
各種振動問題を解決するための
実務に即役立つ! 低振動化設計・対策法のノウハウ満載1日集中講座(初歩~実務)演習付
低振動化技術・設計法について、系統的にわかりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
有限会社アイトップ 代表取締役 工学博士 小林 英男先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
- テキスト
受講概要
予備知識
振動に関する基礎用語
習得知識
1)振動を低減する技術 2)振動吸収装置の設計法 3)振動放射音の低減法
持参品
電卓
講師の言葉
振動・騒音分野の技術コンサルタントとしての長年の実務経験・実績と蓄積してきた技術ノウハウを整理し、 分かりやすく解説致します。 自動車、バイク、コンピュータとその周辺のハード、コピー、ファクシミリ、家電品、振動フィーダ、送風機、 ポンプ、配管、ダクト、農業機械、工作機械、産業機械、機械設備、建築設備、建物などの開発・設計段階で 使用できる低振動化技術・設計法について初歩~実務まで系統的にわかりやすく解説いたします。 また、この技術は研究・開発およびメンテナンス、低振動化商品の立案~商品化の各プロセス、各種振動問題で 困っておられる方にも大変有効です。 目からウロコの内容で、時間とコストの大幅な削減ができます。電卓をご持参下さい。
プログラム
1.低振動化技術を習得する前の準備(動画による解説を併用)
1) 固有振動、共振、卓越振動の特徴と相違点 2) 自由度とは 3) 振動モードとは 4) どのようなときに多自由度系は1自由度系の集まりと考えることができるか? 5) 対象物が線形・非線形が重要な概念となる。なぜ? (実験解析、有限要素法などの数値解析において) 6) 実務における線形・非線形の判定ノウハウとは? 7) 振動の評価量は加速がよいのか、速度がよいのか、はたまた変位がよいのか? 8) 低振動化に最も有効なものはどれか? 剛性up? 減衰up? 質量up?
2.実務における固有振動数の簡易計算法
1) 並進(直線)振動の場合 2) 回転振動の場合
3.振動源を特定しその振動を低減するための方法とノウハウ
1) ファンやギヤを対象として実際に計算してみよう!
4.意外に多い自例振動による振動問題!
原因が自励振動だということに気づいていないことが多い! それも問題である! 1) いろいろな製品に現れる自励振動 ブレーキ、コピー機、ファクシミリ、プリンター、工作機械のびびり振動、etc.
5.振動吸収装置の設計法
1) 振動を吸収する動吸振器(ダイナミックダンパー)とは? 2) FFT(高速フーリエ変換器)が動吸振器の実用化を加速させた理由とは? 3) 動吸振器の設計法を理解しよう! 4) 動吸振器設計のためのコンピュータシミュレーションを見てみよう! 5) 実際に動吸振器を設計してみよう! 6) 実際に低振動化(新藤問題解決)に役立った各種動吸器の例 (当社実績からの抜粋を含む)、いろいろな形の動吸振器 (実際には、こんなに外観の違うバラエティーがある) ・農機具の振動を低減した例 ・高速道路の振動を低減した低 ・金属バットの振動を低減した例 ・プレス機による地盤振動を低減した例 ・工場からの地盤振動を低減した例、etc.
6.逆位相の振動で振動を低減する技術
1) 逆位相の振動を加えることで振動を低減するアクティブ・バイブレーション・ コントロール技術(AVC技術、新藤の能動制御)とは? 2) 難解なアクティブ・バイブレーション・コントロール理論をわかりやすく解説 3) アクティブ・バイブレーション・コントロールの各種実例(動画解説を併用)
7.振動放射音(個体音)の低減法
騒音を低減させるには、振動を低減させなければならない場合について。 1) 振動放射音とは 2) 実務における振動放射音判定のしかたとノウハウ 実は、この方法は全ての振動問題解決のために使用できる万能的な方法である! 3) 振動放射音の分析法と振動低減箇所の特定(同定)のしかたを 当社開発のオリジナルソフトで検証してみよう!
8.質疑応答
講師紹介
(社)日本騒音制御工学会認定技師(第97号) (社)日本音響学会技術開発賞受賞 [略歴] 東京電機大学工学部卒業後、企業派遣で東京農工大学大学院特別研究員 (5年間、文部省認定)。大学在学中にカリフォルニア大学などにて英語研修。 大学卒業後、リオン㈱に入社し、騒音・振動の測定・分析・対策および海外 事業部でセールスエンジニアとして従事。 その後、㈱アマダに勤務し、工場で組立・製造・検査、海外事業部で 技術サービスおよび技術コンサルタント、システム事業部で板金加工自動化 ライン(FMS)の開発・設計、技術研究所でアマダ製品の低騒音・低振動化 および快適音化などの研究開発を行い大ヒット商品を世に送り出した。 その後、技術コンサルタントとして独立し、リオン㈱、㈱小野測器、 サイバーネットシステム㈱殿をはじめとして、150社以上の企業に技術指導 および技術コンサルティングを実施した。この間に先進国を中心に20ヶ国以上に 出張し、エンジニアとして英語で仕事をするだけでなく、通訳なども行ってきた。 [所属学会] (社)日本騒音制御工学会会員、各研究分科会にて研究メンバーを歴任。 (社)日本工業英語協会 以前は、(社)日本機械学会、(社)日本音響学会にも所属し、各種研究分科会にて 研究メンバーを歴任。