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特許情報を種々の切り口で分類・系統化する

パテントマップ作成とその活用の進め方
~研究・開発業務に役立てるために~

発想資源としてのパテントマップの役割と実践的なマップ作成法を短時間で学習する特別セミナー!!

講師

日本アイアール(株) 知的財産活用研究所:顧問
(社)企業研究会 BRI人材ネットワーク・サービス 主任講師 隈元 光太郎先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:68,250円(昼食付) 同時複数人数お申込みの場合1名:63,000円
テキスト

受講概要

必要な予備知識

特許に関する基礎的知識

受講後の修得知識

1.特許情報の意味と活用法
2.強い特許の出願方法
3.研究開発における情報活用の実際

講師の言葉

  研究者や技術開発者にとって、情報は生命であり、創造活動の資源である。
しかし情報をどのように有用な資源とするか、今我々が直面する問題である。研究・開発テーマの発掘と発明創造は
単に多くの情報 を集め、その中から有用な情報を見つけるだけでは、課題解決型研究の域を出ないのである。
  発想のプロセスの なかで、最も重要なのは情報の「構造化」と「再構造化」である。情報の構造化とは、
情報をさまざまな切り口(観点 とも言う)で分類・系統化する事と考える。再構造化とは、最初に解析した切り口
分類を再考して新たな切り口項目で分類する事である。構造化された情報は、新しい複数の「概念」を生み出す
可能性を持つのである。なぜなら、 構造化された情報は社内資源として、多くの部署・グループ内で活用できる
ので、それぞれの立場で「新しいアイディア」が発想されるからである。資源となる情報源はいくつもあるが、
構造化し易い情報として「特許情報」がある。そして、特許情報構造化の一つが、いわゆる「パテントマップ」
である。
   本講座は、発想資源としての「パテントマップ」の役割とその作り方を短時間で学習するものである。
グループ演習により、実践的なマップ作成法を体験していただきます。

プログラム

1.特許情報の活用
 1-1.研究開発と特許
 1-2.特許権と技術情報としての特許
 1-3.企業動向を探る
 1-4.技術動向を知る
2.研究開発とパテントマップ
 2-1.パテントマップとは
 2-2.パテントマップの種類
 2-3.特許情報の統計的処理
 2-4.戦略マップについて
 2-5.パテントマップで探る新技術の動向
3.パテントマップ作成方法と活用
 3-1.パテントマップ作成のステップと流れ
 3-2.主題分析(切り口の設定と切り口項目の選定)
 3-3.特許情報検索
      ①効率的な特許情報検索、
      ②検索キー(検索項目)の使い方、
      ③特許検索の実際(事例)
 3-4.情報の仕分けと思考マップ
 3-5.目的別パテントマップの作成と活用
 3-6.課題発掘のステップ(発想法について)
4.事例紹介
 4-1.事例で見るリスト型パテントマップ
 4-2.新技術動向事例
          カーボンナノチューブ、ガスハイドレート、携帯型燃料電池、超臨界水等
 4-3.課題発掘事例(開発成功例):赤外線カットフィルター
5.演習
【演習プログラム】
5-1.検索演習(個人演習)
5-2.グループ演習:約100件の特許情報群を対象にパテントマップ作成
        仮想企業の設定
        具体的目的の設定(グループディスカッション)
        切り口設定、情報選択、仕分け、思考マップ、マトリックス、マップ作成
        結論および提言(グループディスカッション)
        発表・講評
質疑応答(まとめ)

講師紹介

昭和37年 東京理科大学理学部応用化学科卒業
	昭和37年 呉羽化学工業(株)入社 福島県錦工場勤務の後
	東京研究所主任研究員、特許部、産業調査部主査などを経て
昭和61年 特許調査部調査班長
	平成元年技術調査部次長
平成9年知的財産部担当部長
	平成11年3月同社定年退職後、現在に至る

関係団体 昭和63年7月から3年:日本アグドック・ケムドック協議会会長

著  書 企画手法実践マニュアル(共著):昭和58年企業研究会
      最新 特許情報解析マニュアル:平成15年企業研究会
      パテントマップ作成法・活用法
               ~特許情報・特許調査・事例・演習~:2004年(株)情報機構