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賞味期限設定の実務に役立てるための

賞味期限設定のための

アレニウス式いた加速試験ポイント

~ Excelを用いた加速試験データ解析の実習付き ~
【WEB受講(Zoomセミナー)】ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

オープンセミナー WEB受講

食品・化粧品

官能評価・加速試験・アレニウス式を網羅し、2025年改正ガイドライン対応!

清涼飲料水を事例に、Excelで学ぶ賞味期限設定の「見える化」と「再現性」します。他社が明かさない実務の勘所と解析手法を、第一線の専門家が体系的に解説する実践講座!!

講師

跡部技術士事務所(食品開発コンサルタント) 代表  跡部 昌彦 先生

技術士(農業部門、総合技術監理部門) 

講師紹介

日時
2025/9/3(水) 10:00〜16:30
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
PDF資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式

WEB受講のみ

 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。

受講対象

各企業の研究者・技術者、品質管理担当者、商品開発・企画担当者
(1)食品の賞味期限設定の基本を学びたい方、さらに理解を深めたい方
(2)加速試験の進め方、そのデータ解析の方法を習得したい方

予備知識

特に必要はありません。
ExcelがインストールされているPCを使って、加速試験データ解析の方法を実習します。

習得知識

1)食品の賞味期限設定の進め方
2)それに必要な官能評価の専門知識
3)記述統計法
4)加速試験データの解析(アレニウス式の使い方) など

講師の言葉

 「食品期限表示の設定のためのガイドライン」(2025年3月改正)では、「理化学検査」、「微生物検査」、「官能検査」から数値化が可能な項目(指標)を用い、それらのデータを総合的に判断して賞味期限を設定することが求められています。その中でも、再現性のある官能検査法と、短期間で賞味期限が判定できる加速試験法の習得は必須です。しかし、食品ごとで数値化できる項目(指標)が異なることや、各社のノウハウとして蓄積されてしまっていることから、賞味期限設定の具体的な方法が表に出ることが少ないのが現実です。
 本講座では、賞味期限設定の基本的な内容を説明した後(官能検査法を詳しく)、清涼飲料水を事例とした賞味期限設定方法、加速試験方法をお話し、アレニウス式の使った加速試験データの解解析方法を、Excelを使って実習します。それに必要な記述統計の基礎についても、Excelで関数の使い方などを実習します。

 

受講者の声

アレニウスの基本的な考え方が分かり、勉強になりました。概要から解析まで、わかりやすく、私のような素人の入門編として適しているなと思いました。

以前から気になっていた賞味期限、特にアレニウスの式の使い方を今回勉強できて大変参考になりました。演習のところがスピードが速くちょっとついていけませんでしたので、録画配信で見直したいと思います。ありがとうございました。

経験に基づく内容もあり、詳しく聞けたので参考にしたいです。

具体的事例もあり大変参考になる内容でした。実務に役立てたいと考えます。

分かりやすい内容でした。実務に役立てたいとおもいます。ありがとうございました。

プログラム

1.賞味期限設定の基本
①食品の期限表示(消費期限、賞味期限)の概要
②食品期限表示の設定のためのガイドラインの概要
③清涼飲料水の期限表示に関するガイドラインの概要
④一般的な期限設定の方法
⑤賞味期限設定での加速試験の考え方
⑥賞味期限設定事例

 

2.官能評価の基本
①官能評価
②分析型官能評価と嗜好型官能評価
③分析型官能評価の進め方
④分析型官能評価の目的
⑤分析型官能評価パネル
⑥分析型官能評価の流れ
⑦官能評価に及ぼす心理理的影響
⑧試料の提示技法
⑨官能評価室
⑩分析型官能評価の手法

 

3.清涼飲料水での賞味期限設定の事例
①清涼飲料水の定義と分類
②試験データの評価方法の実際
・香り・味の評価
・外観の評価
・栄養成分含量の評価
・理化学検査(機器分析)
・容器からの検査
・微生物検査
③賞味期限の判定方法④試験データからの賞味期限の判定方法の実際

 

4.アレニウス式を用いた賞味期限設定の事例
①アレニウス式を用いた賞味期限設定の事例紹介
②官能評価と機器分析データの相関解析の事例紹介

 

5.データ解析(一部、Excelを使っての実習)
①Excelの「分析ツール」の設定方法
②統計解析ソフト
③統計解析の基礎
④散布図・相関分析
⑤単回帰分析
⑥重回帰分析
⑦推測統計

 

6.アレニウス式の使い方(Excelを使っての実習)

 

 

質疑・応答

略歴

1959年 ポッカレモン(株)に入社 (その後、(株)ポッカコーポレーションと社名変更)
以降、清涼飲料水や粉末・乾燥食品、レトルト食品、健康食品などの商品開発、食品素材開発、食品加工技術、食品機能研究、おいしさ評価のほか、研究開発マネジメント業務を担当
2009年 味の科学研究所 所長
2013年 会社統合でポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)となり、引き続き、味の科学研究所 所長
2015年 研究開発本部 シニアマネージャー
2016年 定年退職、引き続き嘱託社員(技術顧問)として勤務
2017年 跡部技術士事務所(食品開発コンサルタント)を開業 (現在に続く)
2018年 ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)を雇用期間満了で退職
著作
「食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ」(共著、R&D支援センター、2023年)
「トコトンやさしい香料の本」(共著、日刊工業新聞社、2023年)
その他多数

所属学会・協会
公益社団法人日本技術士会
公益社団法人日本食品科学工学会
一般社団法人日本官能評価学会
一般社団法人日本臨床栄養協会

役職・活動状況
公益社団法人 日本技術士会 登録 食品技術士センター 副会長
公益社団法人 日本技術士会 中部本部 愛知県支部 幹事(企画研修委員長)
包装食品技術協会 事業推進委員(刊行物担当)
大同大学 建築学部 建築学科 かおりデザイン専攻 客員教授