水素脆性を防ぐための
水素脆性破壊(遅れ破壊)メカニズム防止策および研究動向【WEB受講(Zoomセミナー)

水素脆性の基礎・要因,各種試験法,各種材料における水素脆性破壊の特徴,
破壊のメカニズム,水素脆性防止策の方針,現在研究されている水素脆性を
防止する取り組みについて,具体事例を踏まえ分かりやすく解説する特別セミナー!!
講師
金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授 博士(工学) 高野 則之 先生
日時
2020/12/18(金)10:00〜16:30
会場

本セミナーはWEB受講のみとなります

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師
金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授 博士(工学) 高野 則之 先生
日時
2020/12/18(金)10:00〜16:30
会場

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受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
受講形式
 WEB受講のみ
 *本セミナーはZoomシステムを使用したオンラインセミナーとなります。
   Zoomシステムの利用に関するお問い合わせは弊社宛メールにてお願いします。

受講対象
 水素脆性に関しての初心者

予備知識
 高校レベルの数学,化学

習得知識
 1)水素脆性の要因
 2)水素脆性試験法
 3)水素脆性破面の見分け方
 4)水素脆性防止策の方針

講師の言葉
 水素脆性とは水素により材料が脆くなり破壊に至る現象で、しばらく使用した後に破壊が起こることから
遅れ破壊と呼ばれています。高力ボルトの遅れ破壊を機に、高強度鋼について盛んに研究が行われてきました。
 また、最近では燃料電池車の実用化に向けて高圧水素によるオーステナイト系ステンレス鋼などの水素脆性の
研究が盛に行われています。しかし、水素脆性のメカニズムについては必ずしも明白でなく、さらにその対策は
十分とは言えません。
 本講座では、水素脆性の基礎から、各種試験法、各種材料における水素脆性破壊の特徴、破壊のメカニズムの
諸説について平易に詳解し、さらに現在研究されている水素脆性を防止する取り組みについて解説します。

プログラム

1.水素脆性の概要

2. 材料中の水素
 2-1 存在状態
 2-2 拡散
 2-3 トラップ
 2-4 転位による輸送
 2-5 環境と固溶水素

3. 各種試験法
 3-1 水素透過試験
 3-2 水素固溶量測定法
 3-3 昇温脱離分析法
 3-4 CLT
 3-5 SSRT
 3-6 CSRT

4. 各種材料の水素脆性
 4-1 鉄及び低合金鋼
 4-2 高強度鋼
 4-3 ステンレス鋼
 4-4 ニッケルおよびニッケル合金
 4-5 アルミニウム合金

5. 水素脆性のメカニズム
 5-1 破壊の基本事項
 5-2 軟化と硬化
 5-3 面圧説
 5-4 鉄の原子間凝集力低下説
 5-5 局所変形助長説
 5-6 水素助長塑性誘起空孔説
 5-7 拡散性水素と非拡散性水素

6. 水素脆化の防止への取り組み

講師紹介
 慶應義塾大学工学部計測工学科卒。同大学大学院工学研究科修士課程(計測工学)修了。
 新日本製鐵(株)中央研究本部第一技術研究所、第二技術研究所を経て慶應義塾大学大学院
 理工学研究科後期博士課程(計測工学)修了。
 1991年金沢工業大学助手就任、講師、助教授を経て、2004年教授、2018年工学部長。

所属学会 
 日本金属学会,日本鉄鋼協会,日本物理学会,など