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設計不良の実態を把握し、設計品質トラブルをなくすための

設計不良1/10以下の実現と、モノづくり設計の品質向上策

設計不良実態を把握し「設計品質向上策」や「モノづくり品質設計向上の定石」について解説する特別セミナー!!

講師

新井技術士事務所 所長 技術士(経営工学) 中小企業診断士 新井 啓介先生
  (三井造船(株)、付加価値経営研究所を経て現職)

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
テキスト

受講概要

予備知識

 特になし

習得知識

 1)設計不良を減らすための急所
 2)設計品質向上のポイント

講師の言葉

 最近、現役の設計者から聞かれる言葉として「製造での調整が増えている」「同じような問題点が多い」
「部品のラインアウトが増えている」「筐体が設計からやり直しになった」「顧客が製品の立会検査で大きな変更を
申し出た。これらのため欠品と残業が増え、コストアップになった」・・・・がある。 また、「凡ミスが増えた」
「同じようなミスの繰り返しが多い」・・・という言葉も聴く。
 これらの原因は?と質問すると単に「設計力低下」と答える会社が多いが、実態はもっと奥が深い。
 これらの実態の背景には、過去の成果主義で、すでに退職している団塊の世代がノルマに追われ、「モノ
づくり設計の技術伝承を行ってこなかった」ことによる、「設計者の組織能力(Σモノづくり力、改善力、進化力)」
の低下に多くの原因があり、これには「設計力の低下」も含まれる。
 そこで、今回は、設計品質向上の前提条件である設計不良1/10以下実現の工程表の中の図面不良などの
実態を自己診断して頂き、さらにこれまで講師が経験してきた「モノづくり品質設計」の中から、主要な設計品質
向上策の実態把握と「モノづくり品質設計向上の定石」をスライドにして紹介する。

プログラム

Ⅰ 設計品質の基礎知識
Ⅱ 多発化している設計品質不良の原因
 ①複合化している品質不良
 ②顧客の要求の多様化への苦慮
 ③顧客の長期使用によるトラブルは設計不良?
Ⅲ 設計不良1/10以下実現の実態把握
 ①設計不良1/10以下実現のための改善工程表
 ②現状における設計不良の実態把握;図面不良、設計失敗、設計ミス
 ③製造で見つける設計不良の実態
Ⅳ モノづくり設計品質向上策
 ①設計品質の向上策とは
 ②再発防止策
 ③設計品質進化の方向
 ④モノづくり品質設計向上のための定石
  定石1.設計品質安定化に必要な2Sと「見える化」を先に行う。
  定石2.設計品質安定化に必要な「継続的改善」には設計効率化を含める。
  定石3.設計品質は、設計の源流段階でほぼ決まる。
  定石4.設計図面の品質以上の製品品質はない。
  定石5.顧客視点での品質保証ができる品質設計をする。
  定石6.設計→生産準備→製造に至る品質保証ができる設計にする。
  定石7.垂直立ち上げができるまで設計品質を向上させる。
 1.設計の目的・目標を共有化する。
 2.製品コンセプトの定義を明確化する。
 3.設計の完成度が高くないと、垂直立ち上げは実現しない。
 4.類似設計・編集設計を志向する。
 5.設計には理論の裏付けが必要である。
 6.モジュール化設計を志向し、さらに進化させたモノづくりにする。
 7.図面の設計変更は確実に行い、全体最適化の視点でのチェックを行う。
 8.市販品の内部構造を熟知しておく。
  定石8.反省なくして設計品質の向上はない。
  定石9.設計品質向上策を手順化する。

講師紹介

 大阪府立大学工学部機械工学科卒
 三井造船(株)勤務後、付加価値経営研究所に勤務し、開発・設計・製造・調達等の指導を担当。
 その後、独立。