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先輩技術者が毎日の仕事の中で積み上げたノウハウを活用するための

品質確保に必要な設計の経験則~商品設計におけるノウハウ~

開発・設計時に必要な経験則についての①根拠 ②知らない場合の問題点③応用上の注意点
         ④活用した場合の効果などについて具体的にわかりやすく解説する特別セミナー!!

講師

伊豫部技術士事務所 所長   伊豫部 将三先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
テキスト

受講概要

☆ 受講対象者 ☆

設計経験2~6年の若手設計担当者

☆ 講師の言葉 ☆

 設計の経験則とは、機械・電気・化学・建設分野などの商品・製品・装置・部品の開発・設計・生産準備・
製造・施工・保全・運用を通し、それぞれの企業の担当者が、毎日の仕事の中で、苦労して思考錯誤と試行錯誤
しながら積み上げ蓄積したノウホワイ(Know-Why)と、ノウハウ(Know-How)部分のことである。
   ここでノウホワイ(Know-Why)とは、商品・製品・装置・部品へ作り込みが要求される機能(用途・目的・
働き)を実現するために、物理法則・工学上の効果などの現象を、如何に的確に役立つ様に、原理・方式・
構造・材料などを選択する部分を言う。またノウハウ(Know-How)とは、選択した原理・方式・構造・材料を、
顧客が満足する商品・製品・装置・部品機能を実現しながら、安全性・信頼性・製造品質・コストを如何に実現
するか、の選択部分である。
  前述の商品・製品・装置・部品開発・設計取り組み時に、先輩技術者が築き上げたノウホワイ(Know-Why)と
ノウハウ(Know-How)である経験則の活用がコストダウン・短納期・高機能・高品質確保に役立つ。またこれを
後へ続く開発・設計・生産技術者へ適切に技術伝承することが、大切となる。
  しかし経験則を適切に技術伝承できない場合には、市場や製造でクレームやトラブルを多発させ、コストが
高く信頼性が劣り、競争力のない商品・製品・装置・部品設計を繰り返すことになる。
   本セミナーでは、講師の実体験を許に101テーマのケーススタディで、①・経験則の根拠、②・知らない場合の
問題点、③・適用・応用上の注意点、④・活用した場合の効果、などの説明・紹介を通し、若手設計者が
是非知っていなければならない内容を、具体的に分かり易く解説・指導致します。

☆ セミナーのポイント ☆

1)部品材料選択の基準・基本         
2)材料強度と混入成分の影響
3)材料強度と熱処理の影響          
4)材料強度と環境温度の影響
5)腐食防止と材料の関連           
6)部品間嵌め合いと最適隙間
7)部品寿命と熱・環境温度の影響       
8)部品摩耗と面圧・速度の影響
9)疲れ強さと衝撃強さの相関        
10)成形加工と材料選択の基本・他

プログラム

Ⅰ・商品設計に必要な経験則101

1・10度C温度上昇寿命半減則       
2・嵌め合い隙間1/5000最適則
3・機械的性質向上調質有効則        
4・硬さ向上C増加有効則
5・機械的性質焼き戻し温度支配則      
6・硬さ対疲れの比18則
7・引っ張り対比45則           
8・焼き入れ度合い対降伏比逆比則
9・疲れ強さ最大HRC45則        
10・高温時機械的性質温度影響則
11・切り欠き0・5㎜疲れ半減則       
12・低温時引っ張り強さ増加則
13・切り欠き部材の焼き戻し温度と疲れ関連則 
14・結晶粒対疲れ強さ(疲労限)逆比則
15・耐疲労表面仕上げ有効則         
16・腐食下の疲れ無抵抗則
17・耐衝撃確保C0・7以上回避則      
18・焼き入れ度対衝撃比例則
19・―60度C耐衝撃無抵抗則        
20・中圧・中速接触時の耐摩耗C0・9選択則
21・高圧・低速接触時の耐摩耗C0・9回避則 
22・切り欠き靱性合金元素影響則
23・低温時の耐衝撃確保ステンレス有効則   
24・耐食性確保ステンレス有効則
25・ステンレスの降伏比向上加工度有効則   
26・Al材の疲れ強さ(疲労限)材種無関係則
27・黄銅の機械的性質加工率影響則      
28・Al青銅の機械的性質Al%影響則
29・鋼板の限界絞り比2以下確保則      
30・プレス打ち抜き剪断抗張力確保則
         
  前記を含め、全部で101の経験則をご紹介

Ⅱ・質疑

講師紹介

富士重工業(株)技術部門等に17年間勤務後、伊豫部技術士事務所にて、上場企業・中堅企業を中心に
100社以上の機械・電機等各種製造企業に対し技術部門の開発・設計力向上、工場の生産技術力向上面の
コンサルティングを中心に、工場自動化機器・装置・開発・設計受託と、機械・電機製品を中心とする開発・
設計支援および関係技術者教育支援業務に従事し現在に至る。

(社)日本技術士会理事(2期)・機械部会長・評議員、
技術士補制度創設当初の試験委員(3期)試験委員主査(1期)も歴任。
また科学技術庁(現在は、文部科学省へ改組)技術士審議会一般部会専門委員(1期)も歴任し、
技術士予備試験制度の廃止と、これに代る技術士補制度創設時の法制化審議、等へ参画。

その他、(社)日本機械学会・ロボティクス専門委員会委員、(社)精密工学会・自動組立専門委員会委員、
等を歴任。