
今後コロージョン劣化、接着性などが、電子部品・材料の多様化とともにキーテクノロジとなる!!
電子部品用樹脂材料の劣化、接着性の評価と信頼性
電子部品用樹脂材料の
劣化や接着性、信頼性の評価方法について具体的に解説する特別セミナー!
- 講師
ソニー(株)コアコンポーネント事業グループ
コアテクノロジー開発本部 コロージョン解析センター
統括部長 工学博士 池田 修先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:38,850円 同時複数人数お申込みの場合1名:34,650円
- テキスト
受講概要
予備知識
特別に準備したり、資料を読んだりする必要もなく、終わってから、いくつかの評価事例が頭の片隅に残るような、そんなセミナーになれば幸いである。
修得知識
電子材料の劣化や接着性、信頼性の評価方法
講師の言葉
コロージョン(corrosion)という言葉を最近よく耳にする。
従来は、金属と環境物質との間の化学反応や電気化学反応により、金属が減損する現象をコロージョンと定義していたが、最近では、金属だけでなく高分子材料がそれを取り囲む環境物質との間で生じる
環境劣化も含めて、コロージョンと呼ばれるようになってきた。我々が所属するソニー株式会社でも、今後コロージョン劣化、接着性などが、電子部品・材料の多様化とともにキーテクノロジとなると考えている。
現在、電子部品用樹脂材料は、高分子化学の発展とともに様々な材料が生まれ、またパソコンや携帯電話で代表される電子機器の高速化、高密度化が進んでいる。地球環境も徐々に変化している。
本セミナーでは、それらの変化に対応した、 材料の劣化や接着性、信頼性の評価方法について、出来るだけ簡単に、誰でもが出来る方法や、実際の環境条件にあった評価方法などを説明したい。また一例として、自社評価法として確立している、電子部品・材料に含まれる硫黄分の金属へのコロージョン劣化評価について紹介し、また、配線用導電ペーストや、ポリイミド代替品として開発した機能性樹脂の
合成プロセス&特性評価等を紹介する。また更には電子機械工業会EIAJ制定規格類についても言及する.
講師紹介
ソニーケミカル株式会社入社
2003年より現職
日本接着学会:21期(05~06年)評議員
エレクトロニクス実装学会:05~06年度材料研究会ナノテク研究会委員
プログラム
- 電子部品用樹脂材料の劣化
- 主な樹脂材料・高分子材料
- 樹脂材料の劣化機構
- 熱劣化機構
- 光劣化機構
- 樹脂材料の劣化防止策
- 電子部品材料のコロージョン劣化
- 硫黄系ガスの影響
- コロージョン劣化の評価
- コロージョン皮膜の成長
- 酸性雨の影響
- 金属のコロージョン劣化機構
- 混合ガス加速試験評価
- 耐候性環境試験方法
- 導電ペーストの劣化・接着性
- 導電ペーストの種類と組成
- 導電ペーストのコロージョン
- 深さ方向のコロージョン
- サイカス斜め切削
- 導電ペーストの基板への接着性
- ポリイミドに替わる新規高機能性樹脂
- 新規高機能性樹脂ポリベンゾオキサゾール(PBO)
- PBOの合成
- PBOの重合前後の機器分析
- PBOの機能材料としての特性
- PBOの耐久性
- 最近の機能性接合剤
- 低温低圧モールディング材料・アプリケーション
- ホットメルトモールディングシステム
- モールディング製品試験方法
- 機能性粘着テープの特性・評価方法
- 熱伝導性両面粘着テープ具備性能例
- 該当する強度・耐久性試験方法
- その他