品質改善を支える「人間力」を醸成し組織においてすぐに役立たせるための
~わくわく感を生み出す人間力~
品質カルチャー向上のためのメンタリング&相互支援プロセスの構築法
品質カルチャー構築に必要な人間力、メンタリング、モチベーションなどを疑似体験しながら会得する特別セミナー!!
- 講師
富士通株式会社 マーケティング本部人材開発部
シニア・レクチャラ(CMMIアドバイザー) 上級教育士(工学・技術)JSEE認定 関 弘充先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
- テキスト
受講概要
必要な予備知識
特になし
受講対象者
組織品質風土の向上に取り組んでいる方、関心のある方、品質管理担当者、人材育成担当者、 組織の経営層など(講師はソフト開発経験者ですが、ハード分野などその他の分野の方々も歓迎いたします)
受講後の修得知識
「人間力」を発揮する方法、人間関係に役立つ「アサーティブなコミュニケーションパターン」、 「メンタリング」の実践ポイント、品質カルチャー向上のための相互支援プロセス構築のヒント、 「モチベーション」向上のポイントなど。
講師の言葉
情報システム分野は時代の最先端を担う重要な分野であるにも関わらず、そこに従事する人々のモチベーションは 高いとは言いがたい現状にあるのではないでしょうか。特にソフトウェア分野においては人材難と相反するかの ように3Kと呼ばれ、嫌われる風潮があることは非常に残念なことであると感じております。 このような状況において、多くの組織が、よりモチベーションの高い品質風土の構築を模索しているのが 現状であると推察いたします。 組織的な活動、例えば、品質改善などを行う際の成功の鍵は活動を実施する人々の「わくわく」感や「やりがい」 であり、組織を構成する人々の「人間力」が発揮されるかどうかに掛かっていると、常々考えております。 私は、かつて、SI分野で日本初のCMM R(注)レベル5達成(2003.9)に組織を導いた経験がありますが、 その際に最重要視したのが品質改善を支える「人間力」でありました。 本セミナーにおいては、品質カルチャー構築のための「人間力の醸成方法」、「アサーション*1」および「メンタリング*2」、 「相互支援プロセス」の構築法など、実際に疑似体験いただきながら会得していただき、組織において直ぐに 役立つセミナー内容にしたいと考えております。 (注)改善の国際標準的なモデルで、現在はCMMIRと呼ばれています。 R Capability Maturity Model and CMM /CMMI are registered in the U.S. Patent and Trademark Office. *1アサーティブ&アサーション:心理学的なコミュニケーションパターンの一つ *2メンタリング:高成果を上げるための人材育成の支援体系
プログラム
Ⅰ.品質カルチャーと「人間力」
1.深刻化する「複合品質汚染」 2.「成長指向型の人間」とは 3.品質カルチャーの高い組織 4.人間力重視の品質管理活動 5.「人間力」を発揮するには 6.性善説と品質改善活動 7.品質カルチャーの向上と品質改善の構図
Ⅱ.「モチベーション」の構図
1.動機付けの三要素 2.「共鳴と持続」 3.「善なる思いへの喚起」 4.「パーソナルな価値観の向上」
Ⅲ.人間関係構築のためのアサーティブ*1な行動パターン
1.上司と部下がうまくいかない訳 2.アサーション*1とは 3.何故アサーティブになれないのか 4.アサーティブなケーススタディ
Ⅳ.メンタリング*2と「モチベーション」
1.メンター育成の必要性 2.メンタリングとコーチング 3.人間力発揮のためのメンタリング 4.自律型人材の育成
Ⅴ.メンタリング・ワークショップ
1.講座の仕組み 2.「気づき」を得る構図 3.メンタリング&コーチングの仕組み 4.受講生への期待のデザイン
Ⅵ.相互支援プロセスの構築
1.支援プロセスとは 2.支援プロセスと相互支援プロセス 3.品質カルチャーの向上と相互支援プロセス
Ⅶ.まとめ
講師紹介
◆略歴 ●1967年 富士通(株)入社 ●入社以来、主に大規模プロジェクトのPMに関わる(途上で未来工学研究所主任研究員)。 ●近年、システム部門のプロセス改善に従事し(主席部長、品質保証部長)、 2003年にSI分野で日本初のCMMRレベル5を達成(2003.6)し、社長賞等を受賞 (その後、CMMIRのレベル5を達成(2006.7))。 現在、人材育成のシニア・レクチャラとして、プロの育成並びにプロセス改善コンサルに従事。 特に「人間力」にこだわった活動に注力。 ◆社外発表実績 : SEPG Japan2004「「不具合を生成しない活動」における人的側面の考察」(2004) : SEPG Japan2005「成熟度に依存しない「自立型プロセス改善活動」の可能性」(2005) :情報システム学会「情報システム構築とプロセス改善における人的側面の考察」(2005) :情報システム学会「IT技術者の人間力醸成についてのホリスティックアプローチとその成果」(2006) :情報システム学会「情報システム構築における人間力重視の協力会社管理」(2007) :日本品質管理学会「トップダウン&ボトムアップ型プロセス改善の効果と限界」(2006) :日本品質管理学会「性善説に立ったソフトウェア品質教育の実践とメンタリング」(2007) :(社)情報サービス産業協会「プロセス改善の効果」パネル討論(2006) : A publication of the Software Association of Taiwan 「Process of Evolution of a CMMI Level 5 Organization and its Effects」 Journal of Software Engineering Studies vol.1.no2, December 2006 ◆情報システム学会、日本品質管理学会、日本工学教育協会 各会員。 (注)一部、演習を交えて実体験いただき、理解の促進に努めます。 *1アサーティブ&アサーション:心理学的なコミュニケーションパターンの一つ *2メンタリング:高成果を上げるための人材育成の支援体系
