説する特別セミナー!!

講師

(有)アイトップ 技術コンサルタント 工学博士 小林 英男先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
テキスト

受講概要

予備知識

 特になし

習得知識

 振動に関する実務に必要な知識
 1)振動の取扱い方
 2)振動モード解析
 3)振動の測定分析技術
 4)回転機械の振動
 5)流体振動

講師の言葉

 振動の技術セミナーというと、入門セミナーや各種のテーマに絞ったセミナーが多いと思いますが、本セミナー
では、これらを相互に関連させ統合的に解説致します。
 本セミナーでの講演内容は、セミナープログラムにもありますように、振動の取扱い方などの入門的内容に
始まり、高速フーリエ変換器などを技術的に正しく使いこなして正しい技術(実験)データを取得する方法、
振動(実験)モード解析、回転振動、流体振動、有限要素法による振動解析にいたるまで、実務で必要にある
であろうあらゆる振動技術についてわかりやすく解説致します。
 本セミナーでは、要点を整理し多岐にわたる振動技術を1日速習セミナーとして要領よく解説致します。
 1日でこれだけの内容を解説するセミナーは、私の16年にわたる講師経歴の中でも今回が初めてです。
 受講者にとっては1日でこれらの技術を身につける絶好のチャンスだと考えます。

プログラム

1.振動の取扱い方
 1-1 振動の三要素とは?
 1-2 振動のモデル化とは?
 1-3 振動の分類:自由振動と強制振動とは?
 1-4 効果的な振動低減のための考え方とは?
2.自由度と振動モード
 2-1 自由度とは(並進と回転)?
 2-2 コンピュータ出現前に開発された振動モードの求め方とは?
 2-3 自由度の数と振動モードの数、どちらが多いか?
3.振動の微分と積分
 3-1 加速度を積分すると速度や変位になるが、FFTなどの分析器では
    実際に積分計算や微分計算を行っているのか?
 3-2 振動の評価量として変位、速度、加速度のうちどれがいいのか?
4.振動を表す運動方程式をつくってみよう!
5.固有振動数、共振振動数、卓越振動数
 5-1 ビデオを併用しわかりやすく解説
 5-2 各々の違いと技術的に正しい判別のしかた
6.測定・分析のための技術とノウハウ
 6-1 振動加速度ピックアップの選定法
 6-2 振動加速度ピックアップの固定法による測定可能周波数範囲の違い
 6-3 振動加速度ピックアップの接触共振
 6-4 高速フーリエ変換器(FFT)の正しい使用法のポイント
  (1) 高速フーリエ変換でなにができるのか?
  (2) アベレージング回数の決定のしかた
  (3) 適切なウィンドウ(窓関数)の使用法
7.振動(実験)モード解析のしかた
 7-1 実験で取得しなければならないデータとは?
 7-2 どのようなソフト(市販)があるのか?
 7-3 全体の作業とそのポイント・ノウハウ
 7-4 ビデオによる解説と整理
8.回転機械の振動
 8-1 種類と概要
 8-2 回転軸のふれ回りと危険速度とは?
 8-3 回転軸の振動応答要因と表示のしかた
 8-4 不釣合い(アンバランス)による振動
 8-5 ミスアライメントによる振動
 8-6 ねじり振動
9.流体振動
 9-1 種類と概要
 9-2 圧力脈動(リップル)による振動
 9-3 キャビテーションとサージングによる振動
 9-4 カルマンうずによる振動
 9-5 流体的ストール現象
 9-6 ノズル通過振動
 9-7 蒸気や水の漏れによる振動
 9-8 その他の振動
    ・ゆるみによる振動
    ・接触による振動
10.有限要素法による振動解析
 10-1 有限要素法の概要と整理
 10-2 固有値解析とは?
 10-3 実機と縮尺モデルにおける実際例
11.質疑応答

講師紹介

  【講師略歴】
 東京電機大学工学部卒業後、リオン㈱に入社し、騒音・振動の測定・分析・対策、および海外事業部で
セールスエンジニアとして従事。企業からの派遣で東京農工大学大学院工学研究科にて特別研究員(産学
協同研究)。学生時代にカリフォルニア大学バークレイ校に語学研修、および毎日新聞社後援英語弁論大会で
3位入賞。
  ㈱アマダに勤務し、工場で組立・製造・検査、海外事業部で技術サービスおよび技術コンサルタント、シス
テム事業部で板金加工自動化ライン(FMS)の開発・設計、技術研究所でアマダ製品の低騒音・低振動化
および快適音化などの研究開発に携わり大ヒット商品を世に送り出した。
 その後、技術コンサルタントとして独立。リオン㈱、㈱小野測器、サイバネットシステム㈱等をはじめとして、
150社以上の企業に対し技術指導およびコンサルティングを実施。この間に先進国を中心に20ヶ国以上に
出張し、エンジニアとして英語で仕事をするだけでなく、通訳なども行う。
 (社)日本音響学会第2回技術開発賞受賞、(社)日本騒音制御工学会認定技師(第97号)、 JODC認定
発展途上国技術指導者。

 【所属学会】
 (社)日本機械学会、(社)日本騒音制御工学会、工業英語協会、各学会で研究委員を歴任。