日本・米国・英国・ドイツ・フランスの医療保険制度と薬価制度を体系的に比較し、価格決定の仕組みと戦略立案の視点を学ぶ実務講座です。米国のIRAによる薬価交渉、英国NICEの経済評価、ドイツの早期有用性評価、日本の類似薬効比較方式・原価計算方式など最新動向を整理し、制度理解を自社製品の価格戦略へ具体的に展開する力を養います!!
- 講師
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有限会社オフィス・メディサーチ 代表 松原 喜代吉 先生
内資・外資製薬企業に26年間勤務し,MR・営業所長・支店長・病院部長・特約店推進室長・戦略企画室長を務め現在に至る
- 日時
- 2026/5/12(火) 10:00〜16:30
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
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(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
- 受講対象
テーマに関心があればどなたでも受講可能です。
- 予備知識
特に必要ありません。
- 習得知識
1)日米欧主要5か国の医療保険制度の概要(比較も含めて)
2)同5か国における薬価制度と保険償還の仕組み(比較も含めて)
3)同5か国における薬価戦略のポイント
4)同5か国の最近の動向 など
- 講師の言葉
欧米主要4か国(アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス)及び、日本における医療保険・薬価制度の概要と価格戦略のポイントについて、最近の制度改正の内容等も交えながら分かりやすく解説する。
また、グローバル販売を見据えた薬価戦略の留意点についても言及したい。
特予備知識は必要なし(初めての方でもOK)。
- 受講者の声
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薬価の資料を見ても、まず仕組みが分かっていないので理解できなかったのですが、仕組みや考え方が理解できたので一人でも資料を見て理解できるようになりました。
貴重なお話有難うございました。実務の参考になる点がたくさんありました。
薬価戦略に役立てたいと考えます。ありがとうございました。
とても参考になりました。当方は医薬品業界の中でも薬価とは遠い領域での経験しかなく、薬価算定は非常にテクニカルなものであると同時に闇深いものだと感じました。
原価計算方式も、世間一般でいうところの原価計算とは勝手が違い、戸惑いが大きいです。業態やビジネスモデルによって算定結果に有利不利が出てしまうところが制度としていかがなものかとも感じました。
プログラム
1.アメリカ
・医療保険制度(民間保険、メディケア、メディケイド)の概要
・薬価設定方法(新薬・ジェネリック薬)
・様々な医薬品の価格と実勢価格の水準
・薬剤の保険償還システム((民間保険、メディケア、メディケイド)
・マネージドケアの概略とその対応(薬剤費抑制策、フォーミュラリなど)
・民間保険・PBMとの薬価交渉等の実際
・オバマヘルスケア改革とその後の動向
・アメリカの最新動向
(バイデン政権下でのインフレ抑制法IRAによる連邦政府と製薬企業との薬価交渉の動向、トランプ大統領の医薬品関税見直しと大手製薬企業17社との価格交渉など)
・アメリカにおける価格戦略のポイント
2.イギリス
・医療保険制度(NHS)の概要
・薬価設定方法(新薬・ジェネリック薬)
・薬剤の保険償還システム(薬局・病院)とその実際
・NICEによる経済評価の動向
・患者アクセス促進スキームの概要と最近の動向
・イギリスの最新動向(抗がん剤基金の動向、PPRS制度から新たな
VSBMPA「自主的ブランド薬価設定・アクセス制度」への転換など)
・イギリスにおける価格戦略のポイント
3.ドイツ
・医療保険制度の概要
・薬価制度(参照価格制度、新薬とジェネリック薬の薬価設定方法)
・医薬品新秩序法に基づく早期有用性評価の概要とその後の動向
・医薬品企業への強制リベート制度の動向
・薬剤の保険償還システムと保険償還の実際
・ドイツの最新動向(「法定医療保険制度の財政安定化」法成立による2022年11月からの新たな薬剤費抑制策)
・ドイツにおける価格戦略のポイント
4.フランス
・医療保険制度の概要
・保険給付方式
・薬価制度(薬価の決定方法とそのプロセス、
新薬とジェネリック薬の公定薬価設定方法、参照価格制度TFR)
・薬剤の保険償還システムと保険償還の実際
・フランスの最新動向
・フランスにおける価格戦略のポイント
5.日本
・医療保険制度と薬剤の保険償還システム
・薬価制度(類似薬効比較方式と原価計算方式、補正加算など)
・補正加算率のポイント計算の考え方
・近年の薬価制度改革(2024年度及び2026年度)の概要とその影響
・日本における価格戦略のポイント
質疑・応答