海水腐食を防ぐための
金属腐食基礎・特徴・対策技術 
~具体的な事例を交えて~【WEB受講可能】

セミナー
リーフレット
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腐食の基礎,海水腐食の特徴,海水腐食の事例・機構,他の水溶液腐食との共通性・違い,
海水腐食の対策技術について、豊富な経験に基づく具体的事例を踏まえて,
詳しく解説する特別セミナー!!
講師
MIYASAKA Lab.(腐食防食コンサルティング)代表 宮坂 松甫 先生
工学博士,腐食防食専門士((公社)腐食防食学会認定)
日時
2020/8/5(水)10:30〜17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師
MIYASAKA Lab.(腐食防食コンサルティング)代表 宮坂 松甫 先生
工学博士,腐食防食専門士((公社)腐食防食学会認定)
日時
2020/8/5(水)10:30〜17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
受講形式
 会場・WEB

受講対象
 業種:電力・ガス・石油等エネルギー関係、機械、化学、建築、土木、鉄鋼・金属、港湾・航空、
    公共インフラ、その他、腐食に関係するあらゆる業種
 所属:保守・保全、品質保証、生産・製造技術、研究開発、営業、その他、
 レベル:金属腐食・海水腐食に興味をお持ちの方はどなたでも

予備知識
 高校の「化学」


習得知識
 1)金属は何故腐食するのか?その仕組みは何か?海水の性状と海水腐食との関係は? 
 2)海水腐食の特徴は?他の水溶液腐食との共通性と違いは? 
 3)海水中ではどんな腐食が起きるのか? 
 4)どうすれば防ぐことができるのか? 
   などがわかります。


講師の言葉
 腐食は、装置・機器の寿命を縮めるだけでなく、予期せぬ不具合・破損とそれに伴う
運転停止、爆発、有害物の飛散などにより甚大な経済的損失及び人的被害をもたらすこと
があります。腐食を防ぐことは、社会と産業の安全・安心を確保する上で大変重要です。
 腐食は、基本的に,水溶液中における腐食(水溶液腐食)と水溶液を含まないドライな
環境における腐食(高温腐食など)に大別されますが、この講義では、水溶液腐食について
述べます。水溶液環境も多岐に及びますが、海水環境を中心に紹介します。海水は塩類を
多量に含むことから腐食性が高く、防食対策が重要であると同時に、海水腐食は海水のみ
ならず淡水腐食や大気腐食も含む中性水溶液中における金属材料の腐食に共通の普遍的な
内容を含んでおり、本講義は、腐食を基礎から学びたい人にとって有益なものになると確信
します。腐食は、材料と環境の組み合わせによって、その形態や速度は多様であり、「複雑
で難しいもの」と捉えられています。
 しかし、腐食現象を支配する「電気化学」の基礎を理解し、それを縦糸にして各種現象を
織り込んでいけば、腐食を統一的に捉えることができるはずです。
 講演では、まず、腐食の基礎を、経験の少ない方でも理解できるよう易しく解説します。
次に、学んだ基礎を武器にして、海水腐食への対応法を解説します。


受講者の声
・基礎的な内容をしっかり教えていただき大変参考になりました。具体的事例も参考になりました。
                               (国内自動車メーカー:男性)
・海水腐食を中心に各腐食メカニズムを簡単な言葉で説明いただきとても参考になりました。
                         (国内自動車メーカー:男性)
・電気化学的な知識から腐食の対策を学ぶことができた。異種金属の相性判断は役立ちそうに思った。
 分極曲線の解釈は大変参考になりました。               (機械メーカー:男性)

プログラム

1. 腐食の基礎
 腐食とは何か、水溶液腐食のメカニズム、腐食反応の式、標準電極電位、自然電位、
  参照電極、皮膜の保護性と耐食性、分極曲線、腐食の影響因子、腐食形態(腐食の種類)
2. 海水腐食の基礎
 2.1 海水の利用
 2.2 海水の性状と特徴
 2.3 海水腐食の特徴と他の水溶液腐食との違い
3. 海水腐食の事例・機構と対策技術
 3.1 流れの影響とエロージョン・コロージョン
 3.2 異種金属接触腐食とカソード防食
 3.3 腐食防食解析技術
 3.4 孔食とすきま腐食
 3.5 応力腐食割れ
 3.6 鋭敏化と粒界腐食
 3.7 微生物の影響
4. まとめ

講師紹介
 1972年 東北大学工学部金属工学科を卒業、㈱荏原製作所入社
 1984年 ㈱荏原総合研究所創立と同時に同社へ出向、 
 2004年 ㈱荏原製作所理事・新技術企画室長、
 2005年 ㈱荏原総合研究所代表取締役専務、
 2010年 ㈱荏原製作所風水力機械カンパニー所属、
 2017年 ㈱荏原製作所退社、以後、現職
 2005~2009年度 北海道大学客員教授、
 2009~2015年度 早稲田大学各務記念材料研究所招聘研究員。
 腐食防食協会(現 腐食防食学会)では、副会長、理事、監事、評議員、研究事業委員長、
 関東支部長などを歴任、論文賞、技術賞、協会賞、業績賞を受賞、2013年名誉会員。