
品質の安定化と改善を図るための
鉛フリーはんだ実装における信頼性評価と品質改善
鉛フリーはんだにおける信頼性・品質改善の重要なポイントについて
動画や事例を交えてわかりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
ソルダリング テクノロジ センター 代表 佐竹 正宏先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
- テキスト
受講概要
対 象
企業の研究者、技術者(設計、品質保証、生産技術、製造技術など)、現場監督者
受講に当たっての必要な予備知識
特にありません。基礎から説明します。
受講後の修得知識
鉛フリーはんだ実装品における、信頼性評価の基礎及び重要ポイント、品質に対するノウハウなど。
講師の言葉
鉛フリー化においては量産化を終えている企業も多く、導入期に抱えていた問題も解決に向かっている。 現在残存している問題としては、品質の安定化、品質管理の閾値、ウィスカ等の未だ解決できていない問題、 等に変わってきている。こうした問題の多くは高い技術力と多くの時間を要求されるが、大量退職に伴う労働力の 減少により技術の伝承がより困難な状況になっている。更に製造物責任に対する世の中の意識は高くなって きており、信頼性・品質に対する重要度も高くなっているのが現状である。 本セミナーでは、信頼性・品質改善の基礎から学び、重要なポイントについて多くの事例紹介をする事によって ノウハウの伝達に努める。
プログラム
1.はんだ付けの基礎
1-1.はんだ付けの特徴 1-2.合金層(金属間化合物)形成 1-3.はんだの濡れ
2.フラックスの基礎と各成分の役割
2-1.フラックスの役割と種類 2-2.フラックスの酸化膜除去機能 2-3.フラックスの表面張力低減機能 2-4.ロジンの効能 2-5.活性剤の効能 2-6.チキソ剤の効能 2-7.ソルダーペースト体積調査実験事例
3.信頼性について
3-1.信頼性の定義 3-2.バスタブ曲線 [bathtub curve] 3-3.各故障と寿命 3-4.ワイブル統計 3-5.信頼性工学 3-6.信頼性(品質)の確保が重要な理由 3-7.信頼性工学の必要性と要素 3-8.信頼性工学の手法 3-9.信頼性基準及び試験方法の規格
4.信頼性試験評価
4-1.信頼性試験のあり方 4-2.信頼性試験実施へのステップ 4-3.環境因子について 4-4.自然環境と誘発環境 4-5.製品の使用環境で考慮すべき内容 4-6.信頼性とは何か? 4-7.現場に必要な反射神経とは? 4-8.信頼性加速試験の概要 4-9.信頼性加速試験の試験条件例 4-10.温度サイクル試験 4-11.恒温恒湿(高温高湿)試験 4-12.はんだ接合部の信頼性 4-13.温度サイクル試験後の断面 4-14.せん断強度試験 4-15..QFP斜め45°プル試験事例 4-16.マイグレーション試験 4-17.ソルダーペーストの粘度評価 4-18.濡れ性試験(メニスコグラフ法:JIS Z 3198-4) 4-19.断面観察
5.外観観察による初期解析事例
5-1.鉛フリー化による量産現場での問題 5-2.観察のポイント 5-3.はんだ溶融過程動画 5-4.観察事例1~5 5-5.温度プロファイルについて 5-6.熱量の違いによる外観状態と内部状態 【リフロー】 5-7.フロー工法で総合的な判断をする為に 5-8.外観観察と初期解析まとめ
6.PCB製造プロセス〔概略〕にみる不良原因
6-1.基板入荷~研磨 6-2.デスミア~T/H穴埋め 6-3.パターンエッチング~エッチング検査 6-4.レジストコーティング~レジスト硬化 6-5.シルク印刷~包装・梱包
7.鉛フリー特有の問題
7-1.鉛フリーはんだのクラック発生状況 7-2.コテによるはんだ付け時の挙動の違い 7-3.引け巣 7-4.リフトオフ 7-5.ウィスカに関する最新の研究結果 ※プレゼンテーションの構成によって各章が前後する可能性があります。