時間とコストのかかる信頼性の確認を効率的に行うための
機器・部品における信頼性加速試験の効率的な進め方とデータ解析の実際
信頼性の基本から効率的な加速試験の進め方と留意点について
事例を交えながら代表的な解析手法を解説する特別セミナー！！
- 講師
富士ゼロックス㈱ 生産本部 品質管理部 品質システム改善グループ長 原田 文明先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名：47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名：42,000円
- テキスト
受講概要
受講に当たっての必要な予備知識
信頼性に関する一般的な用語の知識
受講後の修得知識
1)加速試験の全体的な概念と､実施にあたっての注意点を習得できる。 2)代表的な加速のモデルの知識と加速係数の算出方法が分かる。 3)ワイブル解析の方法とワイブルパラメータの理解ができる。 4)加速試験の効率的な進め方が理解できる。
持参品
関数電卓
講師の言葉
最近の事故事例にもあるように、製品の信頼性が社会に及ぼす影響は非常に大きい。一方で、企業は短期間に 競争力のある新製品を市場に提供するための効率的な新製品開発活動が欠かせない。信頼性とは「壊れにくい 性質」であり、企業の知恵の結晶であると共に、設計段階で決定されるものである。時間とコストがかかる信頼性の 確認には、短期間に結果の得られる加速試験は欠かせないが、その結果は効率的な開発に生かすことで初めて 価値を生むのである。 本講では、単に事例や手法を紹介するものではなく、信頼性の基本から効率的な加速試験の進め方と留意点に ついて、弊社の事例を交えながら代表的な解析手法を説明する。
プログラム
1.信頼性とは
(1)信頼性の概念と特徴 (2)品質と信頼性 (3)市場競争力と信頼性の役割 (4)信頼性と設計の役割 (5)信頼性の尺度、基礎
2.信頼性評価と加速試験
(1)信頼性評価の目的 (2)信頼性で扱う分布 (3)信頼性試験の生産性 (4)新製品開発と源流活動の重要性 (5)信頼性抜き取り試験の原理 (6)(演習)試験規模の決め方 (7)加速試験の代表的な方法 (8)代表的な加速試験方法と加速モデル（アレニウスモデルなど） (9)加速試験の効率的な進め方
3.加速試験データの解析
(1)データ解析の基本 (2)試験規模やサンプル数の考え方 (3)サンプル数の決め方 (4)ワイブル分布とパラメータの見方 (5)（演習） ワイブル解析
4.機器・部品の加速試験の進め方と事例
(1)故障率加速と寿命加速の違い (2)機器の加速試験の特徴と実際 (3)部品の加速試験の特徴と実際 (4)実施事例 (5)効率的な運営の為の注意
5.演習と質疑応答
(1)加速試験に用いる信頼性モデル (2)（演習） 温度加速試験とその解析 (3)質疑応答
講師紹介
IEC TC56（ディペンダビリティ）国内委員、JIS原案作成委員