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単一なストレス因子による評価以外に必要となっている

車載電子・電気機器に対する温度・湿度・振動の複合環境試験の基礎と評価方法について

振動・温度・湿度の組合せによる複合環境試験について
                      基礎から具体的実施方法について解説する特別セミナー!!

講師

エスペック株式会社 環境テスト事業部 技術顧問 泉 重郎先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
テキスト

受講概要

予備知識

現在までに実施してきた、また経験されている色々な信頼性試験の知識と不具合事例の検証結果

修得知識

環境試験による実環境試験へのアプローチ方法と効果について

講師の言葉

   21世紀を迎えて、自動車業界は世界へ飛躍を続けています。この業界におけるグローバルな市場の変化と
テクノロジーの進化は、より速く、広く、その変化は生まれ、顧客への安心・安全の重要性が増しています。
基本となる信頼性評価方法については、世代の交代が進む現代では特に必要となっています。
   最近の日本国内では、過去に考えられないような製品の不具合が起こっています。生産効率性の優先による
コストダウンと生産量拡大から、多機能部品の信頼性重視の考え方が必要とされています。
  その信頼性重視を立証するシステムを確立する事が急務であります。
 「品質問題は要因が複雑に絡み合い、原因を追究するのに経験と時間及び過去の事例を理解する技術と情報が
必要です」
 一般的な信頼性評価試験として環境試験は家電製品・産業機器に古くからされ国際的に評価を得てきましたが、
 世界の最先端を走る自動車業界では、車の使用環境より単一なストレス因子による評価以外に、複数の環境
ストレス因子を同時に、または時系列的に順々に与える複合環境試験が実施されてきました。
  複合環境条件のストレス因子は多種多様ですが、今回の講演では、代表的な環境因子である振動・温湿度の
組合せによる評価方法について、基礎から具体的な実施方法とその効果について詳解する。

プログラム

1、複合環境試験について
 1)複合環境試験の基礎
 2)複合環境試験の環境条件
 3)必要性と期待効果
 2、複合環境信頼性試験(CERT)について
 1)温度・湿度・振動の組合せによる評価方法
 2)複合ストレスによる試験効果の考え方
 3)故障と試験条件
 4)車載機器の複合環境事例
 3、振動試験について
 1)振動試験について
 2)試料に対する正弦波掃引振動試験
 3)試料に対するランダム振動試験
 4)正弦波振動試験とランダム振動試験の違い
 5)衝撃試験について
 4、複合環境試験の事例について
 1)複合環境試験装置について
 2)車載コネクタの試験事例
 3)車載アッセンブリユニットの試験事例
 4)車載電子機器の評価試験手順
 5)プリント基板の共振について
 5、これからの複合環境試験について
 1)最近の複合環境試験について
 2)高度な複合環境試験について
 3)車載機器ISO規格について
 4)これからの複合環境試験への提案

講師紹介

明石製作所にて振動と振動試験を約30年
その後、現在のエスペック(当時タバイエスペック)に転職、複合環境試験の営業技術と開発部門を担当
その後、技術顧問となり現在に至る。
近年は都内にて年間10回前後の講演と振動試験技術を企業に指導している。