
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
- 受講対象
・若手設計者(機械/機構設計)
・防水構造にお悩みの設計者
・会社として防水構造を初めて取組むマネージャー
- 予備知識
特に必要ありません。
- 習得知識
1)防水規格IPXの詳細内容
2)規格取得に対する試験概要
3)主な防水構造とその部品設計 など
- 講師の言葉
電子機器やICT/IoTにおける防水構造には、IP規格が広く採用されています。しかし、この規格とその詳細について整理された資料は十分に提供されていないのが現状です。多くの場合、過去の事例を参考にした不確かな設計や、既存の設計寸法値からの変更が困難であることが見受けられます。
本セミナーでは、IPコードと他の規格との関係性および試験方法を含めて、IP規格に対する深い理解を提供し、設計時に実践的に活用できる知識を習得していただくことを目指します。
さらに、IPコードの理解だけにとどまらず、筐体やガスケット/パッキンの設計についても包括的に解説いたします。これにより、防水設計の要点を明確にいたします。また、近年のスマートフォン普及に伴い、防水両面テープによる防水構造が一般的になっている現状を踏まえ、本セミナーでは防水両面テープについても詳しく取り上げ、その適用方法について解説いたします。
プログラム
1.電子機器と防水規格
1-1 電子機器と防水性
1-2 防水規格
1-2.1 IPコード
1-2.2 各種規格内での防水規格 (ISO,JIS)
1-2.3 防水時計規格
1-2.4 MIL規格
1-3 防水規格別の製品群
1-4 防水規格別の試験設備
IPX5 動画あり
IPX6 動画あり
IPX9k 動画あり
1-5 防水規格を得るには
1-5.1 第三者試験機関
1-5.2 社内評価と出荷検査:
エアリーク試験
1-6 防水規格の落とし穴と対処
2.主な防水構造設計
2-1防水筐体設計
2-1.1 ガスケット構造
2-1.2 シール材/テープ構造
2-1.3 インサート成形の注意点
2-1.4 2色成形の注意点
2-2ガスケット、パッキン、両面テープ設計
2-2.1 ガスケット/パッキン設計参考値:圧縮率、伸長率、充填率
2-2.2 防水両面テープの選定
2-3防水膜
3.まとめ
まとめ
質疑・応答
略歴
現在:神上コーポレーション株式会社 代表取締役
・共同技研化学 技術部/品質保証部/営業 次長(統括)
※当時
・富士通株式会社 モバイルフォン事業部 第五技術部
【参加団体】
•未来共創イニシアティブ(ICF):三菱総合研究所
•DX事業協同組合
•神奈川同友会 北横浜支部
•ものづくりドットコム 専門家
•ワクコンサルティング ディレクターコンサルタント
•サイボウズパートナー レジスタード登録(kintone)