
NMRを使いこなすための
演習による初中級者のためのNMRの測定法,解析法の実際と解説
NMRの測定法と構造解析法について最新のNMR技術を含め演習問題を交えてやさしく解説する特別セミナー!!
- 講師
(株) 東レリサーチセンター 生物科学第2研究室 室長 川口 謙先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
- テキスト
受講概要
持参品
30cm定規 鉛筆 消しゴム 三角定規
予備知識
化学の知識があれば特にありません。NMRを少しでも触った方であればなおよいです。
修得知識
NMRの測定パラメータの知識,解析法の知識,測定原理の初歩的な知識.
講師の言葉
NMRの測定法と構造解析法について,やさしく分かりやすく解説し,演習問題を通して理解を深めていただきます。 具体的な対象者としては、NMRを測定した経験はあるがパラメーターの意味が分からない、装置のパラメータ 設定の仕方が分からない、解析法(特に二次元NMR)がよく分からない、あるいはこれからNMRを使ってみようという 方を想定しています。 また,最新のNMR技術についても少々解説します。
プログラム
1.NMRの基礎的事項
1)化学シフト,積分強度 2)スピン結合 3)90度パルス,180度パルス,緩和時間 4)フーリエ変換,FID 5)試料調製,装置調整,データ処理 6)簡単な演習と解説
2.二次元NMR
1)原理と測定の実際 2)種々の二次元NMR測定法 3)二次元スペクトルの読み方
3.有機化合物の構造決定に有効なNMR測定法
1)1H NMR, 13C NMR, DEPT 2)1H-1H COSY, TOCSY, NOESY 3)HSQC, HMQC, HMBC 4)その他(ROESY, HMQC-TOCSY, DOSYなど)
4.構造解析法の実際
1)NMR解析の演習 2)解析の実際の解説
5.微量NMR測定
(μgオーダーでの測定と解析)
6.LC-NMR
7.タンパク質のNMR,拡散測定(DOSY)などの話題
講師紹介
1982年 東大・理・生物化学科大学院(修士)修了,同年現部署に入社. 1992-94年 オックスフォード大学留学 2004年 構造解析研究室長,現在に至る. 薬学会,核磁気共鳴学会に所属 LC-NMRの医薬品分析への応用やメタボノミクスなどで学会のオーガナイザーを務める.