
新製品の品質を確保し効率的に開発をすすめるための
品質保証のためのデザインレビューの効率的・有効な進め方
デザインレビューの具体的実施方法や不良や故障の未然防止などを解説する特別セミナー!!
- 講師
有限会社アイテックインターナショナル シニアコンサルタント 上條 仁先生
((株)日立製作所にて半導体の設計開発、社内・取引先企業への新製品開発(QFD)
ISO9001/QS9000指導に従事、その後現職)
- 日時
- 会場
- 受講料
- (消費税等込み)1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
- テキスト
受講概要
予備知識
設計、製造、技術、品証等、製品開発実務担当、経験者であれば、特になし。
習得知識
1)デザインレビューのあるべき姿 2)デザインレビューに必要な手法(FMEA・FTA等)の知識、効率的運用法
講師の言葉
デザインレビューは、ISO9001の普及、要求事項にもあることもあり、多くの企業で取り入れられています。 その基本は、新製品の品質を確保し、かつ効率よく開発するためのシステムのはずです。 しかし、本来の デザインレビューが実施されている企業は少なく、デザインレビューを取り入れたものの、形や名前だけ、そして 長時間に及ぶ議論中心の今までの会議の延長となっているようです。 デザインレビューのあるべき姿とは、何のためにデザインレビューをやるのか、また、デザインレビューを効率よく 実施するためには、どうすべきか。 そして、ISO9001要求におけるデザインレビューを具体的に実施する ためにはどうすればいいのか、特にその中で設計検証と妥当性の確認とは。 さらに品質保証として、不良や 故障の未然防止としてのFMEA・FTAを正しく混同せずに使うことで、いかにうまく活用するか、そのための 品質機能展開の活用方法、これらの概念を学んでいただきます。 これらにより、デザインレビューの効率向上を実践することを目標としています。
プログラム
1.品質保証とデザインレビュー
1)デザインレビューとは a.なぜデザインレビューが長時間になるのか b.本来のデザインレビューとは 2)デザインレビューの目的 ・目的を具体的に達成するためにはどうすればいいか 3)デザインレビューの効果 ・まともにできれば、これだけの効果がある 4)ISO9001の要求 a.形だけではない要求 b.要求を具体的に対応するためにはどうすればいいのか
2.デザインレビューの進め方
1)デザインレビューの種類と実施時期 ・回数が多ければいいというわけではない 2)デザインレビューの運営 ・具体的に実施するコツとは
3.デザインレビューの効率化
道具を使うことで、効率があがる、ベクトルもあってくる
1)品質機能展開の利用 a.課題、問題の共有化、視える化のために b.デザインレビューでの活用方法、そのポイントとは 2)FMEA・FTAの活用 a.未然防止を徹底させるためには b.FMEAとFTAの使い方、違いを理解し、混同しないやり方とは c.デザインレビューでの活用方法、そのポイントとは
4.演習
講師紹介
略歴 1983年 株式会社日立製作所へ入社 日立工場パワーデバイス開発センタにて電力用半導体設計開発 半導体グループ汎用半導体部門にて自動車用半導体設計開発 半導体グループ品質信頼性保証本部課長、ISO9001/QS9000事務局 取引先へのQS9000/ISO9001の指導 及び品質機能展開(QFD)にて日立全社へ指導と普及展開活動推進 2002年 日立製作所を退社、(有)アイテムツーワンに転籍 現在、㈲アイテムツーワン並びに㈲アイテックインターナショナル シニアコンサルタントとして活躍中。 著書 「本当に役立つTRIZ」日刊工業新聞社(共著) 専門分野 新製品開発(QFD)、ISO9001/QS9000 FMEA/FTA、TRIZ 指導・審査の特徴 効果的・実務的な品質機能展開(QFD)・FMEA/FTAの指導、ISO9001-2000年版要求の 品質マネージメントシステム・顧客満足・継続的改善に向けた指導