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設計・製図時の間違い作り込み防止のための

手戻りをなくし品質を保証する検図の上手な進め方と設計エラー防止策

設計時の間違い作り込み防止に必要な検図と
凡ミス退治の方法と考え方を具体的に解説する特別セミナー!!

講師

伊豫部技術士事務所 所長 技術士(機械部門) 伊豫部 将三先生
富士重工業(株)に17年間勤務後、100社以上の各種製造企業にて開発・設計・生産部門の業務支援に従事

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
(消費税等込み)1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
テキスト

受講概要

予備知識

 設計・製図と製造、品証・調達購買に日常携わる部署・関係者と指導的立場で検図に携わる方々が対象です。
 特に必要がありません。

習得知識

 ★ セミナーのポイント ★
 (1)欠陥・不備・間違いに伴うクレーム防止と手戻りの削減法
 (2)設計管理面から前向きの検図法
 (3)設計エラー防止対策としての検図のあり方・考え方
 (4)検図の基本と必要な基礎教育法
 (5)検図の上手な進め方・急所とポイント
 (6)設計エラーの事例と対処法
 (7)凡ミス防止の101のケーススダデイの修得

講師の言葉

 「受講のおすすめ」
 多くの設計部門では、時間の30%を失い続けている手戻り損失(能力浪費)のムダがあります。原因は、設計
取り組み時の品質確保方法の欠陥です。手戻り時間の65%はDR(Design Review=設計審査)方法の欠陥で、
35%は着手時自己品質確保方法の欠陥です。 何れも事前指導抜き、事後点検で間違い指摘に重点を置く
仕組みの結果です。担当者に間違いを作り込ませておいて上司・先輩・同僚が後から探す検図方法は、その
代表例です。その結果、製造や市場のクレームが中々減らない、手戻りも無くならないのが実態です。
 設計・製図時の間違い作り込み防止では、如何に最初から入れない、途中で作り込まない、後から出さない
取り組みが、大切です。
 そのためには、作り込まれた間違いを後から探す検図をしていてはだめで、設計へ取り組む全ての過程に
注意を払う必要があります。 つまり検図の方式を、従来とは対応を変える必要があります。 また間違いの
形態には、不注意で発生する間違いと、判断による間違いの二種類があります。不注意の間違いは、注意
すれば防げる間違いであり、これを上司・先輩や同僚の手を煩わし検図するのは、大変無駄なことであります。
 本人の注意が行き届かないのは、注意の仕方が判らないことと、業務へ集中できないためです。 一方判断の
間違いは、識らないことが原因の間違いです。つまり識らないのに勝手に判断し、間違いとするものです。
 これらの設計時の間違い作り込み防止に必要な検図と凡ミス退治の方法と考え方を、本セミナーでは講師の
豊富な経験を許に、101のケーススタデイで具体的な対応法をご紹介致します。

プログラム

1・クレーム防止・手戻り削減対策としての検図のあり方・考え方
 (1) 検図は、設計着手時から開始する
 (2) 設計者自身によるセルフチェック
 (3) 間違い防止に必要な基礎技術教育
 (4) 標準化と基準類の整備法
2・凡ミス退治に必要な検図の基本と原則
 (1) 本人が防げる簡単な間違いは、本人が原則防止し他人を頼らない
 (2) 判らないことは勝手に判断せず、先輩へ教わるか、試験で検証する
 (3) その都度その場で、設計ツールと指差し照合、確認印付けの習慣化
 (4) 取合い・嵌合い・組合せ・相互関連ある個所同士の一緒記入を習慣化・他
3・機能検図と凡ミス防止
 (1) 基本仕様面からの検図法
 (2) 原理・方式・構造選択面からの検図法
 (3) 性能値・品質値設定面からの検図法
4・コスト検図と凡ミス防止
 (1) コスト選択面からの検図法
 (2) 工法設定面からの検図法
 (3) 製造品質確保面からの検図法・他
5・製図法検図と凡ミス防止
 (1) 記入・入力ミス防止面からの検図法
 (2) 干渉防止面からの検図法
 (3) 演算・計算間違い防止面からの検図法・他
6・凡ミス事例と改善法
 (1) 凡ミスとトラブル事例
 (2) 設計トラブル改善事例
7・質疑とコンサルテーション

講師紹介

 [略歴]
  17年間富士重工業㈱三鷹製作所生産技術部門に勤務、専用機設計等の工場自動化業務へ従事後、
 伊豫部技術士事務所を開設、現在・工場生産合理化・IE改善業務、技術開発・製品設計部門・生産技術部門
 改善等のコンサルタントとして活躍中。海外企業の指導経験も豊富

  (社)日本技術士会へ所属・機械部長、理事を歴任。現在(財)りそな中小企業振興財団主催「中小企業庁
 長官賞新技術・新製品賞」贈賞専門審査委員
  主な著書に「設計の凡ミス退治101」、「設計のムダ退治101」、「設計者の心得と実務101」、「設計の
 マネジメント101」、「設計の経験則101」、「設計の基本仕様51」、「設計の故障解析51」、「設計審査(DR)
 支援ツール集・Ⅰ(事前審査編)」、他(何れも日刊工業新聞社刊)