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様々な分野で幅広く利用されている

画像・映像の認識技術の基礎と応用
~パターン認識の基礎と検索技術~

画像や映像の認識技術・検索技術について基礎的な知識や手法を応用を交えて解説する特別セミナー!!

講師

名古屋大学大学院 情報科学研究科 教授 工学博士 村瀬 洋先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
テキスト

受講概要

予備知識

特に無し

受講後の修得知識

1)画像認識の基礎知識
2)物体認識の基礎知識
3)映像検索・画像検索の知識

講師の言葉

  近年,画像や映像の認識・検索技術は,カメラや計算機の低価格化や記憶容量の大容量化に伴い,
様々な分野で幅広く利用されています.例えば,セキュリティ用途では,顔認識,人物認識などが利用されています.
画像検索,映像検索の分野では,膨大な放送映像アーカイブや,インターネットなどでダウンロードした
画像
アーカイブの中から特定の映像や画像に一致するものを高速に探し出す技術  などが着目されています.
 また,車載カメラから車の周囲の環境を認識し,運転者を支援する技術なども開発されています.
 本セミナーでは,それらの画像や映像の認識技術・検索技術に関する基礎的な知識や手法を応用を交え
ながら説明します.

プログラム

1. 画像認識と物体認識
 1.1 画像認識の概要
 1.2 固有空間法による3次元物体認識
  (1) 画像表現
  (2) 固有空間法
  (3) 物体の方向の認識
 1.3 物体の切り出し
 1.4 動画像の認識
 1.5 ビジュアルサーボ
 1.6 物体認識における照明の問題
2. 画像認識の基礎となるパターン認識
 2.1 画像認識のためのパターン認識
 2.2 特徴抽出と特徴変換
  (1) 特徴抽出
  (2) スケールの変換
 2.3 次元の変換
  (1) 主成分分析(次元圧縮)
  (2) 判別分析
 2.4 学習と認識
  (1) 最近傍法, K-NN法
  (2) パーセプトロン学習
  (3) 誤差最小化に基づく学習
  (4) SVM,カーネル法
  (5) アダブースト
3. 画像・映像の高速探索
 3.1 アクティブ探索法の原理
 3.2 画像中の物体の高速探索
 3.3 能動カメラを用いた物体探索
 3.4 長時間の音や映像の探索
 3.5 長時間映像中の繰り返し区間の検出
 3.6 より高速・高精度な探索法

講師紹介

略歴:
  1980年3月:名古屋大学大学院修士課程修了
 1980年4月:NTT(当時,日本電信電話公社)研究所入社
 1993年6月:米国コロンビア大学(1年間客員研究員)
 2003年4月:名古屋大学情報科学研究科教授

所属学会:
 電子情報通信学会
 情報処理学会
 IEEE(米国電気電子学会)

役職:
 IEEEフェロー
 電子情報通信学会フェロー

受賞暦:
 電子情報通信学会業績賞(電子情報通信学会), 2002年
 文部科学大臣賞(文部科学省), 2003年
 IEEE Multimedia Prize Paper Award, 2004年
 多数の論文賞