騒音の正しい測定分析と脚光をあびる各種分析技術（入門者～実務者）

１．dB（デシベル）とその計算のしかた

　1-1 なぜdBを使用するのか？
　1-2 dBと人間の感覚との関係は？
　1-3 音・騒音の分野では「レベル」は専門用語
  1-4 音圧レベルと騒音レベルはどう違う？
　1-5 1dB+1dB=4dBとは？
　1-6 dBの足し算（合成音）の計算のしかた
　1-7 dBの引き算（暗騒音補正など）のしかた
　1-8 音響パワーと音響パワーレベルはどう違う？
　1-9 dBの実際の計算例

２．音・騒音を正しく測定するには

　2-1 自由音場・反自由音場・反拡散音場・拡散音場で測定値が異なってしまう！
  2-2 定在波（定常波）の測定値への影響と定在波が問題になった実例！
  2-3 近接音場と遠音場で測定値が異なってしまう！
  2-4 実務における近接音場と遠音場の判別方法のノウハウとは？

３．周波数分析の考え方と周波数分析器の正しい使いこなしノウハウ

　3-1 1/1、1/3、1/Nオクターブリアルタイム分析の使いこなしノウハウ
　3-2 FFT（高速フーリエ変換器）の使いこなしノウハウ
　　　　　・各種時間窓（ウィンドウ）の使いこなしノウハウ
　　　　　・アベレージング機能の使いこなしノウハウ、etc.

４．流体騒音の測定・分析・低減方法についてのノウハウ

　4-1 流体音にはどのようなものがあるか？
　4-2 流体音の測定のしかた
　4-3 流体音の低減方法
　4-4 高温時と常温時の流体騒音はどのように違うか？実例をまじえながら解説
  4-5 ファン騒音の低減のしかた　

５．脚光をあびる各種分析技術のノウハウ

　5-1 音・騒音の可視化と音源探査のための音響インテンシティ技術
　　　　　（DVDによるビデオ解説付き）
　5-2 短時間フーリエ解析（STFT）、ウィグナー分析、ウェーブレット変換と各々の使いこなしノウハウ
　5-3 統計的エネルギ解析技術（実験SEA解析）の特徴と応用例
　5-4 実務的振動放射音（固体音）の解析方法と応用例
　　　　　（共振時の振動放射音についてのDVDによるビデオ解説付き）
  5-5 音響ホログラフィによる音・騒音の測定・分析方法
  5-6 ビームフォーミングによる音・騒音の測定・分析方法
  5-7 アクティブ・ノイズ・コントロール（逆位相の音で消音）技術とその特徴
  5-8 ハードではなくソフトによる仮想計測器であるLabVIEW（ラボビュー）による音・騒音の分析

講師紹介

　 【講師略歴】
　東京電機大学工学部卒業後、リオン㈱に入社し、騒音・振動の測定・分析・対策、および海外事業部で
セールスエンジニアとして従事。企業からの派遣で東京農工大学大学院工学研究科にて特別研究員（産学
協同研究）。学生時代にカリフォルニア大学バークレイ校に語学研修、および毎日新聞社後援英語弁論大会で
３位入賞。
　　㈱アマダに勤務し、工場で組立・製造・検査、海外事業部で技術サービスおよび技術コンサルタント、シス
テム事業部で板金加工自動化ライン(FMS)の開発・設計、技術研究所でアマダ製品の低騒音・低振動化
および快適音化などの研究開発に携わり大ヒット商品を世に送り出した。
　その後、技術コンサルタントとして独立。リオン㈱、㈱小野測器、サイバネットシステム㈱等をはじめとして、
150社以上の企業に対し技術指導およびコンサルティングを実施。この間に先進国を中心に20ヶ国以上に
出張し、エンジニアとして英語で仕事をするだけでなく、通訳なども行う。
　（社）日本音響学会第２回技術開発賞受賞、（社）日本騒音制御工学会認定技師（第97号）、 JODC認定
発展途上国技術指導者。

　【所属学会】
　（社）日本機械学会、（社）日本騒音制御工学会、工業英語協会、各学会で研究委員を歴任。