
車載電子機器の高信頼性技術~不具合解決事例から学ぶ設計・評価・製造上の教訓~
- 講師
三菱電機(株)福山製作所 燃料ポンプ部 技術担当部長
兼 近畿大学 理工学部 非常勤講師 三谷 干城先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:47,250円 同時複数人数お申込みの場合1名:42,000円
- テキスト
受講概要
予備知識
車載電子機器に関する初歩的な知識があれば、理解が早いと思います。
修得知識
1)不具合事例に基く不具合解決プロセス
2)不具合発生を防ぐ、設計上の留意点
3)不具合発生の場合の迅速、正確な対応のポイント
講師の言葉
30年以上にわたる車載電子機器(センサ、アクチュエータ、コンピュータ)の開発・設計・評価・製造業務のなかで、講師自らが直面した不具合事例を分析し、解決に至るプロセスと得た教訓を、
設計・評価・製造の立場から、具体的にわかりやすく説明する。不具合の原因は必ずしもひとつでは
ないが、主となる要因別に不具合事例を列挙し、発生した背景なども含めて述べる。
又不具合を未然に防ぐ設計上の抜けやすい留意点や、不幸にも不具合(クレーム)が起きてしまった場合、如何にして迅速に正確な対応するかのポイントについても、実例を交えて話す。
日本の製品品質が落ちているといわれる中、経験からでしか学べない品質の生きた造りこみ技術や
考え方・取り組み方を、これから中心となって活躍されるエンジニアに会得してもらえれば幸いである。
プログラム
1 まえがき
1.1 車載システムの概要 (1)エンジン制御システム (2)シャーシ制御システム (3)ディーゼル排ガス制御システム
2 代表的車載電子機器の紹介
2.1 センサ 2.2 アクチュエーター 2.3 コントロールユニット
3 設計品質のポイント
3.1 望ましい設計とは 3.2 性能 3.3 信頼性 3.4 工作性 3.5 コスト 3.6 部品,材料 3.7 原価低減(VA)
4 不具合事例と解決法
4.1市場環境 (1)温度 (2)湿度 (3)水 (4)水(凍結) (5)振動 (6)衝撃 (7)電磁波 (8)音 (9)その他 4.2市場インターフェイス (1)勘合 4.3購入品 (1)電子部品 4.4設計 (1)設計マージン 4.5評価 (1)振動 (2)圧力 4.6 製造 (1)季節 (2)ジグ
5 信頼性の構築
5.1 クレーム対処法 5.2 モデリング技術
講師紹介
所属学会:自動車技術会