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医薬品の延命化策立案のための

医薬品のライフサイクルマネージメント:製品延命化の戦略と高付加価値製剤

医薬品の延命化策について武田薬品(株)勤務経験を踏まえ
                                具体例を挙げて解説する特別セミナー!!

講師

同志社女子大学 学術研究推進センター所長、総合文化研究所所長
                       薬学部 教授 薬学博士 伊賀 勝美先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
テキスト

受講概要

受講に当たっての必要な予備知識

医薬品の開発、企画、営業、LCM、研究推進、製剤、薬物動態試験などの業務についている人であれば分かります。

受講後の修得知識

製剤技術、DDS、薬物動態の解析、医薬品の研究開発一般、製品戦略、新薬とジェネリック医薬品の相違、
特許戦略、薬剤経済学

講師の言葉

   医薬品のLCMについて、総合製品戦略に立脚した製品の延命化策の検討が重要となる。
延命化策としては3つの視点が考えられる。すなわち、
①売上の増大化②ジェネリックの参入への対策③確立した市場の利用。
売上の増大化については、さらに
(i)適用拡大(効能の追加)、(i)他剤との併用(カクテル的な使用)、(iii)合剤の開発、(iv)投与経路の変更(追加)
といった方策が考えられ、またジェネリックの参入への対策については、
(i)剤形変更、(ii)高付加価値製剤への変更(DDSの適用)、(iii)光学活性体への切り替え、(iv)プロドラッグの利用
などの方策が考えられる。
また確立した市場の利用については、
(i)新製品(後継品)の開発、(ii)周辺領域の医薬品の充足(導入)などの方策が考えられる。
   本講演では、それらの内容について、具体例を上げ、武田薬品に勤務した経験を元に解説する。

プログラム

前編

第1節 LCMの一般的説明:特許とLCM、LCMの方策(三つの視点)、対ジェネリック対策
第2節 武田薬品のLCMの例:主力製品(アクトス、タケプロン)の現状、対ジェネリック対策

後編

第3節 高付加価値製剤のコンセプト:持続性製剤と標的製剤
第4節 持続性(放出制御)製剤の例:ヘルベッサー、インターフェロンα、リュープロレリンの例
第5節 インスリンの経粘膜投与剤:追加分泌と基礎分泌、注射剤、経肺投与、その他のDDS製剤
第6節 その他の経粘膜投与剤:ホクナリンテープ、ブセレリンの経鼻剤の例
第7節 プロドラックの利用:カンデサルタンヘキセチル、アリナミン、アラセプリルの例LCMとしての利用
第8節 微粒子キャリアーの利用と標的製剤:リプル、アンビゾームの例

講師紹介

略歴
1971年、東京大学薬学部卒、
  同年、  武田薬品工業入社、
                製剤研究、DDS研究、薬物機能研究、臨床開発、研究推進の業務に従事、
1977年から一ヵ年米国ケンタッキー大学薬学部に留学、
2005年4月から現職

所属学会
日本薬学会(代議員)、日本DDS学会(評議員)、日本薬剤学会(評議員)、
日本薬物動態学会(評議員)、日本病院薬剤師会

活動状況

研究:
①ヒトにおける薬物動態(薬物間相互作用)の予測のための解析法の開発(ダイナモPK解析法)
        (本年オランダでの世界薬学会で発表)
②基礎分泌の補充を狙ったインスリンの新規徐放性製剤の開発

業務
①新薬開発論、薬物動態学の講義、研究指導
②学術研究推進センターおよび総合文化研究所の所長、大学の常任委員および評議員として大学運営に関与