
ヒューマンエラーによるトラブル発生防止を目的とした
~人間関係の向上と共鳴を生み出す~
失敗を繰り返さないための「自己啓発実践&指導法」
自己啓発や人間力の醸成方法について,ケーススタディや演習により「気づき」を得て
具体的な実践・指導方法を会得する特別セミナー!!
- 講師
富士通株式会社 ソリューション事業推進本部 人材開発部
シニア・レクチャラ(CMMIアドバイザー) 上級教育士(工学・技術)JSEE認定 関 弘充先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- (消費税等込み)1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
- テキスト
受講概要
予備知識
特になし
習得知識
人間力の醸成方法、「自己啓発」のポイント、具体的な活動事例など。
受講対象者
自分自身の自己啓発に関心のある方、リーダ、管理職、人材育成担当者、組織の経営層など。
講師の言葉
昨今、ヒューマンエラーによるトラブル発生が問題視されており、ヒューマンファクターである「モチベーションの 向上」、「動機付け」をいかに行うかがが急務になって来ています。 ある機関の調査によると、20代30代の 76%の人が「現在の仕事に無気力を感じる」と回答しています。 正にモチベーション・クライシス現象が心配 されるわけであります。 繰り返される失敗を防止するためには、個人を責めるのではなく、その根源となる人的側面に光を当て、 「わくわく」感および「生きがい」を生み出し、改善の知恵が日常化する組織風土を形成しなければなりません。 そのためには、「自己啓発」を怠ることなく常に人間力を発揮できる人材を一人でも多く育成することが急務に なると考えます。 本講座では、失敗を繰り返さないための自己啓発や人間力の醸成方法についてケーススタディや演習により 「気づき」を得ていただき、組織における具体的な実践・指導方法を会得できるセミナー内容にしたいと考えて おります。 講師はシステム開発部門の経験者ですが、システム運用部門、間接的な管理部門、協力会社、変わった所では 原子力発電所などにおける「自己啓発」の指導経験を保有しております。
プログラム
Ⅰ.ヒューマンエラーと知恵
1. ヒューマンエラーがシステムを崩壊 2. 深刻化する「複合品質汚染」 3. 失敗を繰り返さない知恵
Ⅱ.失敗の構図
1. 失敗は繰り返される 2. 負の連鎖を断ち切る知恵 3. 原因分析と解決 4. ヒューマンファクター
Ⅲ.失敗を繰り返さないための「人間力の醸成」
1. 人間関係のトラブル 2. 人間関係と「人間力」の向上 3. パーソナルな価値の向上と「人間力」 4. 価値を高め「人間力」を発揮する秘訣
Ⅳ.失敗を繰り返さないための「自己啓発」ワークショップ
1. 動機付けの構図 2. 共鳴とその持続 a.「この仕事は合わない」 b.「司馬遼太郎さんが好き」 c.「強引な成功者」 3. 善なる思いへの喚起 a.「駄目な上司」 b.「チョット変わってみよう」 c.「ある銀行窓口で」 4.パーソナルな価値観の向上 a.「見えてます?」 b.「会社に出てこない」 c.「相手の立場に立つ」 などなど・・・・
Ⅴ.失敗を繰り返さないための「改善の知恵」ワークショップ
1. 改善の知恵の醸成演習 2. 全員参加型改善活動の体系 3. 動機付けとサイクリカル思考パターン 4. 自立型から自律型改善活動への転換
Ⅵ.「動機付け」を現場に持続させる指導法
Ⅶ.失敗を繰り返さない組織風土の構築
Ⅷ.まとめ
(注1)一部、演習を交えて実体験いただき、理解の促進に努めます。
講師紹介
◆略歴 ●1967年 富士通(株)入社 ●入社以来、主に大規模プロジェクトのPMに関わる(途上で未来工学研究所主任研究員)。 ●近年、システム部門のプロセス改善に従事し(主席部長、品質保証部長)、 2003年にSI分野で日本初のCMMRレベル5を達成(2003.6)し、社長賞等を受賞 (その後、CMMIRのレベル5を達成(2006.7))。 現在、人材育成のシニア・レクチャラとして、プロの育成並びにプロセス改善コンサルに従事。 特に「人間力」にこだわった活動に注力。 ◆社外発表実績 : SEPG Japan2004「「不具合を生成しない活動」における人的側面の考察」(2004) : SEPG Japan2005「成熟度に依存しない「自立型プロセス改善活動」の可能性」(2005) :情報システム学会「情報システム構築とプロセス改善における人的側面の考察」(2005) :情報システム学会「IT技術者の人間力醸成についてのホリスティックアプローチとその成果」(2006) :情報システム学会「情報システム構築における人間力重視の協力会社管理」(2007) :情報システム学会「組織改革のための人間力重視の相互支援プロセスと人材育成」(2008) :日本品質管理学会「トップダウン&ボトムアップ型プロセス改善の効果と限界」(2006) :日本品質管理学会「性善説に立ったソフトウェア品質教育の実践とメンタリング」(2007) : A publication of the Software Association of Taiwan 「Process of Evolution of a CMMI Level 5 Organization and its Effects」 Journal of Software Engineering Studies vol.1.no2,December 2006 ◆情報システム学会、日本品質管理学会、日本工学教育協会 各会員。 ◆東北大&九州大大学院非常勤講師 ◆出版:「人間重視の品質マネージメント ソフトウェア品質保証システムの構築と実践」(SRC)