有効な洗浄を効果的に行い洗浄品質を評価するための
洗浄技術のエッセンスと残存汚れの定量評価
洗浄のメカニズム、洗浄技術、および汚れの定量評価について解説する特別セミナー！！
- 講師
日立プラント建設サービス（株） 空調プラント本部洗浄装置部 顧問 平塚 豊先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名：47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名：42,000円
- テキスト
受講概要
受講に当たっての予備知識
大学教養課程レベルの物理及び化学
受講後の修得知識
１）洗浄プロセスの構築に役立つ洗浄剤や洗浄手法の基礎知識 ２）必要な洗浄品質が実現できたかを確かめるための汚れ残存量の測定法
講師の言葉
有効な洗浄を効果的に行なうには被洗浄物や汚れに適合した洗浄剤、洗浄手法を選ばなければならない。 そのために必要な基本的な知識を取り上げ解説する。 また洗浄によってきれいになったかは、洗浄後の面に残っている汚れの量を計測して初めて確かめることが できる。その場合、求められている洗浄品質レベルにあった計測法を用いなければならない。本講では汚れ別に 使用される測定法を説明している。
プログラム
１．工業洗浄の役割
２．汚れの分類と実例
３．求めるきれいさ（表面清浄度）
４．洗浄のメカニズム
（１）汚れの除去原理 （２）洗浄のプロセス （３）汚れの付着力（ファンデルワールス力） （４）再付着防止（ゼータ電位） （５）界面活性剤の作用 （６）ｐHと酸化還元電位
５．洗浄剤の種類とその特徴
（１）水系洗浄剤 （２）機能水 （３）非水系洗浄剤（可燃性、不燃性） （４）準水系洗浄剤
６．代表的洗浄手法
（１）ブラシ洗浄 （２）噴射洗浄 （３）超音波洗浄 （４）光洗浄 （５）マイクロバブル洗浄
７．リンス技術
（１）リンス水の削減とリサイクル （２）蒸気洗浄
８．乾燥技術
（１）加熱乾燥 （２）遠心乾燥 （３）蒸気乾燥 （４）マランゴニ乾燥
９．最新洗浄技術
（１）二流体噴射洗浄 （２）レーザー洗浄 （３）極低温エアロゾル洗浄 （４）超臨界炭酸ガス流体洗浄 （５）大気圧プラズマ洗浄
１０．洗浄効果（汚れ除去率）と表面清浄度
１１．簡便洗浄評価法
（１）水濡れ性の利用 （２）接触角測定 （３）膜剥がれ法 （４）伝導度測定（オメガメータ、イオノグラフ）
１２．光散乱法による付着粒子計数法
１３．有機汚れの定量法
（１）溶剤抽出紫外吸光度法 （２）加熱脱着ガスクロ法 （３）全反射赤外吸収法 （４）オージェ電子、光電子分光法
１４．金属汚れの定量法
（１）表面層溶解フレームレス原子吸光法 （２）表面層溶解ICP-MS法 （３）全反射蛍光X線分析法 （4）二次イオン質量分析法（SIMS）
１５．残存無機イオンの定量法（イオンクロマト法）
講師紹介
略歴：東京都立大学工学部工業化学化卒業
（株）日立製作所生産技術研究所主任研究員
日立プラント建設（株）空調事業本部技術本部副技師長
（株）ダン科学研究開発部長
所属学会：Electrochemical Society
American Chemical Society