
画像設計にフィードバックするための
色再現、シャープネス及びノイズの評価技術
画像の色再現と微細像構造に基づくシャープネスとノイズの評価方法を
基礎から解説する特別セミナー!
- 講師
東京工芸大学 工学部 メディア画像学科 教授 工学博士 犬井 正男先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- (消費税等込み)1名:47,250円 同時複数人数申込みの場合 1名:42,000円
- テキスト
受講概要
予備知識
このセミナーでは時間の関係で深く講義できませんので、測色とフーリエ変換についての予備知識があるとより 理解が深まります。
修得知識
画質の主要な項目である色再現・シャープネス・ノイズを理解することができ、これらの測定及び評価を実際に行う ことができ、さらに画像設計にフィードバックすることができるようになる。
講師の言葉
まず、画像評価に必要な基礎知識である視覚系の特性と測色について講義する。つづいて、カラーハードコピーを 主とした画像の色再現と微細像構造に基づくシャープネスとノイズの評価方法を基礎から解説する。 このなかで、主観評価値との対応をはかるため評価方法に視覚系の特性がどのように組み込まれているかを述べる。 空間領域から空間周波数領域で扱うようになったこと、さらにボケ画像修復の原理などを解説していく。 また、画質の向上技術についても触れていく。
プログラム
1.基礎
1)視覚系の特性(ウェーバーフェヒナー則、べき乗則、順応) 2)測色(光源、XYZ、xy、L*a*b*、ΔE00) 3)フーリエ変換(フーリエ積分、フーリエ級数、FFTの使い方)
2.色再現
1)目標と分類(順応、対応色、好ましい色再現) 2)色再現の評価(カラーチェッカー、色域) 3)広色域化技術(色材、変調方式、ドットゲイン、光沢)
3.シャープネス
1)解像力(空間周波数、カメラ・フィルム・デジタルカメラ用解像力チャート) 2)アキュータンス(マイクロデンシトメータ) 3)拡がり関数(線拡がり関数、点拡がり関数、コンボリューション、エッヂ強調) 4)MTF(モデュレーション、コルトマンの換算式、画像修復の原理) 5)主観評価値と客観評価値の対応(視覚系のMTF)
4.ノイズ
1)粒状度(RMS粒状度、セルヴィン粒状度) 2)粒状性(消失距離、主観評価) 3)ノイズウィナースペクトル 4)主観評価値と客観評価値の対応
5.像構造に関する総合評値
1)色がシャープネスおよびノイズに及ぼす影響 2)Bartlesonの実験