1.スクリーン印刷とは?
1-1.各種印刷工法の種類とインキの粘度範囲
1-2.スクリーン印刷は「特殊印刷」、だから印刷安定性が高い
1-3.現状のスクリーン印刷の多くは、本来の50%以下のレベル
2.「ペーストプロセス理論」の考え方の基本
2-1.印刷条件のほとんどは、適正化できる「前提条件」
2-2.先ず、「版離れ」遅れを無くす事が適正化の基本
3.「コンタクト印刷」は、通常のスクリーン印刷とは全く異なる印刷工法
3-1.「コンタクト印刷」の「時差版離れ」は、型抜きの「版剥がし」
3-2.≪新技術≫メタルマスクでの「同期版離れコンタクト印刷工法」
3-3.≪新技術≫メタルマスクでの低粘度インキの定量塗布技術
4.スクリーン印刷の4つのカニズムの理解
4-1.「ローリング」のメカニズム
4-2.「充てん・掻き取り」のメカニズム
4-3.「版離れ」のメカニズム
4-4.「レベリング」のメカニズム
5.≪新技術≫ 「版離れ角度」維持による版離れ遅れ不具合の解消方法
5-1.印刷後半での版離れ遅れ悪化の原因は「版離れ角度」の漸減であった
5-2.通常ピールオフ動作では実質クリアランス量増加による不具合発生
5-3.等クリアランス+「版離れ角度」維持動作で「版離れ力」を1.5倍向上
6.スクリーン印刷装置とスキージの重要性
6-1.印刷機の種類とスクリーン版
6-2.印刷位置合わせの方法
6-3.スキージが最も重要な印刷パラメータの要素
7.4つの印刷条件の適正化と「標準」
7-1.4つの印刷条件と印刷品質への影響
7-2.二通りの印圧設定方法 「押し込み」方式と「エアー圧」方式
7-3.印刷膜厚均一性と「適正印圧」の定義
7-4.スキージ角度、スキージ速度での「充てん力」制御
8.スクリーンメッシュとスクリーン版
8-1.ステンレスメッシュ開発の歴史とスクリーン印刷の技術進歩
8-2.メッシュの「弾性変形」「塑性変形 」適正クリアランスの「標準」
8-3.スクリーンメッシュ開口率とインキの吐出性
8-4.超高強度ステンレスメッシュ「無変形スクリーン版」での課題解決
8-5.スクリーン製版工程の「コツ」 ポジフィルムとの密着と露光
8-6.低環境負荷の低溶剤臭のスクリーン版の洗浄作業
8-7.スクリーン版の高品質再製版システムの実際例
9.インキ・ペーストの印刷性能
9-1.インキの分散安定性、溶剤揮発性および濡れ性の影響
9-2.連続印刷中のインキの含有溶剤揮発と印刷膜厚変化
9-3.インキの粘性特性と弾性特性の理解 TI値では印刷性は判断できない
10.≪新技術≫「トーンジャンプ」のないグラデーション印刷
10.1 なぜ、スクリーン印刷でグラデーション印刷が困難とされていたか
10.2 「トーンジャンプ」が発生する原因は、網点形状
10.3 原理的に「トーンジャンプ」が発生しない網点と製版技術
11. ≪新技術≫ ベタ印刷での「サドル」の解消策
11.1 ライン幅違い、ベタパターンでの印刷膜厚決定メカニズムの違い
11.2 スクリーン印刷の宿命とされていた「サドル現象」
11.3 「サドル」無しベタ印刷の実現方法
12.高品質スクリーン印刷プロセス実践のための具体的な対策手法
12-1 印刷均一性を阻害する要因とその対策手法
12-2 印刷寸法精度を損なう要因とその対策
12-3 スクリーン印刷におけるその他の不具合対策
13.スクリーン印刷8つの適用工法と高品質スクリーン印刷の応用例
質疑・応答
講師紹介
略歴
専門商社でのマイクロエレクトロニクス用導電ペーストの営業職を経て
1990~(34歳)東京プロセスサービス㈱ スクリーン版の技術営業職
1994~マイクロ-テック㈱ 印刷機メーカー スクリーン印刷プロセス技術担当
2000年10月 ㈱エスピーソリューション設立
スクリーン印刷の技術コンサルタント業務開始
現在まで、PDP(プラズマディスプレイパネル),MLCC(積層セラミックコンデンサー)、LTCC,HIC、FPC,PE,
加飾・商業、工業印刷、ペーストメーカー、メッシュメーカー等へ60社以上の企業への技術支援の実績。
2019年より 日本印刷学会 スクリーン印刷技術研究会 主査