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様々な機能を付与し各種環境規制に対応するための

自動車部品の表面処理技術と環境規制対応技術

自動車部品に要求される表面技術および
   「環境負荷物質」、「VOC」、「CO2」の削減について取り組み事例を解説する特別セミナー!!

講師

株式会社デンソー 材料技術部 第3材料技術室 室長 菅原 博好先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
テキスト

受講概要

予備知識

高等学校履修の化学の知識

受講後の修得知識

自動車部品に適用されている表面技術の知識

講師の言葉

   自動車部品の高機能化、小型軽量化、長寿命化、多様化、燃費向上、省資源、省エネルギーなどの多様な
ニーズに対し、材料表面にわずか数ミクロンの薄膜で様々な機能が付与できる表面技術は、製品・部品の設計者に
とっては魅力的な加工法であり、益々重要になってきています。また、近年、地球環境問題が大きくクローズアップ
されており、自動車においても各種の環境対策が進められています。自動車の「生産→使用→廃棄」という
サイクルを通し、生産段階においては、オゾン層破壊物質、産業廃棄物の低減、使用段階では燃費向上、
低エミッション、廃棄段階では環境負荷物質の低減など、多くの課題に対する取り組みが行われています。
 本セミナーでは、自動車部品に要求される機能を付与した表面技術について、の当社の開発事例を
中心に
解説します。また、近年、関心の高まっている「環境負荷物質」、「VOC」、「CO2」の削減についても、当社の
取り組み事例を解説します。

プログラム

Ⅰ.機能付与表面技術の開発事例
  1.耐食性向上表面技術
   a.自動車部品の腐食環境
   b.電解りん酸亜鉛処理
  2.摺動特性向上表面技術
   a.自動車部品の摺動環境
   b.複合めっき
   c.CrNコーティング
   d.DLCコーティング
  3.エアコンの多機能表面技術
   a.エアコンの要求機能
   b.親水性の付与
   c.抗菌性の付与
   d.異臭発生抑制性の付与
Ⅱ.環境調和表面技術の開発事例
  1.環境負荷物質規制に対応する表面技術
   a.Zn系めっき用3価クロム化成処理の特性と留意点
   b.電気Znめっき鋼板用代替処理の特性と留意点
   c.アルミニウム製熱交換器用ノンクロム表面処理
   d.四塩化炭素を用いない油分測定法
  2.VOC規制に対応する表面技術
   a.アルミウム製熱交換器用粉体塗装
   b.VOCフリー浸炭防止剤
   c.洗浄分野におけるVOC低減の取組み
  3.CO(subscript: 2)削減に寄与する省エネ表面技術
   a.常温りん酸亜鉛処理
   b.省エネ乾燥技術
   c.真空浸炭技術

講師紹介

1985年、日本電装㈱(現:㈱デンソー)に入社。以来、表面技術開発に従事。
1999年、表面技術協会技術開発賞受賞。
2005年より、材料技術部表面技術室の室長。

所属学会・協会:表面技術協会、自動車技術会