
接着剤を正しく使用するための
接着のメカニズムと接着剤の正しい選定・使い方および信頼性評価
接着剤の選び方、使用方法、評価方法、信頼性評価技術を解析する特別セミナー!!
- 講師
東亞合成株式会社 機能樹脂事業部 商品開発グループ 課長(主査)中 谷 隆先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
- テキスト
受講概要
予備知識
特になし
修得知識
1)接着剤の評価方法 2)接着剤の選び方 3)接着剤の使い方
講師の言葉
接着剤は高分子化学と界面化学を基盤とする機能製品であり、高分子化学の発展に伴い多種多様な接着剤が 開発されてきた。そして、その応用範囲は私達の身の回りの洋服、靴、本、家具などから電エレクトロニクス、 医療等の最先端分野までに広がっている。 接着剤はその必要性から多種多様化してきたが、接着剤を使用する立場にたてば、何故1種類の接着剤では だめなのか、また接着したい材料に対してどのような接着剤を選べばよいのかという単純な疑問が生じる。 本講演では、接着分野の業務に携わられた初心者の方を対象に、接着のメカニズムや接着剤の選定に有効と される臨界表面張力γCや溶解性パラメータ,SP値の適用例について述べる共に、実務的な接着技術 (使用方法、評価方法、信頼性評価技術など)について簡単なデモを含め紹介する。
プログラム
1.接着のメカニズム
1-1.接着の定義 1-2.接着のメカニズム 1-3.接着剤の界面化学(ぬれの理論) 表面張力,界面張力と接着の仕事 溶解度パラメーターSP値、臨界表面張力γc 1-4.接着剤の化学構造と接着性能の関係
2.接着剤の評価
2-1.試験方法と破壊形態の読み方 2-2.接着強度に影響を及ぼす因子
3.接着剤の選び方
3-1.接着剤の種類と用途 3-2.接着剤選定基準(要求仕様の明確化) 3-3.被着体に適した接着剤の選定(SP値の測定方法とその応用) 3-4.使用環境に適した接着剤の選定(化学構造,物性値からの選定) 3-5.生産性を考慮した接着剤の選定
4.接着剤の正しい使い方
4-1.内部応力低減手法と接合部の設計 4-2.被着体の表面改質(ぬれ性のコントロール)
5.接着剤を使う際の注意点
5-1.接着剤の選択 選択、使い方、硬化 5-2.接着剤の使い方 5-3.失敗してしまったら (トラブル解析の手順,分析法)
6.接着接合部の耐久寿命の推定
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7.接着剤への今後の期待
講師紹介
略 歴 ・1982年関西大学工学部大学院 工学研究科博士課程前期終了 (関西大学 名誉教授,接着剤学会 名誉会長 故 新保 正樹氏の指導を受ける。) ・同年東亞合成(株)に入社。名古屋研究所に配属 (エポキシ,ウレタン系反応型接着剤やホットメルト型接着剤の開発に従事) ・1996年より本店勤務。 (事業戦略立案、技術統括などの仕事を経て、現在の商品開発の業務につく) 専 門: 高分子の固体物性